2009年11月16日月曜日

ブルートゥースから始まったカルマ 3

<前のポストからの続きです>

動揺したまま次のミーティング先に到着したケヴィンは、変わり果てた姿のパートナーをそのまま車の中に置いて行くのは忍びない、と目眩を覚えながらもそのコンピューターを持ってお客さんのオフィスに向かったそうです。待っている間に再度電源をオンにしてみると、画面には何も写らなかったもののしばらくすると『ジャーン』とMacのスタート音だけは鳴ったらしい。

家に帰ってさっそくコンピューターをTVのスクリーンにつなぎつつ立ち上げてみると、しばらく休んだのがよかったのか少しずつ画面が復活しはじめました。『大怪我しました』という感じながら、中身は無事に生きていたようです。コンピューターは意外に強いのかもしれない。

大喜びでデータのバックアップを取り、「これは不幸中の幸い」という結論に行き着いた私達。ぺったんこになっていたら大切なデータをすべてなくした訳で、もし落とした時に気づかなかったら「駐車場で落として誰かに拾われたかもしれない」という不安につきまとわれたはずです。

今回の事件に関してのケヴィンの言い分は、「10日前にブルートゥースをなくさなかったら今回の出張で普通に使っていたはずなので、両手が塞がることなくコンピューターを車の上に置くようなことはなかった」なのですが、どうだか。ここ数ヶ月の狂ったようなスケジュールはどうみても彼の許容範囲を超えているとしか思えず、遅かれ早かれとんでもないことが起こりそうな感じでした。「自分の命をなくす前に、ボスにちゃんと言った方がいいんじゃない」と私は言い放ったのでした。

データバックアップ中

ちなみに、金曜日にオンラインでオーダーした全く同じコンピューターは土曜日の昼間に届き、ケヴィンはそれを持って今日からワシントンD.C.とダラスへ出張です。

3 件のコメント:

  1. 自分に置き換えると「あり得ない」ことだけどケヴィンならではの出来事だね~。ホントに気をつけてね~。ちかちゃんの放った言葉が重くのしかかっている???に違いない(笑)

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  2. おお〜。今回はデータもケヴィンも無事でよかったよかった。でもこれってスローダウンしたらというメッセージかも。くれぐれも大事にならないようにしてね。

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  3. ゆっこ、まさにその通りよ。しかし、奇妙な出来事はまだまだ続くのよ。。。

    imakokoさん、いい指摘です。私もそう思う!

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