2017年3月29日水曜日

歯の妖精①(2月1日に書いてそのままになっていました)

ついにカリーナの前歯がグラグラ揺れ始めました。本人にとってはものすごくエキサイティングなことで、ここ数日大騒ぎです。

まずは、カリーナがまだ赤ちゃんだった頃に私の友達がプレゼントしてくれた、「歯の妖精(Tooth Fairy)」に歯を持って行ってもらうための、小さなクッションを探し出してきました。その後、いろいろな人にその事実を言いふらし、小さな指で歯をグラグラ揺らしてみせる姿は微笑ましい限りです。

泉ちゃん、これくれたの覚えてますか?
冠のところに歯を入れられるようになっています。

先週末ケヴィンの両親に電話をした時にも、開口一番でその話をしました。すると、「グランパが子供の時は、歯とドアノブを紐で結んでお母さんがドアを閉めて歯を抜いたんだよ」(ホントに?!と思い周りに聞くと、アメリカではごく当たり前の方法らしい)

次にママは、「ナナ(とカリーナは呼んでいる)が初めて歯が抜けた時はねえ、梨を食べている時に歯が梨にささったのよ。ナナの弟なんて、おせんべいを食べている時に抜けて一緒に飲み込んじゃったの」

知らぬ間に飲み込んでしまうケースは思った以上にあるようで、近所に住むカリーナの同級生は、初めて抜けた歯をスペアリブとともに飲み込んでしまったのを、お母さんに指摘されるまで気づかなかったとか。

スキースクールに着くとすぐに、インストラクターに歯をグラグラと揺らしてみせるカリーナ。すると、「レッスン中に歯が抜けた子が何人もいてね。一度歯の妖精に『雪の中に歯をなくしてしまいました』と証明する手紙を書かされたこともあるのよ」

思えば私も、グラグラしていた歯が脇だけくっついた状態になりくるりと一回転して、鏡で見たら逆さまになっていた、というセンセーショナルな事件は、未だにはっきりと覚えています。

アメリカ人の友人と歯の話をしていて、「日本では下の歯が抜けると屋根の上に投げて、上の歯が抜けると床下に投げるんだよね」と言うと、「どうして?」と聞かれました。深く考えてことがなかったので調べてみると、それは「続いて生えてくる永久歯をその方向へ導いてくれるように」というおまじないだったのですね。


歯の妖精② ついに抜けました!

今朝、普段滅多に食べないドーナツを2人で食べている時、ふとカリーナの顔を見ると・・・

歯が抜けそうになっている!!!

おお〜〜〜

「カリーナっ、鏡で自分の顔見て来てっ!!」と叫ぶと、本人は血相を変えて洗面所に行き、すぐに「抜けたっ!!」とテーブルに戻って来ました。

抜けた〜〜〜

「信じられない・・・」

と言うことで、今晩歯の妖精が来て、枕元に置いてあるクッションの中の歯を取り出してコインを置いて行ってくれる、という設定なのですが、この人はちゃっかりと「歯の妖精さんへ、 指輪を持って来て下さい。カリーナより」という手紙を書いていました。

それを隣のレベッカとケヴィンのママに話すと、2人とも「う〜ん・・・妖精はコインしか持って来ないわよ」

朝本人ががっかりしないかちょっと心配です。

2017年3月28日火曜日

カリーナ6歳

3月11日にカリーナが誕生日を迎えました。6歳にもなると、既に私が信頼を寄せる一人の立派な人間です。観察力がありまだバイアスがかかっていないカリーナの言うことには「なるほど」と思うことが多いですし、彼女の記憶力に至っては日々頼りにしています。

純粋さとしっかりさ(?)がいい具合にブレンドしたこの時期は、一緒にいるのがもっと楽しくなってきたなと思うと同時に、顔がぽっちゃりしていて喋り方がまだ赤ちゃんっぽかった2〜3年前の姿をもう一度見たいなあと、最近以前より思うようになってきました。

本人も「5歳だったのが2日間だけだったみたいだねえ」と言っていましたが、私にも5歳の1年間はかなり短く感じました。こうやって月日の経過はどんどん加速するのだろうなあと思います。
今年はアイスクリームケーキにしてみました

今年も誕生会のテーマはスキーのはずだったのですが、前にも書いた通り今年は3月があまりにも暖かすぎ、結局近所でハイキングをして、その後我が家に集まって軽食をすることになりました。そしてそのちょうど1週間後に、このエリアが山火事になりました。

子供達は岩に登って大喜び


大人と子供全員で約30人。実はカリーナの誕生会は、自分達が楽しむための口実でもあります。カリーナの仲良しさんは家族ぐるみのお付合いをしている場合が多いので、友達同士を紹介する良い機会です。



今年は自分でできることのレベルが上がり、パーティーのお礼の準備を自分で率先してやりました。何をお返しするかを自分でカタログを見て決め、それを私と一緒に袋詰めしました。

リストを作り、一緒に来る兄弟姉妹の数も計算し・・・
これもお返しだけど
「全種類キープしたい〜」

2017年3月26日日曜日

枝垂れ桜

今年は少し早めに枝垂れが開花しました。

先週末の山火事騒動の時に実は開花が始まっていたようで、自分でも驚いたのですが気づいた時にはこの状態でした。普段はまだかまだかと待ち望んで、咲くまで毎日蕾をチェックしているので衝撃でした。←病気だと注意力が散漫することを実感

3月20日

その後若干風が強い日がありましたが、桜は強かに咲き続け満開となりました。今日は久しぶりにしっかりした雨が降っています。恵みの雨です。

3月26日

2017年3月22日水曜日

肺炎疑惑、想定外の山火事、、、

2週間前の記事で病気のことを書きましたが、あの週末無理をしたツケが回ってきて、先週からまた体調を崩してしまいました。1日休んで元気になったように見えたので動き回ったらたらリバウンドが来てしまい、今回は珍しく数日寝込むほどの状態になってしまいまして、医者に肺炎を疑われて胸部レントゲンまで撮りました。

ところが予想に反して肺炎疑惑は晴れました。「とにかく週末は休んでください」と言われ、元々の予定を変更してケヴィンとカリーナだけにケヴィンの両親の家に1泊2日で行ってもらうことにしました。

土曜日の夜。早く寝たいのになぜか目が冴えて眠れず、「今週昼間に結構寝ていたので、寝過ぎで眠れないのだろうか」と思いつつも、夜中の1時頃にやっと眠りに落ちました。ところがウトウトしていると、緊急車両がサイレンを鳴らしながら数台続き、ハッと目が覚めて心臓がバクバクしましたが、また眠ろうとしたところ、さらに数台通過。「こんな時間に交通事故?病気で寝ようとしているのに全くついていないなあ」と時計を見ると午前1時52分。今度は外が騒がしくなってきたので起き上がって確かめることにしました。

すると、家の周りに緊急車両がうじゃうじゃいる(唖然)

ブラインドを開けてびっくり(この段階では何も知らず、
留守だったケヴィンのためにとりあえず写真を撮ってみた

以前「囚人が逃げ出して山方面に逃げた」という事件があった時もこんな感じに道を塞がれたので、何が起こっているか知っておいた方が良いと思い外に出てみることにしました。すると今度は天井の火災探知機が遠慮がちにピッ、ピッと鳴り出し(電池交換が必要な時にこの鳴り方をする)、「真剣に寝ようとしている時に限って、こんなことになって」と憤慨しながら電池を取り、玄関のドアを開けた瞬間、外で火事が起こっていることを匂いで知ったのでした。

外に出るとその火は隣のブロックの先のハイキングトレイルの辺りのようで、うちから歩いて5分くらいのところです。今回はさすがに避難させられるかもしれないので、荷物をまとめておいた方がいいかもしれない、と咄嗟に思いました。


うちの西側の道を境界線に、そこから西の家はその後1時間以内に強制避難となりました。翌朝には南側も避難地区に入り、私も夜のうちにまとめておいた荷物を車に一応積んでおきましたが、結果的に私は家にずっと残ることができてラッキーでした。約400世帯はそのまま翌晩も家に戻れませんでした。

あっという間に延焼範囲が広まり不安な夜を過ごしましたが、ほぼ徹夜明けの5時半過ぎに一眠りすることにしました。夜中どこかからやってきた人達が、うちの前に立って写真やビデオを撮りSNSに投稿する姿に呆れていましたが、朝もこんな状態(消火活動する飛行機を追っている)。この後この道は歩行者天国状態になります。


荷物をまとめる住民の横で火事を眺める野次馬や、レモネードスタンドを設置する家族の姿を見るのは気分が良くありませんでしたが、消火活動に当たる消防隊の姿には本当に有り難いと思いました。朝になって飛行機とヘリコプターの音が聞こえ始めた時どんなにホッとしたかは、野次馬にはきっとわからない気持ちでしょう。うちの近所の住民の間では、どうやって消防士さん達にお礼をすべきか、というメールが回っています。



TV局も最後まで取材です

前日とは打って変わり静かに開けた月曜日の朝。デンバーのTV局が中継を送っていました。日曜日ケヴィンと一緒に夜8時頃に帰宅したカリーナが、「マミー、レストランでTV見てたらニュースが流れて、マミーがいる家がTVに映ったの!うふふ」と言っていました。


普段3月は最も降雪量が多い月なのですが、今年は全く雪が降っておらず前代未聞の乾燥度で、夏に山火事を心配する声が上がっていました。火事が発生した19日は110年前の記録を破り、最高気温が26.6度。この状態だと雷一つでいつ発火するかヒヤヒヤです。しかし、まさかこんなに早い時期に山火事が起こるとは思っていませんでした。

結果的に、74エーカーを延焼後鎮火されたこの山火事の原因ですが、禁止されているキャンプファイアーの火の不始末でした。



2017年3月8日水曜日

2月はどこへ行ってしまったのやら

2月は一家で沈没船のようになってしまいました。

まずカリーナが発熱し、珍しく数日熱が下がらなかったので病院に連れて行くと中耳炎になっていました。夜中の咳もひどく、結局1週間学校を休み、週末に大分良くなってきたなという頃に私の喉が痛み始め、ケヴィンは副鼻腔がおかしくなってきました。

翌週カリーナは学校に戻りましたが、実はその週末から8泊9日でカナダにスキー旅行に行くことになっていたので、念のため再度病院に連れて行きました。既に抗生剤を8日間服用していたのでその効果があり、飛行機に乗るのは問題なしとい事でホッとしたのですが、念のため私がインフルエンザの検査することになりました。深く考えていなかったので一瞬血の気が引いたのですが、ドクターは「インフルエンザだったら(移るので)、旅行しないでくださいね」と言うのです。←当然

実はこのスキー旅行、昨年5月から計画されていた4家族での旅行で、みんなで一つ屋根の下に泊まることになっていました。先生はさらに「他の人たちも、インフルエンザの人と一緒に過ごしたくないと思いますよ」とトドメをさすのです。

結果は陰性。ホッとしたのもつかの間、翌日もう一つの結果が出て、咽頭炎なので私も10日間抗生剤を服用する羽目になりました。一方ケヴィンはその週テキサスに出張だったのですが、飛行機が着陸した後2日間片耳が塞がった状態で、帰りにデンバーに到着した時にポンと抜けたと言っていました。

その日の午後「旅行中に丸々抗生剤を服用なんて嫌だなあ」と思いつつカリーナをバス停に迎えに行くと、バスから降りたカリーナの顔が何かにかぶれたように赤くなっており、しかも手と足にもポツポツと発疹が、、、。慌ててまた医者に行くと、「これは手足口病に見えますね(驚)発疹が引くまで学校は休ませてください」

この段階で、カナダに出発の2日前。でも結果的にまだ顔が赤くて手足に発疹があるカリーナを連れて飛行機に乗り込んだ私達だったのでした。

カナダ旅行は14人で8泊9日を過ごしましたが、帰ってから4日経過した現在まだ誰からも病気になったという連絡はないので、誰にも移さずにいられたと思って良いのでしょうか?

そんな訳で、病気と旅行が終わって落ち着いたら、もう3月の2週目です。カリーナが発熱してからほぼ1ヶ月です。私は3週間経った今だに咳が止まっていません。しかも肋骨が痛いです。多分咳のしすぎです。

カリーナは先月は10日しか学校に行きませんでした、、、。