2009年11月20日金曜日

この人の人生は一体、、、<2>

「どうしてここにケヴィンが載ってるの??」と状況が全く理解できずに聞く私に、「どうしてだと思う?」とニヤニヤして言うだけのケヴィン。

この出張は、スーツケースを預けたら紛失され、出てくるまでに24時間以上かかったため短パンでお客さんの所へ行ったあのタンパ・ベイの時。あの時スーツケースを預けた理由は、6月30日中に契約書にサインをしてもらうために、コロラド産のウィスキーとウォッカをお土産に持っていたからでした。利用した航空会社はFrontier Airlinesの系列。

「あの時荷物がなくなった時、文句を言って状況を話したの??」「違う」「この機内誌に、自分の話を投稿したわけ?」「違う」。いくら問いただしても「うふふ」とか言って、全く取り合ってくれない彼。「教えてくれー」と言う私を無視して彼は寝てしまい、翌日の夜にまたその話になってやっと教えてもらった話は以下の通り。

先週の月曜日、アトランタ行きの飛行機の中で機内誌を手に取り読み進んで行くと・・・そこにいきなり自分の話が出ていた。「何でこの雑誌はこんなことを知っているんだ?!」というのが咄嗟の反応だったらしいが、その後冷静に考えて完全に忘れていたことを思い出したそう。

ケヴィンと仲がいい友人ライアンは、旅行好きが転じてオンラインの旅行記事によくコメントをするらしい。そこでこのライターと仲が良くなり、ある日「このご時世での出張についての記事を書きたい」というこのライターにケヴィンの連絡先を渡したそうだ。そして夏のある日、この人から連絡が来たというわけ。私は日本にいたので、そんな話は初耳。

ケヴィンはてっきりライアンの友人で物書きを仕事にしている人と話したと思っており、最後に「で、ライアンとはどういう友達なのですか?」と聞いたところ、あるオンラインニュースを通じて知り合っただけ、という事実を知った。「この記事はどこに出るの?」と聞いたところ、その人はフリーランスでこれを記事にしたら雑誌に載るかインターネットに載るかはまだわからない、とだけ答えたらしい。ケヴィンに「ちゃんと会社に言ったの?」と聞くと、その辺りは抜かりない。

そしてそんなことはきれいに忘れ、たまたま乗った航空会社の機内誌の中でその記事を見つけた彼。最近その航空会社を利用した友人やお客さんから「機内誌見たよ」という連絡が入り始めた。来週はサンクス・ギビングでアメリカ中の人が移動をするので、更にそんな連絡が入るのではないか、と予想する私たちでした・・・。

最近こんな話ばっかりの彼。実は今シカゴに来ているのですが、このカルマはまだ続いているのです・・・。

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