2009年11月7日土曜日

忘れ物

ケヴィンが4日間の出張から帰って来ました。今回の忘れ物はここでぜひ披露したい話。

その前にこれまでの経緯を。出張が増えて頻繁になくしたのが携帯チャージャー。最近は懲りたのかちゃんと持って帰ってくるようになりました。先月はYシャツ。その時は私には何も言わず、出張日数とクリーニングに出すシャツの数が合わないので問いただすと「それは来る」と一言。「は?」「それは、ホテルから送られて来る」

数日後、きちんと畳まれたYシャツが封筒に入って送られてきました。

先々週は携帯用ブルートゥースをホテルに忘れ(写真のようなもの)、これも翌週ホテルから送られてきました。今回もこれが主人公なのですが、この小さなものを巡る話のスケールの大きさに驚き!

場所は昨日のアトランタ空港。もともと5時台のフライトに乗る予定がミーティングが思ったより早く終わり、1便前のフライトにスタンバイで乗れることになった彼。その時ゲートから、「早い便で帰れる。もう行かなきゃ」と大慌てで私に電話をかけた後、ブルートゥースは椅子の上に置き去りに。

機内で一眠りして起きた時に、はっと気づいてカバンの中を探すがブルートゥースの姿はなし。搭乗後約1時間半だったらしい。ダメもとでフライトアテンダントに事情を話し、「どうすることもできないよね?」と言ってみると・・・やはり物は試し。彼女はパイロットにアトランタ空港に連絡を取ってもらい、なんとそれを見つけて帰って来た!

ちなみに、そのゲートはターミナルの一番端でさびれた感じで、次のフライトはケヴィンの乗る予定だった夕方のデンバー行きだったので、ブルートゥースはそのままの場所に置いてあったらしい。今回は運が味方しましたね。

その後ケヴィンは前方に呼ばれ、機内電話を使ってパイロットに自分の名前や連絡先を教え、「これは本当にすごいサービスだ」と感激して丁寧にお礼を言ったそうです。ちなみに相手はユナイテッド航空。パイロットは「大切なお客様のためなら、私達のできることは何でもやらせていただきます」と言ったそう。「へえ!思ったよりしっかりしているねえ」と私も感心してしまいました。

しかし、その直後に私の脳裏をよぎった不安は、それがちゃんと送られてくるかどうか。アメリカの空港スタッフって日本と比べてかなり質が落ちる気がするので。(「コレ、取り扱い注意でお願いします」とチェックイン時に預けたスーツケースを、「OK」と言った瞬間に後ろに向かって投げるような人たちなのでね)

ところが、来週の出張先もアトランタなので、直接自分で取りに行くそうです。ちゃんとあったかどうかはまた後ほど。

3 件のコメント:

  1. 私は、Yシャツのストーリーのほうにも笑ってしまった。ささっとホテルに電話して送ってもらうように手配するところがおかしい。こういうことがあると、空港とかホテルの仕組みや対応手順なんかが「ああ、こうなっているんだ」を分かって詳しくなるよね! 、といいつつ、私も、ものを置き忘れる、いつもと違う場所において大探し、は大得意。で、ヘンなところから出てくるわけ。

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  2. Yシャツの話がおかしかった!ドタバタなケビンらしい感じが伝わってくるわ(笑)うちは酔っ払って帰宅すると間違いがよく起こる。この間は人のカバンを持って帰ってきてしまい、次はジャケットを忘れてきて、どっちも翌朝、静かに「あれっ?」「あれっ?」ってしばらく何を探しているのか明かさずにアタフタやってた(笑)

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  3. 私としたことが、また(!)たまたまこのページを開いているところをケヴィンに見られてしまった。

    「ああ、あの話おもしろいから書いたんだよ」としれっとYシャツのことなんかは伏せて説明したら、「ちゃんと(もっと格好いい)ケヴィンのブルートゥースの写真にして」と言い、さっさと自分と同じ型の写真を見つけてくれました(汗)。

    Yシャツの話はかなりsneakyでしょ。

    そう言えば、Akikoちゃんも一時期よく携帯をなくしていたね〜。そして、よっちいのあたふたしている姿、想像できるわ〜。

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