2013年12月31日火曜日

2013年

とても穏やかな大晦日です。本日の最高気温は13℃。数週間前にマイナス23℃を経験したので、まるで春のように感じます。

9月1日に予想した通り、今年の最後の1/3は瞬く間に終わりました。年々短く感じられる一年間を振り返り、有り難いことに今年も良い年を送れたとしみじみ思います。

何よりも感謝しないといけないことは、家族が健康に過ごせたこと。ケヴィンには小さな災難はありましたが、マレーシアの海からは無事に生還しましたし、標識が直撃した腕もお陰さまで大事には至りませんでした。今年カリーナは一度しか熱を出さず、アシャもスローダウンはしているものの、13歳の高齢犬としては元気にしています。

今年は私もプチ断捨離を実践してみました。何年も前から思っているのですが、生活をもっとシンプルにして、人生の中から余計なものは思い切って切り離し、本当に大切なことに時間とエネルギーを回したいものです。

1年前にここで新年の抱負として書いた「目標に向かって進む年」に関しては、ほど遠い感じではありましたが、なんとかエンジンがかかりました。2歳半を過ぎてからカリーナがしっかりしてきたので、時間に余裕が出てきたのです。

そこで、来年のキーワードは「自分への投資」。カリーナが生まれてからは、日々の生活の中でのプライオリティーががらりと変わりましたが、今後その順序を少しずつ変えていきたいと思っています。

そんな生活ができるのも、素晴らしい家族と友人の皆様に囲まれているおかげです。今年も私達一家を温かく見守って下さり、ありがとうございました。

今年はホリデイカードを省略させていただきましたので(注:これは断捨離の結果ではなく止むなくです)、これを持ってご挨拶とさせていただきます。みなさま、良いお年をお迎えください。



2013年12月29日日曜日

バケーションも終わり・・・


新しい思い出がまた1つ。
今回のフロリダ滞在を一番楽しんだのはカリーナ。
ケヴィンのおばあちゃんも、
カリーナとの時間を楽しんでくれたようで何より。

今年も残るところあと2日。

2013年12月25日水曜日

フロリダより、メリークリスマス!

後方に写っているのは、
ケヴィンとカリーナ♪


2013年12月20日金曜日

あああ〜、バケーション!


昨日からフロリダのおばあちゃんのところに来ています。今年のクリスマスはこちらで迎えます。今回はほとんど予定なしの、正真正銘のバケーション。しっかりリチャージするつもりです。


先週の土曜日 ①

13日の金曜日にケヴィンがヨーロッパから帰ってきました。「ダディ!ダディ!」と嬉しそうなカリーナを見るケヴィンは、端から見ていて微笑ましいほど骨抜きです。

土曜日は久しぶりに、家族揃ってダウンタウンに行きました。目的はセイント・ニコラス、つまりサンタクロースに会うこと。毎年この時期は、金曜日と土曜日に子供達に会うために、パールストリートのインフォメーションブースにやって来るのです。

カリーナは「怖い」と顔を引きつらせていましたが、膝に座ってお話をする他の子供達の様子をしばらく眺めさせると、前に数人待っているにも関わらず、「サンタ!サンタ!」と大声で呼び始めました。

セイント・ニコラスの奥さんも同席

そしてついにカリーナの番。いきなり「ダディベア、マミーベア・・・」とクリスマスとは全く関係ない本の話をしはじめ、サンタさんは「???」。しかしその後素早く挽回し、控えめにお話を始めました。最後にぎゅ〜〜っとハグをすると、周りから「Oh~!」と言う声。今年は怖がって何も言えないのではないか、とあまり期待はしていなかったので、ちゃんと会話をした我が子に感心したのでした。

「I want a doll house...」

私達が到着した11時10分程前(開始は11時)は、待ち時間は15分ほどだったのですが、ブースを出た時には長蛇の列になっていました。そこで知り合いファミリーに会い立ち話をしている間、カリーナはクリスマスキャロルを歌うボランティアの人達の前に10分ほど棒立ち。「Santa Clause is coming to town...」と呟いたカリーナを聞き逃さずに、リクエスト曲を歌ってくれました。

普段動きっぱなしの子が直立不動

その後は、最近気に入っているヨーロッパ風チーズショップ&ワインショップCuredで散財をし、そこでサンドウィッチとカプチーノで軽いランチを済ませ、クリスマスツリーを見に老舗ホテルBoulderadoへ。2年前の我が家のクリスマスカードは、ここのクリスマスツリーの前で撮影されました。


普段は静かなバルコニーから食器の音がするので、もしやと思って聞いてみると、思った通りアフタヌーンティーの最中でした。ここは普段はアフタヌーンティーがなくて常々残念だなあと思っていたのですが、毎年感謝祭明けからクリスマス前までの週末限定で開催されるそうなので、来年は絶対に逃さないようにしようと心に決めました。

今年はジンジャーブレッドハウスや
街の飾りがロビーに出ていました。
(それとも今まで見逃していただけ?)


途中「抱っこ〜」という区間もありましたが、お出かけ中ほとんど歩いたカリーナ。最近はストローラーもほとんど使わなくなりました。

ここ半年間、毎月のインターナショナル・ピクニック、キッズお誕生会、ハロウィーン、、、とみんなが家族で集る時に、ほとんど母子家庭状態の私達でしたので、久しぶりに家族揃ってお出かけができて楽しい半日でした。


先週の土曜日②

家族でお出かけの日の夜は、夫婦で毎年恒例の友人の家でのクリスマスパーティーに行きました。初めて行った年は定かではないのですが、多分今年が4回目の参加です。去年は中耳炎で欠席でした。半分以上は年に一度しか会わない人達ですが、やっと顔と名前が一致してきた、というグループです。

☆★☆

去年までは、ホストのウェンディとクリスが料理をほとんど用意して、ゲストは銘柄を紙で隠したワインを持参。みんなで飲み比べをしながらワインを当てるクイズをし、最後は『ホワイト・エレファント・プレゼント交換』をして大盛り上がりする、というのがパターンでした。

このプレゼント交換のルールは以下の通り。

①意図的にくだらないプレゼントを持参し、一カ所にまとめて置きます。
②番号札を用意して、1人ずつ引きます。
③1番大きい番号を引いた人から、順番にプレゼントを選んでみんなの前で開けます。
④2番目の人以降は、自分の開けたプレゼントが気に入らないと、前に開けた人のプレゼントの中から好きな物を選び、奪い取る交換することができます。

その頃にはかなりお酒も入っていますので、ものすごい盛り上がりようです。参加者は毎年大体20人くらい。過去にくだらなくて印象に残ったプレゼントは、男性ブリーフを2枚合わせて縫った手作りポシェットと、雪山キャンプ用携帯便器(携帯と言っても、人がちゃんと座れるサイズです)。いちばん奪い合いになったプレゼントは、某葉っぱ入りブラウニーでし
た。

☆★☆

それはさておき、今年は主催者が趣向を変え、ゲストが自分で作った一品とそれにペアリングした飲み物を持ち寄り、みんなで食事を楽しんだ後に投票をするコンテスト形式になりました。結果から言いますと、私の作った一品が『ベストディッシュ賞』と『ベストペアリング賞』の両方を獲得しました!ちなみに、もう1つは『モスト・クリエイティブ賞』でした。

実はほとんど手のかからない一品で申し訳なかったのですが、サーモンをピーマンやタマネギなどのスライス野菜と一緒に米酢でマリネートしたものに、米焼酎のロックをペアリングしてみました。珍しさで勝ったという感じです。

☆★☆

この晩は箍が外れてしまい、お酒を浴びるように飲んでしまいました。ほとんど素面だったケヴィンに言わせると、10年前にアイルランドで午後4時から午前4時まで飲んだ時以来のスケールだったそうです。

帰りの車の中でその日初めて後悔したのですが、なんとか胃の中のものは収まったまま帰宅。ベビーシッターにちゃんと6時間半分のお金を計算して渡し、水と飲むヨーグルトと味噌汁を飲み、化粧を落として寝ようとして、いざ横になって目を閉じると頭がぐるぐる回って大変。

「これはまずい」と思いつつ階下に降りた後、いつの間にかソファの上で安らかに寝ていたようで、時刻は4時半でした。「4時間もこんなところで寝ちゃったよ」と思いながらベッドに戻り、自分が何を飲んだかをじっくりと考えてみました。すると、赤ワイン2杯→シャンパン2杯→焼酎のロック1杯→テキーラショット1杯→白ワイン2杯と、順番はぐちゃぐちゃの大チャンポンで、自分でも驚き呆れてしまいました。

☆★☆

翌朝目が覚めると、頭から膝くらいまでアルコール漬けになっている気分で、ケヴィンにも「酒臭い」と言われましたが、上体を起こしてみると意外にさっぱりとしていました。

朝ご飯にもまた味噌汁を飲み、予定が詰まった1日を開始。何人かから「大丈夫?」というテクストメッセージが来たので、「自覚していた以上に他人の目には酔っぱらって見えたのか」と恥ずかしく思いつつ、「味噌汁を夜と朝飲んだら、奇跡的に二日酔いなし!」と返事をしておきましたが、果たしてこれは味噌汁パワーなのでしょうか?次はケヴィンに試してもらおうと思います。

久しぶりにトイレで吐きそうになりましたが、楽しい夜だった〜。

2013年12月13日金曜日

カリーナ2歳9ヶ月

12月3日に母から、『今日は震災から1000日だとのことです。カリーナちゃんも1000日。』というメールが来ました。ということは、カリーナは今日で生後1010日です。

先月は、毎日一緒にいても身体の成長が手に取るようにわかりました。レギンズはどんどん短くなり、顔も急に子供っぽくなり、ちょっと淋しいなあと思うほど、赤ちゃんの頃のぷっくりした感じがなくなってしまいました。


最近のカリーナは、聞き分けの良いお姉ちゃんという感じになってきまして、ケヴィンが2週間出張で留守でも全然問題なし。というよりは、むしろ2人だけでも楽しく暮らせるようになったので、先日も「もうすぐケヴィンが帰ってくるから、そろそろ体力を温存しておかないと」と身構え、「”エネルギーメラメラ”が家に戻る方がよっぽど大変という気分になる」と友達にポロリと打ち明けて、大笑いしました。

彼がヨーロッパを駆け回っていた2週間は、母娘チームは家でレディースハッピーアワーやディナーをホストしたり、よそのお宅にお呼ばればれしたり、キッズバースデーパーティー、クリスマスパーティー、と社交的に過ごしました。

クリスマスキャロルの最中、
ピアノが気になって仕方がない。

ところで、保育園に行き始めて4ヶ月半が経過した頃に、ピタリと登園時に泣かなくなりました。今や迎えに行くと「行かない(家に帰らない)」と、帰るのを拒否する状態です。仲良しのお友達もできました。そこは3歳までしか預かってくれないので、あと3ヶ月程で卒園です。現在来年9月からのプリスクール選びをしているところです。

相変わらず、TVやコンピューター類には近づけない方針で育てています。このような研究結果が出てくると、この方針には決して害はないのではないかと思います。

10月に保育園での面談時に、「カリーナは同じ年齢の子供と比べて、コミュニケーションレベルが高い」と言われました。嬉しい時には嬉しいと言い、悲しい時には悲しいと言い、感謝の気持ちもちゃんと表現できる子供になってきました。「あの人、いい人ね〜」「あの人、おかしいね〜」と他人への評価もまめです。結構人を見る目があるような気がします。

女の子が通る道なのか、最近かなりおしゃまになって来ました。「ダディー、ここ座ってちゃんと見て」「食べないで。待って」「ちゃんと、『貸して下さい』って言って」などと、あれこれ指示される日々ですが、これは私が言っていることの反映なのだなあ、と苦笑します。


泣いてばかりの日々や、気に入らないことがあると爆発の日々の苦しみは薄らぎ、今は一緒にいるのがおもしろおかしく、とにかくかわいくてたまらないという時期です。

<過去3ヶ月間の変化>

2歳6〜7ヶ月

*英語で3単語の文章を言うようになる
例)I love it、 I do it、 I want one、Oh my goodness! 、Where is ~?
*ピースができるようになった
*将来の自分の感情を予告する
例)ベビーシッターが来る日(未だに彼女が来ると泣く)
ケヴィン:ティファニーが来たら何するの?ハーモニカ見せる?
カリーナ:ノー
ケヴィン:じゃあ、人形見せるの?
カリーナ:ノー
ケヴィン:一緒に歌う?
カリーナ:ノー
ケヴィン:じゃあ、何するの?
カリーナ:泣く
そして、5分後にドアベルが鳴り「ぎゃ〜」。

ニセモノだけど非常にうれしい

2歳7〜8ヶ月

*水の量を調整しつつ手を洗うようになる
*自発的に歯磨きの準備をして「カリーナ、お姉ちゃん」と胸を叩きながら言う
*少しずつ字に興味を示し始めた
*簡単な英語の本を暗記して私と一緒に声を出して読む
*私が怒ると機嫌を取る
「I love you,  mommy! 」と笑顔で言い、「キース(kiss)、ハーグ(hug)」とかわいらしく迫る。
*英語を話す人と日本語を話す人を完全に区別している
例)こちらに遊びに来ていた実家の母と
カリーナ:One, two, three, four....
母:One, two....
カリーナ:No, ばあちゃん、いち、に、さん、し!
*病気になりそうで、私が彼女の部屋で寝た晩。夜中に私が寝ているマットレスの方に来ると言い移動。その後調子が良くなってきたのか、おしゃべりを始める。しばらくすると「マミーやさしいね。マミー、いい人」としみじみと言い、私を感動させる。


2歳8〜9ヶ月

*自分で顔を洗えるようになった
*日本語で言える文章はかなり高度に
*「めだかの学校」「チューリップ」「大きなくりの木の下で」「ちょうちょう」は完全に歌える。「No more monkeys jumping on the bed」の歌詞を結構拾えるようになり、他の曲も徐々に歌詞を拾いながら歌っている。
*「カリーナ大きい。いいおかあさん」と言いながら、相変わらず赤ちゃん人形の世話をしている。


2013年12月12日木曜日

映画『Gravity』


感謝祭の週に、8ヶ月ぶりに映画館に足を運びました。
ケヴィンが9月に1人で観に行ってから、ずっと「3Dで観るべきだ」と私に言い続けていた映画です。「映像がきれいだから2度目でも観たい」という人が結構多いようで、ケヴィンももう一度観に行くと言うので、友達カップルと4人でダブルデートとなりました。

この映画が送り出すメッセージは、観た人それぞれに解釈してもらうことにします。私の感想を先に述べますと、メッセージ云々を深く考えずに、90分純粋に楽しめる異色な映画、という感じでした。

ストーリーは、ロシアが使えなくなった自国の衛星をミサイルで一撃し、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の連鎖を発生させる。その宇宙ゴミに衝突されたシャトルは壊され、遊泳中の2人の宇宙飛行士が宇宙に取り残されてしまう、というもの。

宇宙、地球、無重力、重力、音、無音、生と死、そして科学技術。この映画を通して宇宙空間のイメージが私の中でぐんと広がりました。そう言えば、最近のニュースに「火星への片道切符に、世界中から20万人が応募」というのがありましたね。驚きです。

ところで、今まで気にしていなかった「宇宙ゴミ」のコンセプトがショッキングでした。実際に何十年も地球の周りを飛び続けている宇宙ゴミが存在するようで、一緒に観に行った物知りのパイロットの友人によると、近年は宇宙ゴミが廻る高度を避けて衛星を飛ばしているそうです。

日本では今週末に封切りのこの映画。機会があったら是非IMAXシアターでどうぞ。余談ですが、ベテラン宇宙飛行士役のジョージ・クルーニーが、彼のキャラクターにぴったりでした。


2013年12月6日金曜日

−15℃の中でアシャの尻を拭く私

火曜日から始まった寒波は、依然続いています。今日ラジオで「この気温は少なくとも月曜日まで続き、来週の水曜日までには40°F台(5℃前後)に戻るでしょう」と言っていました。−20℃前後の温度は以前経験したことがありますが、それが数日以上続くのは、コロラドでも珍しい現象です。

そんな極寒の中、なぜかアシャが下痢になってしまいました。”大寒波 × 犬の下痢”のコンビネーションは、小さな不運の中でも大きな方ではないかと思われます。

そうでなくともこの気温では、犬の散歩も一仕事。しかもケヴィンは留守。それなのに、今日は朝から落ち着きなく私の周りをうろうろし、やたら外に出たがるので「もしや」と思っていたら、やはりそうでした。

汚い話ですがどんなことになるかを披露しますと、アシャのように毛が長目の犬は、コロンとしたウン◯が出ない場合、結構悲惨な状態になります。それがこの気温だと、一瞬にして凍ってしまい、お尻の周りの毛が冷凍カットほうれん草のような状態になってしまうのです。

散歩中に尻尾を上げてお尻を確認してショックを受け、どうするものかと考えながら家に帰った結果、玄関前のポーチに電気ポットごとお湯を持って行き、そこで濡らしたペーパータオルでお尻を拭くことにしました。

拭かれて濡れた部分はまたもや一瞬にして凍るということに気づき、家の中で融けたら嫌なので、必死に汚れを落としました。イライラした挙げ句最後はいらない雑巾で拭き、そこら辺の毛を思いっきり切り落として終了。

4時間後。今日はノードストロームのお得意様イベントの晩。そのイベントに毎年誘ってくれる友達と一緒に、ワイングラスを片手に優雅に買い物をしながら、昼間と状況が一転したささやかな幸せに浸ったのでした。それにしても、お客にアルコールを飲ませると、お財布の紐が緩むのでしょうねえ。

ちなみに夜10時現在、気温は−22℃!


2013年12月5日木曜日

踊るカリーナ ブルーグラス編



久しぶりに、踊るカリーナの登場です。

時々日曜日の夕方にGold Hill Innというレストランで、ライブミュージックを聞きながらハッピーアワーをするのが、我が家の楽しいアクティビティーの1つになりました。カリーナは、小さい頃からライブミュージックが大好きで、多分一番好きな楽器はギター。最近興味のある楽器はバイオリンとハーモニカです。最近は音楽を聴いている時に、楽器を当てるのが上手になりました。

このレストランは、我が家から山へ向かって車を15分程走らせた、ゴールドラッシュの時に人が移り住んだ小さな町にあります。クリスマス前から5月までは休業なので、多分今シーズンはこれで最後。

カリーナの踊りの方ですが、リズム感はどうやらケヴィン譲りのようで、今の段階ですでに私より踊りが上手です。←ほっ


2013年12月4日水曜日

とんだ災難

次々とケヴィンに起こる出来事を書くだけで本が書けるのではないか、と最近思うのですが、、、月曜日の強風の中、これと同じものが飛んで来てケヴィンを直撃。


カリーナを連れて保育園から帰ってくると、ジョギングから帰ったばかりのケヴィンが、すごい形相で私の方を向き、「ねえ、これ見てよ」とこちらに向けた左腿を見て、思わず「ぎゃっっ!」と叫んでしまいました。「これも!」と次は右腕。脚は大きな擦り傷から血が滲み出て、腕は切り傷とものすごい打撲で青くなっている!

呆然となりつつ「ロードサインが@#$%^&*$#」と言うケヴィンを聞きながら、一瞬「車に接触された」と言ったのかと思ってしまいました。よく聞くと、ジョギング中に強風でガタガタと揺れる看板を見ながら、「危ないなあ」と思った瞬間の出来事だったようで、咄嗟に右腕で顔を庇い、看板が右腕に激突した勢いで体が吹っ飛んで地面に叩き付けられ、左脚を強打したと言うのです。

目撃者が何人かいたようで、工事現場からは業者の連絡先をもらって帰っており、出張のためのパッキングをしながらそこに通報していました。その間にも看板がもろに当たった右腕は、どんどんと腫れ上がってきており、飛行機の中で大丈夫か心配でした。

「最悪の場合スイスでレントゲンをとる」と言いながら家を出ましたが、デンバー空港でドクターに軽く診断をしてもらい、「骨は多分折れていないと思うが、皮が耐えられる極限まで腫れ上がった場合は、現地で医者に行け」と言われたそうです。結果は、炎症止めの効果がある痛み止めで、最悪の状況は乗り切ったようです。

本人は「顔や首が切れなくて、本当にラッキーだった」と言っていましたが、そう考えると不幸中の幸いでした。

「他にも走っている人が結構いたし、自転車に乗っている人だっていたのに、なんでよりによって自分に」と、さすがのケヴィンも今回は自分の身に降りかかった不運に呆れていました。しかし、「カンフーの動作って、やっぱり正しいのだなあ」と、カンフー映画のように咄嗟に動いた自分の右腕に感心し、カンフーの実用性を見いだしていました。

みなさんも、大風の日はお気をつけて。

2013年12月2日月曜日

今週の天気予報は大荒れ

今年は例年より感謝祭が1週間ほど遅く28日だったので、終わった途端に12月になってしまいました。今年はそれまで待ちきれずに、クリスマスの飾り付けをするところが多かったようです。我が家はいつも通り、感謝祭の後にツリーを飾りました。


 今年はカリーナもこの日を楽しみにしていました。

感謝祭の週は温暖で、とても過ごしやすい気候でした。ケヴィンの両親は1週間こちらに滞在し、感謝祭当日は家族で車で2時間半のブエナ・ビスタの親戚のところへ行き、そこでお祝いをして一泊してきました。このブログが始まって以来初の、料理をしない感謝祭でした。今年は前後2週間ずつケヴィンの出張が入っていたせいもあり、あまり料理をする気がしなかったので、ある意味ちょうど良かった気がします。

週が明け天気が一転。今日は時速125キロの大風が吹くという、とんでもない日でした。家が揺れるほどの強風だったのですが、フリーウェイではトラックが横倒しになったそうです。

ポーチのソファが風で移動

夜になって風はある程度おさまったものの、次に迫りくるのは寒波です。明日の午後までに−3℃、水曜日には−20℃まで下がると言うのを聞くだけでうんざりしますが、それに15cmから30cmの降雪が伴うそうです。こんな時には家に籠ってじっとしたいところですが、あいにく今週は明日から日曜日まで予定がぎっしりと詰まっているのです。

そんな中、ケヴィンは今日の午後ヨーロッパに向かって出発しました。今回の日程は(確か)ジュネーブ→チューリッヒ→パリ→ロンドン→デュッセルドルフ、あとドイツ国内にもう一カ所あった気がしますが、こんな感じです。週末はロンドンに移動し、車を借りてどこかに行くと言っていました。

お陰さまでケヴィンの体調は良くなり、ここ数日は元気に過ごしていました。しかし、出張に出る数時間前に、とんでもない事件が発生。。。

<続く>