2009年9月29日火曜日

外生活

今日は夏日で昼間の最高気温は30℃となっていました。ちょっとそれは大げさな気もしましたが、おかげで久しぶりにフロントデッキとバックデッキを活用できました。

海外で生活するようになってから、外で過ごす時間が圧倒的に多くなりました。カフェやレストランで外に座ることが多いし、家でも寒くなければ冬でも外にあるパティオ・ファーニチャーを使って食事をしたり来客をもてなしたりします。

ロンドンにように日照時間が少ない場所では、陽が当たれば「今日はピクニックにしよう!」と平日の夕食でもぱっぱと袋に詰めてテムズ河沿いに(夏は)よく行っていました。別に特別なことをするわけではなく家で食べるものをただ単に外に座って食べるだけですが、この解放感がなんとも言えないのです。

私も時々ここで人通りを気にせず昼寝します

札幌の大通り公園でも天気の良い日にはOLさん達がベンチでお弁当を広げる姿をよく目にし、この行動パターンはロンドンと同じだ!と思いました。

それにしても日本人の美白意識ははっきり言って異常です。あの東南アジアのような湿気と高温の中で結婚式の時に着用するような長い手袋をしているとか、ダースベーダーかと思うような帽子をかぶって自転車に乗る、とか。

夏の九州。この日気温は30℃以上。私は服を着ているのがやっとでした。

コロラドで私の日焼け対策(山歩き中は耐えられる極限まで長袖を着る、オープンカーで手が焼けないようにする、など)はアメリカ人の中で笑い者になりますが、あの非人間的な努力を見ると私なんてnothingです。

ないものねだりとはまさにこのことですが、一般的に白人は小麦色の肌に憧れるようです。イギリスでは夏に色が白いと「バカンスに行けないかわいそうな人」という目で見られるようで、色が白い人は恥ずかしそうにしていました。アメリカでも「結婚式までにきれいな小麦色にならないと」と言って、私のことを驚かせた人がいます。

確かに髪の色が薄い人には小麦色の肌が健康的できれいに見えますが、黒髪にはやはり白い肌が映えるような気がします。日本人の友達と一緒に写った写真の中でいつも一番色が黒い私は、そう思ってよく溜息をつくのでした。しかし、「色白は七難隠す」とよく言ったものですが、『私 マイナス 七難』= どんな人? 

今夜はディナーまでフロントデッキで。1人ご飯でしっかりドライマティーニまで作って飲んだ。

2009年9月28日月曜日

新たな週明け

また1週間の始まり。日曜日の夜キャビンから帰ってすぐ、ケヴィンは片道の予約だけで出張に行ってしまいました。これで3週連続ヒューストン入りですが、その後ワシントンDCへ行きそこからコロラドに帰るか、またテキサスにトンボ返りしてからコロラドに帰るかわからないんですって。

そんなわけで今週もまた1人で(のびのびと?!)生活しております。しかし、、、来週からは出張のペースが落ちるので、規則正しい生活に戻しておかないと。私は夜更かしが大好きなので、1人だと結構遅い時間まで本を読んだりしてしまうのです。

家の周りの木も色づいてきました。

今日はアシャの健康診断の日でした。アシャは雑種なので強い犬ですが、それでも平均して年に数回獣医さんに行くハメになります。でも今回は最後に大変な事態(=下痢)が起こってから丸1年。今年は楽だった(金銭的にも)。予防接種もあるしそろそろ健康診断を受けた方がいいかなぁ、と思っていた矢先に獣医から「9月はデンタル月間。無料で歯科検診&歯のお掃除20%オフ」という郵便が届きました。

アシャもそろそろ歯の掃除をした方がいい、とちょっと前から指摘されていたので、これはいい機会だとさっそく予約を取りました。

去年の下痢は前代未聞の大事態で、検査、治療、入院費用で600ドル近くかかったので、獣医さんに行くのはアシャだけではなく私にもかなりのトラウマ。言われるままに接種やら検査などをやられても、と思い事前にウェブで下調べをしてみたり獣医さんに質問をしたりと私も頑張りました。が・・・

歯のお掃除ってものすごく高い!波線の上が歯にかかる費用の見積もり。どんなことをするのかと思ったら、麻酔をしてレントゲンを取ったり、血圧をチェックしながらいろいろなことをするんですって。しかも、麻酔をする準備で事前に血液検査も必要だとか。

今日の健康診断と予防接種ですでに120ドル払ったのですが、「そろそろこれもやった方がいいですよ」という検査を全部見積もってもらったら、こんな数字になりました。

受付けで真剣にどうするか考えましたが、結局は「これでアシャが元気に長生きしてくれるのなら・・・」と思ってしまうわけです。それでもちびちびとケチりつつ波線の下の検査をオーダーしました。ああ、合計いくらになるのだろう・・・。事前に計算するのはやめました。

週末はお決まりの・・・

山籠りでした。

今週末は雲一つない快晴。日曜日は寒がりの私でも半袖でOKという陽気。

男性陣はかなり高いところで仕事をするので、高所恐怖症の私は見るのが辛い。時々梯子の上で「う〜!」とか「ぎゃ〜!」とか奇声をあげたりするので(くぎが指に刺さったりしている)、私の方が寿命が縮まる思いをするのです。

「どうしてこんなこと知っているの?」というようなことを着々とやっています。私は何がどうなっているのかどうもピンとこないのですが、いざ形になって「そうかこのためだったのか」と納得することがほとんど。

なので、言われるままに与えられた仕事をします。

この人、朝も寝袋の中でじっとしてられないタイプで、止めなければ1日15時間でも休まずに働くのではないかと思われるような人。金曜日の晩に自分の家でピザの生地を作ってきて、土曜日の晩暗闇の中でバーベキューグリルを使ってピザを焼いてくれたという働き者。後ろから見ていると、ランチも慣れた手つきで作っている。

私はまた川へ食器洗いに。川も秋という感じ。

先週帰る間際に洗っていない鍋を発見。水につけて外に置いて帰ったら、もちろん凍ってました。

食器洗い中アシャは私の横に来て日だまりの中で座っていますが、実は自家発電機の音が怖くて私の側から離れられないのです。異常なほと音に弱い犬。。。

正面のサイディングが全部完成しました。

2009年9月25日金曜日

やっと街へ繰り出す

帰って来てから2週間、もそもそと家の中とその周りで生活しており、社交的なことはほとんどできていませんでした。しかもボールダーとしては天気が悪い日が続き、秋分の日は秋を飛び越して冬。

やっと晴れ間が出た昨日、久しぶりにダウンタウンに出かけてきました。午後まずSちゃんとお茶をし、そして夕方からはAちゃんとハッピーアワー。そしてそのまま同じお店で11時まで粘ってしまいました。(楽しかったね!)

実は昨日の朝ちょっと喉が痛いような気がしたのですが、その事実は無視してしゃべって飲んだら、風邪のひきはじめなのか二日酔いなのかがよくわからない状態で今日を迎えました。現在夕方ですが、今思うとあれはやっぱり二日酔いでした。。。ここ1ヶ月ほどお酒を断っていたのと、標高のせいもあるのでしょうか?たかだかマティーニ1杯とワイン2杯で、今日のパフォーマンスの低さったらもう。。。

ちなみにケヴィンはと言いますと、今週は火曜日から3泊4日でヒューストンとマイアミに行っています。私は彼にリモートコントロールで使われているような状態で、電話やメールであれをしろこれをしろと命令されていますが、一昨日はマイアミでのイベントのために名刺を十分に持って行くのを忘れたと言うので、FedEXでホテルに向けて名刺を150枚送りました。40ドルも取られたよ。

しかし不幸中の幸いとはこのこと。FedExを送った時、お店のインド人のおじさんの「念のためホテルに電話しておきなよ」という言葉に従いホテルに連絡したら、旅行代理店の不手際でなんと予約が誤って落ちていた!

それにしても、ケヴィンが私に電話をしてくるタイミングがいつも絶妙。アシャの散歩に出る直前や帰って家に入ったその瞬間、これから仕事に取りかかろうとデスクに向かった時など、どこかからモニターされているんじゃないかと思われるほどのタイミングでお願い事の電話をかけてきます。

例のインド人のおじさんに、「私が留守の時はこんなこと一度もなかったんだけど、帰ってきた途端にどうも調子が狂ちゃって、なんて言うのよ」とブツブツ言いながら名刺を封筒に入れていると、「男って本当に使えないわよね、ってうちの家内も言っているよ」と私に同調してくれました。

2009年9月22日火曜日

甘いかぼちゃのソース

冷凍庫の中で眠っていたかぼちゃのピュレを見つけました。それはそれは簡単でおいしいパスタです。今日からケヴィンが出張なので、1人の夜ご飯にぴったり。

<材料・1人分>

  • パスタ(タリエリーニなどお好みで) 80g
  • かぼちゃのピュレ 60g
  • 玉ねぎ 40g
  • バター 小さじ2
  • 牛乳 大さじ1.5
  • 生クリーム 80cc
  • パルメザンチーズ 大さじ1
  • 塩、こしょう 各少々
  • 仕上げ パルメザンチーズ、こしょう 各少々
  • 1.かぼちゃは電子レンジでやわらかくし、皮を取ってフードプロセッサーを使うか裏ごししてピュレにする。(私は何回分かに分けて冷凍しておきます)

    2.フライパンにバターをとかしてみじん切りにしたタマネギを入れ、透き通るまで炒めて塩をする。

    3.かぼちゃのピュレを加えて牛乳と生クリームを入れ、塩、こしょうをし軽く火を通す。

    4.パスタを加え、ゆで汁を大さじ1〜2加え、パルメザンチーズをふり入れる。かき混ぜながらチーズを溶かす。

    5.皿に盛り、パルメザンチーズをふりかける。

    今夜は気温がどんどん下がっています。明日は山だけでなくロッキー山麓エリアにも雪が降るかもしれないという予報。いくらなんでも寒すぎる。。。

    2009年9月21日月曜日

    久しぶりに山でお手伝い

    週末1泊2日でログキャビン建設現場に行ってきました。かなり長い間行っていなかったので、私が最後に見た時とはとはずいぶんと様子が変わっていました。

    これが私が最後に自分の目で見たキャビン。(昨年の10月第1週目)

    朝5時に家を出て現場に着いたのは7時前。ちょうど前の山に陽が当たり始めたところでした。これから11時間労働という長い1日の始まり。

    今週末の目標は、一番上の写真の白い部分にサイディングをつけること。その前に隙間を埋めたり、

    木材を木のサイズに切ったり。キムはあらゆるマシーンを使えるたくましい友人。(女の子です。)

    彼女は2階正面のバルコニー(ドアの向こう側)を作った、と自慢げ。尊敬〜

    日曜日の昼前に、ケヴィンの親戚ご一行様が到着。ケヴィンのパパと彼の弟を除いてみんなここに来るのは初めて。明日88歳になるおじいちゃんも来ました。

    ハシゴの上り下りは、慎重に。

    敷地内をちょろっと散歩した後ランチタイム。天気が良かったのはここまでで、この直後からみぞれまじりの雨が降ったりやんだりでした。

    食器洗いは前の川で。これはわたくし。この直後にスポンジをあやうく流しそうになりパニクって、片足をズボリと水につけてしまうというアクシデントに見舞われました。(そして同じ足が更なる悪運に見舞われ、その後誤って踏んだ板から出ていた釘が靴底を貫通し足に穴が空きました。痛くてしばらく動けなかった)

    アシャはどうしていたかというと、雨が降っている間にキャビンの中に入れたら、工事の音が怖くて後ろ足の震えが止まらず。。。仕方ないので車に入れてしばらくして様子を見に行ったら、ハッチバックになっている後ろから助手席に移動して隠れていました。かわいそうに。

    日曜日の午後6時の状態。1階部分のサイディングが完成。なかなかいい感じになってきました。来週末は2階です。

    ログキャビンについてもっと知りたい方は、「コロラドでログキャビン作り」をご覧ください。ログキャビン建設の進捗状況を載せています。

    UAのそつの無い対応

    金曜日の午後、スーツケースは無事に我が家に届けられました。

    あの日ケヴィンは、ウェブ上でのアップデートがないことに対しての不満を電話でUAに訴えていましたが、実はアップデートはされていました。ただ単にケヴィンがそれを見逃していただけだったのです(^^;)

    結果として荷物は同じ飛行機でデンバーまで来ていたのですが、デンバー空港の地上での手違いだったようです。前回もアトランタ経由で荷物がロストになっていたので「アトランタ空港め!」と罵っていた私たちですが、アトランタ空港は無罪でした。

    しょっちゅうこんなトラブルがあると見られるUAの対応は、抜かりないものでした。すぐに送られてきた「Customer Appreciation」と題されたお詫びのEメールには、こんなオファーが列挙されていました。

    • ウェブ上での予約に使える$200分の商品券
    • ウェブ上での予約に使える20%ディスカウントクーポン
    • ボーナスマイル 9000マイル
    • 500マイル分のアップグレード券2枚

    人間の心理を見抜いた対応。考えた結果、$200のギフト券をもらって次のプライベートでの旅行の足しにすることにしました。それでまたUAは儲かるのだから、上手いものですね。

    2009年9月18日金曜日

    預けると必ず失くなるもの

    それは、ケヴィンのスーツケースです。

    昨晩遅くアトランタから帰ってきた彼。私の役目は彼をバス停に迎えに行くことなので、いつも空港でバスに乗ると「乗った」という電話がかかって来ます。昨晩その電話を取ると声のトーンが暗いので、一発で何か良くないことが起こったのがわかりました。

    日本に住んでいると信じられないような話ですが、アメリカの航空会社はかなり絶望的な感じで、昨年から委託手荷物1個につき15ドルを徴収するようになりました(国内線エコノミークラスのみ。2個目は25ドルという会社もある)。そうすると何が起こるかというと、人々がなんとかして機内持ち込みをしようと必死になるわけです。

    もともとアメリカで機内持ち込みが許されているサイズは日本より大きめ。なのでみんな結構大きいスーツケースを持ち込みます。すると、機内に荷物を持ち込む人が多い=搭乗に時間がかかる=頭上の物入れがパンパン、という式が出来上がるわけです。

    アメリカでは搭乗券を受け取ると、常に座席番号の他に1から4のエリア番号が書いてあり、後方の座席の人=1という具合に後ろの人から順番に搭乗させるしくみになっています。先週日本からの乗り継ぎで、サンフランシスコからデンバーまでの私の座席は19列目。ゲートから機内へ渡る廊下を歩いている時にCAが私たちに向かって叫んでいました。「20列目までの方はお申し出ください。物入れがすでに満パンですのでこちらでお手荷物をお預かりしております」

    私はいつも荷物は預けてしまうので問題ありませんでしたが、昨日ケヴィンが乗った飛行機も同じ状態だったようです。そして、そこでCAに渡した荷物が彼と一緒に到着しなかった、というわけです。機内持ち込みにした荷物がロストバゲージになるなんて、確かに頭にくる話です。

    ここでお気づきの方は鋭いですね。この問題で何が怖いかというと、ケヴィンの手元に残ったものは12ケタの数字とアルファベットが書かれた小さな紙切れだけ。その半片はスーツケースについているはずなのですが、チェックインカウンターで預けた時にくくりつけられるあのバーコード付きの頑丈なタグではないのです。

    ちなみに普段は必ず持ち込みにする彼ですが、6月に1度荷物を預けた時もそれが忽然と姿を消しました。その時は2日目までどこにあるのか全くわからず。日曜日の夜にタンパ・ベイに移動し3泊4日の日程だったのですが、スーツケースが届くのに1日以上かかったため、ここを出発したTシャツと短パン姿でクライアントのところへ行くハメになっていました。

    今ウェブサイトで追跡システムをチェックした彼は、アップデートが全くないのを見てムッとしてUAに電話をしています。音声応答の部分で「YES!!!!」「NO!!!!」と電話に向かって大声で叫んだら、あっと言う間にオペレーターに繋がっていました。

    この結果は後ほど。

    2009年9月16日水曜日

    ケヴィンのbachelor生活 続編

    昨日のポストにまたコメントやメールを頂いたので、もう少しこのネタを引き伸ばしてみることにしました。

    実は昨日、ケヴィンにコンピューターの質問をするために画面を彼に向けた時に、不覚にも執筆中の記事のタイトルを見られてしまいました。ケヴィン(これはもちろん日本語でも読める) と bachelor という二文字を見た彼に、怪訝な顔つきで「何書いてるの?」と言われ申し訳なく思ったので、今回はいいことを書くことにしました。はは。

    ちなみに、今週のケヴィンは火曜日の夜に移動し、水、木でヒューストンとアトランタを回っております。来週はテキサス、ニュージャージー(初)、フロリダって言ってたっけな?

    本題に戻りまして、私の留守中に大忙しの彼がやっていて感心したことがあります。それは家庭菜園。我がファーマー・ハズバンド(農・夫)が、去年”箸”で害虫駆除をしていた話を覚えている方もいると思いますが、今年も3種類のトマト、2種類のピーマン、ケール、なす、バジルを立派に育てていました。家にいる時はせっせと収穫した野菜を食べ、しかもどんどん大きくなるバジルを無駄にしないようにペスト・ジェノベーゼを作り、長期保存ができるようにちゃんとアイスキューブ状にもしていた!

    もともと彼は料理好きで、”出張&ログキャビン生活”の前は私が日本に行っている間に友人を招待してディナーパーティーなんかも開いていた人。ケヴィンのママの裏庭で収穫されたかぼちゃを私が使い切れずに日本に発った年は、それを使ってありとあらゆる料理に挑戦。私の留守中に作った全種類の料理(リゾット、スープ、煮込みなど)を1食分ずつタッパーに入れて凍らして取っておき、私が帰ってきた時にすべて味見させてくれたというマメさ。あれにはさすがに驚いた。

    そんなわけで、家の中がぐちゃぐちゃなことなんて、実はたいしたことではないのでした。(でも、タオルだけは替えて欲しい〜)

    アイスキューブ状のペスト。3ヶ月間持つので、これがあると何かと便利。

    2009年9月15日火曜日

    ケヴィンのbachelor生活

    先日のポストでケヴィンのbachelor(独身男性)生活について触れたところ、ちょっとした反響があったのでその続きを。(意地悪ね〜)

    こちらに帰ってからまず私が取りかかったことは、もちろん大清掃。朝早く目が覚めるという時差ボケを有効利用して、毎日早いうちにゴソゴソとあちらこちらを片付けています。

    まず一番始めにやったことは、1ヶ月間全く開けられずにキッチンの台に山積みになっていた郵便物の整理。ちなみに、彼が日本にやって来る前までの1ヶ月分は、彼が北海道に来た時にごっそりまとめて私のところに届けられました。その中には「これで2度目のお願いですが・・・」と始まる期日オーバーの請求書もありました。

    郵便物の整理が終わり、次はどうするかな、とソファに座って何気なくダイニングテーブルの方を見ると、光の加減でホコリがはっきり見え、茶色いはずのテーブルがグレイっぽくなっていました。。。

    ここで一つだけ彼のために言っておきますが、夏の間はほぼ毎週末1泊2日でログキャビン建設現場に籠り、平日は大体4、5日は連続して出張。行き先はテキサスの中を点々とする、というコースが多いですが、時には南部(アトランタ方面)東部(ワシントンDC、ノースカロライナ、フロリダ方面)、そしてコロラドーフロリダーテキサスーカリフォルニアーコロラド、なんていうアメリカ一周パターンもあります。

    日本とは比にならない飛行距離と時差を考慮すると、アメリカ国内出張は大変です。しかもこれがアメリカの常なのか、できるだけ就業時間に影響を与えないように移動するので、夜中まで移動していることも多い。これじゃ家の中のことは何もできないのも理解できます。出張と出張の合間に、クリーニングに出したYシャツをピックアップするのもままならなかったらしい。ごめんね〜。

    掃除の話に戻り、昨日になってやっと2階に手が回るようになりました。手始めにベッドの下を掃除すると、一拭きでこんな→状態になりました。驚いて今度はタンスの上を拭くと、一体ここはどこなのか?と思う程のホコリ。これは本人に見せないとと思い「これじゃ病気になるよ」と言うと「まだ全然なってないよ」。私はダストアレルギーの気があるので、2階で片付けをはじめると鼻水が流れ出て大変です。

    なんとなく家も片付いてきて、やっと(私が)気持ちよく生活できるレベルにまで戻りました。さっき冷蔵庫の中を覗いていた彼は「冷蔵庫の中にモノが詰まっているのを見るのが変な感じ〜」とつぶやいておりました。

    アシャにもお土産

    なんかすごい顔で写ってしまったアシャですが、ネームタグと一緒に写っている小さなものにご注目を。これは宮崎の鵜戸神宮で見つけたもので、犬用のお守りなのです。

    健脚健康、というのが笑える。アシャはいつもオスに間違われるので(なぜか片足を上げてオシッコする)、ピンクにしてみました。

    2009年9月13日日曜日

    Rue Favart

    アメリカに帰る間際に、ものすごく素敵なカフェ/レストランを見つけました。ここは今まで私の行動範囲外だった恵比寿。ガーデンプレース側に出たのは10年振りでした。

    見つけたと言っても、実は12月にケヴィンが友達にここに連れてきてもらっており、「きっと気に入ると思うから是非行ってみて」とお店のカードをもらっていたのでした(相変わらず勘がいい夫)。しかし前述のように恵比寿は私があまり行かない場所。今年何度も東京に行ったにも関わらず、ここに行き着いたのはアメリカに帰る2日前でした。

    ここRue Favartに一歩足を踏み入れると、そこはパリ。フラフラ歩いている時にたまたま見つけて入る、という場所ではないので、客層も落ち着いた感じで雰囲気がいい。壁はスタッフが色塗りし天井の絵は芸大生が描いたそうです。色使いや照明の使い方、黒板に書かれたメニュー、そしてキッチュな感じが非常に上手くパリを醸し出しているのです。お店のことを詳しく紹介しているサイトがあるので、興味がある方はこちらをどうぞ。

    そして、私は2日連続でここへ通うことになったのでした。

    そして翌日 (Rue Favart)

    翌日の夕方、今度はディナーのためにRue Favartに戻ってきました。その日朝一番に電話をして、前日と同じガーデンプレースを眺める窓側の席を予約しようとしたところ、あいにく既に埋まっているということ。

    ところがいざ到着すると、前日お話をする機会があったスタッフのNさんの計らいで、実はその席は私のためにブロックされていたという、うれしいサプライズがありました。(「明日できたらまた来たい」と言っていた私)その日はお休みだったNさんのお心遣いに感謝。

    「夜はもっと雰囲気がいいですよ〜」とおっしゃっていたNさんのお言葉通り、薄暗い店内は昼と違ったムードがあります。

    「う〜ん、どれも食べたい」とメニューとかなり長い間にらめっこをした挙げ句選んだ品々。こちらは前菜の盛り合わせ。右上より時計回りに;栗とカボチャのグラタン風、パテ・ド・カンパーニュ、スフレ、小魚のマリネ、豚バラの脂煮、そして春雨サラダ。これだけ楽しめて1200円とお得。

    アボカドのチーズ焼き。アンチョビがアクセントになっておいしかった。

    メインにはぜひカスレ(フランス南西部独特の土鍋料理)を、と思いましたが、その日私たちのテーブル担当だったTさんが太鼓判をおしておすすめしてくれたので、牛肉のワイン煮になりました。口に入るととろける程お肉が煮込まれていておいしかった。

    ディナー開始の18時に入った私達がデザートにたどり着いた20時頃は、店内は満席。このお店は26時まで開いているので、夜が更ける頃にラウンジのように利用するのもいいかも。東京の底力を見せつけられた気分になりました。アメリカに戻る前に、また一つ素敵な思い出が増えました。