2009年11月15日日曜日

ブルートゥースから始まったカルマ 2

<前のポストからの続きです>

コンピューターを屋根に乗せたまま発進した車は、ダウンタウンを通り抜けた後ハイウェイへ。この間約15分(赤い車の上に乗ったコンピューターに気づいた歩行者はいなかったのだろうか?)。その頃には電話も終わりハイウェイに上がるところを加速しながら走行中、『ガタン、ゴトン』と言う音を聞いたので「何が当たったんだろう?」とまず横の車を見たケヴィン。一瞬横の車に接触されたと思ったらしい。その次の瞬間ぎくりとし、助手席に置いてある空のバッグを見た瞬間に何が起こったかを悟った彼。

その数秒の間にも車は前に進んでいたので、落下したコンピューターは既にかなり後ろ。大慌てで車を脇に停め、ドアも開けっ放しで車から飛び出し来た道を全速力で走り、どんどん向かって来る車に向かって狂ったように両手を振ってよけてもらいコンピューターを拾ったらしい。

「他の車に踏まれなかったの?!」と聞くと、そこはちょうど2車線が1車線になるところで車が密集していて、通った車はコンピューターが落ちていることに気づいていないにも関わらず、奇跡的にどの車にもかすられることなくコンピューターは生き延びたそうです。

やっとのことで拾い上げたコンピューターを持って車に戻りつつよく見ると、スクリーンの方は角が曲がって無惨な感じだが、キーボードのサイドは原型をとどめていたので「もしや」と淡い期待を抱きつつ電源を入れると、しばらくチリチリと画面が反応。しかし時間がないので長押しで電源を切り、ショックと落胆に打ちひしがれつつ彼は次のミーティングへ向かいました。

<つづく>

3 件のコメント:

  1. あ~、ホントに映画みたいになってきた。映画なら笑える話かもしれないけど、万が一、あわててるケビンが車にでもはねられたらと思うと心配になっちゃうんだけど。。。ケビン色々と予定を詰め込みすぎて、止まって考える時間がないんじゃないかしら?

    返信削除
  2. すごいストーリー展開!踏まれずに残っていたコンピュータ。それをリカバーしたケヴィン。続きが待てない!

    返信削除
  3. ケヴィンは自分がはねられることより、自分のせいで追突事故が起こったらどうしよう、と思ったらしいわよ。

    ケヴィンの人生って本当にドタバタです。

    返信削除