2014年10月31日金曜日

初めての Trick-or-Treat とSwitch Witch

Happy Halloween! ということで、みなさまはハロウィーンをいかが過ごされましたか?今年はカリーナもハロウィーンを心待ちにしており、本人の希望で「着物お姉さん(本人がそう呼ぶ)」になりました。着物はとても珍しがられ、道行く人に「まあかわいい!」と言われて、こんなに簡単なコスチュームはない!と嬉しかったです。


こちらはライアンとデニース達。今年は赤ちゃん連れですが、相変わらず仮装に気合いが入ります。デニースは「不思議の国のアリス」に登場する花になり、ダウンタウンのメインストリートで非常に目立っていました。美人でスタイルもいいので当然です。


それとは相反してつまらない私達。ケヴィンの首には上のジャズミンが持っているのと同じ緑色の風船がつながれていて、ちょっとだけ面白かったのですが、この直前に風船を飛ばしてしまいなんの記念撮影だかわからない状態に。お陰でまた風船の列に並ぶはめになりました。


家に帰って来てから、押し寄せる子供達にお菓子を渡す担当になったジャズミンとカリーナ。500個強のお菓子は1時間半ですっかりなくなりました。途中自分達が食事をする間はお菓子の詰まった入れ物をドアの外側に置きっぱなしにしてみたら、あっという間に空になっていたのが2回(見ていないとやっぱり何をするかわからない)、それと知らぬ間にジャズミンが1人に一握りずつ渡していたようなので、結果としてやって来た子供の数はざっと100人くらいでしょうか。


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今年はついにTrick-or-Ttreatingでお菓子をもらって来ることが予想されたので、どうやってそれを食べさせないようにするかを考えていました。すると、カリーナのクラスメートのお母さんにいいことを聞きました。Switch Witchです。なんと素晴らしいアイデア!

ささやかながら集めたお菓子を
夜寝る時に玄関に置いておくと
夜の間にSwitch Witchという魔女がやって来て
お菓子を全部食べます
そしてそのお礼に
プレゼントを置いて行ってくれます♪

カリーナにSwitch Witchが来る話を数日前からしておいたので、お菓子には手を付けずにすべて置いて寝ました。ダウンタウンにいる間にお菓子を食べたがることは予想できたので、食べるための(ちょっとましな)お菓子は別に用意しておきました。←この戦略はケヴィンに誉められた☆ プレゼントは、ケヴィンのママと私が日曜日に街のおもちゃ屋さんに行き、彼女の好きそうなものを用意しておきました。

私達の食事中に外に置いてあるお菓子を勝手に取る子供達を見て、カリーナが「もうSwitch Witchが来たのか?」と気にしていました(笑)。子供の考えることって、本当に可愛いですね。

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今日はダウンタウンに行くのが遅くなってしまい、結局予定していたご近所さん回りは出来なくて残念でしたが、同じブロックのご夫婦がカリーナのためにカップケーキを用意してくれていたので、そこだけお邪魔しました。

来年はダウンタウンはやめて、近所だけにしようと思います。なぜならば・・・ダウンタウンからの帰り道に豪邸街をと通った時、子供達がその一帯を回っているのを見て、「私もぜひ中を覗いてみたい!」と思ったからです。みなさんも見てみたいと思いませんか?6億5千万円で売りに出ている家とか。


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3年前のカリーナの初のコスチューム姿
そしてアシャ・・・(涙)



2014年10月29日水曜日

10月の我が家を振り返り、秋の夜長に思うこと。

今月のケヴィンは、久しぶりに出張が続きました。

行ったところは、ラスベガスに3日、メキシコシティに6日、NYに4日、フォート・コリンズ(コロラド州内)に3日。それに加えて、夏からログキャビンで最後の工事が進められており、出張2つと週末がダンゴ状態になり、ほぼ2週間連続留守の時もありました。

☆☆☆

その間私とカリーナはのんびりやっていました。ついにお昼寝が完全に消滅。部屋に籠って静かに遊ぶ時間も短くなってしまいました。それに代わって午後のプレイデートが増え、週1回は夕方にジムのチャイルドケアに預けて、ずっとやりたかったクラスを受けられるようにもなりました。

午後に2時間ほどの私の時間がなくなったのは痛手でしたが、一緒にいろいろできるようになったのは便利です。昼寝をしなくなった本人は元気で、私の方がふーっと落ちてしまいソファーで居眠りしてしまう時があるのですが、そんな時カリーナがそっとブランケットをかけてくれることもあります。3歳の人間って、こんなにしっかりするのですね。

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ケヴィンがいないと夕方に余計な予定を入れないので、毎日が完全なルーティーンの元で回ります。

昼寝がないので、就寝は7時半厳守。そのためには5時半に夕食をスタートさせ、7時までには入浴。本を読んで一緒にベッドに横になると、5分程度ですーすーと寝息が聞こえてきます。眠りは深いようで、朝は7時頃まで寝てくれます。

6時半過ぎに2階に上がるまでには台所の片付けも終わり、1階は一旦消灯状態になります。日本にいたら夜はまだ始まっていない時間ですが、我が家はまるで夜中のようにひっそりと静まり返ります。なんと人間的な生活!と思いきや、実際に私が寝るのはいくら頑張っても11時半頃になってしまうので、実はそれほど健康的とは言えません。私は夜型でこの時間帯が大好きなのです。

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ワールドシリーズを父娘で観戦
カリーナは野球を見るのは初めて

今夜久々に家族揃っての夕食後、くつろいだ雰囲気になりました。ケヴィンはワールドシリーズ(野球)の第7戦が気になって仕方がなかったようで、「スポーツ観戦なら・・・」とカリーナに説明しながら30分ほど野球を見せていました。カリーナは滑り込みのたびに、「転んじゃったー」と心配していました。

思えば7年前。コロラド・ロッキーズとボストン・レッドソックスの対戦だった時、1人で日本に帰国していました。亡くなった祖母、伯母、母、私の4人で由布院の温泉に一泊した時、日本人選手が双方のチームにいた為か、祖母がTVで野球を観戦するのを楽しみにしていて、「へえ〜」と驚いたのを思い出しました。ちょうどこの時期だったなあ、と懐かしくなりました。

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相変わらず晴天が続いています。朝はダウンジャケット、昼は半袖、という寒暖差です。今朝車の中で天気予報を聞いていたら、「来週には冬が近づいて来るでしょう」と言っており、「あ〜あ」と思いました。なんだかんだ言って、今年もあと2ヶ月で終わりですね。ちょっと冷えて来たせいなのか、最近肩凝りがひどく、上を向いたら背中の筋が痛んだり、時には膝が痛んだり、と体にガタが出てきました。また定期的に走り始め徐々に運動量は増やしているのですが、歳のせいなのかと気になるところです。運動だけではなく食生活をあらため、もしかしたらサプリメントも摂取しないといけないのかと真剣に思う今日このごろです。

明日でアシャが旅立ってから3週間になります。


2014年10月28日火曜日

もうちょっと続いて欲しい秋

ほぼ紅葉も終わりです。昨日は気温が下がり風が強かったので、はらはらと散る葉を見て冬の訪れが近いことを今秋初めて意識しました。


週末遊びに来ていたケヴィンの両親がカリーナを見てくれたので、土曜日の晩はケヴィンと2人で出かけることにしました。まず隣町のブルーワリーに行き、友人達に合流しました。私はそんなにビールは好きではないのですが、ここのビールは珍しく私の嗜好に合い美味しかった。Crystal Springs Brewery

その後みんなはタイ料理屋に流れたのですが、私達は久々に2人でボールダーのダウンタウンに繰り出しました。結局いつもの居酒屋に落ち着きました。

アメリカで珍しいボトルキープのお店です ♪
お魚は、ほうぼう、いさき、秋刀魚、鯛。

その後、気合いを入れて22時の回の映画を観に行きました。もしかすると、2人だけで映画に行くのはカリーナが生まれてから初めてかも?「ベビーシッターを雇って映画を観るのはお金がもったいない」と2人の意見が一致し、友人達と映画鑑賞が目的で会う場合以外は、どうしても映画館で観ておきたい映画がある時は2人ばらばらに行くことになっているのです。

それで前のポストに書いた『Whiplash』を観たのですが、予想以上にインテンスな映画だったので、ケヴィンはあまりの緊張で体がこわばり(尻が固まり?) → 上映中にGパンのポケットの中の財布が当たって痛かったので → それを取り出しカップホールダーに入れ → 当然そのまま映画館に忘れてきてしまいました。

翌日それに気づき、真っ青になって映画館に電話をすると、珍しいことにフロントデスクに届けられていました。財布を取りに行くと案の定現金はなくなっていましたが、カード類と免許証はちゃんと残っていました。まあカードを止めたり、免許証を取り直したりすることを考えれば、20〜30ドルのチップなんて安いものでしょう。






2014年10月26日日曜日

映画『Whiplash』

久々にものすごくパワフルな映画を観ました。今まで観た映画での中でも異色な映画ですが、点数をつけるとしたら限りなくトップに近いと思います。


ストーリーラインはシンプルです。全米で屈指のミュージック・スクールに通うジャズ・ドラマーを目指す学生の葛藤、そして彼とそのスクールで学生を指導するマエストロの異常なほどの情熱のぶつかり合いを描いたドラマです。

このマエストロの指導ぶりは狂気と正気のボーダーすれすれで、生徒達を罵倒し精神的に窮地に追い込むような屈辱的なもので、Fletcher役のJ.K Simmonsの迫力は猛烈です。この映画の中で使われる侮蔑用語(日本語に反して、英語では星の数ほどある)を、一体どうやって日本語に訳するのだろう?と思うほどの勢いです。

それに対して、大物になりたいというこの学生の、ドラムに対する情熱と固執も狂気に近いものがあります。この映画のために約2ヶ月間、日に3〜4時間ドラムレッスンをしたというAndrew役のMiles Tellerの汗と手に血が滲む演技も迫真で、最後の一瞬まで緊張感が漂います。

Fletcherの異常な指導者ぶりを恐れつつ、しかしこのボーダーラインすれすれの指導が偉大なミュージシャンを育てるのだろうか、と思わずにいられませんでした。そしてドラマーに対する尊敬の念と興味が湧いたのも言うまでもありません。

『Whiplash』予告編


2014年10月23日木曜日

今年の秋

「今年の秋は例年より暖かくて長いね〜」と、みんなが口を揃えて言います。毎日本当に気持ちがいい天気が続いています。

我が家の前の通りの紅葉も、ほぼ例年と同じタイミングでピークを迎えましたが、気のせいか黄色い葉と紅い葉のピークのギャップが例年より大きい気がします。紅葉が見事な木と既に黄色い葉が落ちてしまったスカスカの木が、入り交じっているのです。

来週の前半は、ついに気温が今週の半分になりそうです。今年のハロウィーンは金曜日に当たるので、500個以上の小さなお菓子を用意しました。


我が家の前のいつものスポット

3年半前まで毎日アシャと歩いた南ボールダーの公園

そろそろペダル付き自転車に移行できそうです♪

空が高い!


2014年10月21日火曜日

また一週間


久しぶりに近所のハイキングトレイルを歩きました。前回来たのはちょうど3週間前。アシャとカリーナと一緒でした。アシャがその前日に食べるのをやめたばかりの時でしたが、この日はそれまでになく元気に歩け、出張中のケヴィンに「今日アシャがいつもより元気にトレイルを歩いたんだよ」と報告したほどでした。

アシャが一緒の時はゆっくりと小さなループをする程度でしたが、今日は1人だったのでトレイルの上まで早足で行き、50分歩きました。

土曜日にアシャの遺灰が戻ってきました。日本で愛犬が亡くなった時には、家族でペットセレモニーに連れて行って火葬してもらいましたが、アシャの場合は獣医さんのところに連れて行き、業者が引き取りに来て火葬し、遺灰が獣医さんのところに戻ってくる、というシステムでした。

火葬には、驚いたことに合同火葬と個別火葬があり、料金も別。合同の場合はもちろん遺灰も混ざってしまいますので、当然個別にしてもらいました。

火葬された日付を見たら、10月15日になっていました。前回の記事を書いた晩、なんとなく心の中で最初の一区切りがついた感じがしたのは、もしかするとあの日アシャの魂が天に昇ったからかしら、と思ったのでした。



2014年10月15日水曜日

一週間


アシャがいなくなってから、近所を歩く機会がぐんと減ってしまいました。犬のいない生活ってこんななんだなあと淋しく思う反面、アシャなしで歩くのも淋しいと思います。

朝一番に玄関のドアを開けてアシャを庭に出すこと、サーモンを食べたら皮をとっておいてあげること、門を開けたらしっかりしまっているか確認することなど、日々の生活の一部になっていて、自然に意識がそう働くことが多いことに驚きます。

思えばこのブログは、チャウチャウとブラックラブのミックス(Chow-Lab)だったアシャにちなんで命名しました。

以前「一日の終わりに、一杯のお茶にできること」という投稿をしたことがありますが、今まさにそのひと時です。たまたま流れていたDuke Ellington の『Solitude』に聴き入り、ある方からいただいた、「心の奥にそっとしまって、想いながら前を向いて行くんだよ」という言葉を思い出しました。

東京滞在中にアシャを預かってくれたお隣さんの
レベッカがくれた写真。彼女の愛情が伝わる一枚。



2014年10月10日金曜日

さようなら、アシャ。


9日の午後、アシャが旅立ちました。
その前の晩はあんなに元気になっていて、当日も半日は庭で静かに過ごしていたのに、雨が降り始めたので家の中に入って来た後、1時間もしないうちに比較的穏やかに息を引き取りました。獣医によって眠らせる必要もなく、ケヴィンも前の晩に出張から帰って来ており、家族全員が揃ったそのタイミングを見計らったかのような最期でした。リビングルームに横たわるアシャは、息をしていないのが不思議なくらいきれいな姿でした。

素晴らしい犬に巡り会えて本当に幸せでした。14年間、私達にたくさんの喜びを与えてくれてありがとう。


2014年10月8日水曜日

劇的なカムバック!

この写真でおわかりいただけるように、顔つきがしっかりしてきました♪先週の木曜日の晩の虚ろな目つきが嘘のようです。


まだ食べる量はかなり少ないですが、普段あげていなかった贅沢なものだけ食べています。この期に及んではアレルギーは無視し、ハムを薬に巻いて食べさせて、そのまま数枚あげてしまったりしています。今日またご近所さんから、鹿肉の挽き肉をもらって食べました。

このままドッグフードを食べなくなったらどうしよう・・・、という心配ができるほど、良好な感じです。

先ほどは台所にいる私のところまで、テクテク歩いて何かを訴えに来ました。水が欲しかったのかオシッコに行きたかったのかわからなかったので、とりあえず水を補充して外に連れ出してみたら、初めて1ブロックを一周歩けました。

体調悪化からちょうど1週間。金曜日の夜にモルヒネが効かなかったので 、その翌日に安楽死かとまず 心配し、次は念のためケヴィンが出張に出る 直前の月曜日の朝に、獣医さんが(安楽死させに)我が家に来られるように手配しておき、それを越えた後はせめてケヴィンが出張から帰る前まで持ってくれ、と思っていました。

みなさんの思いのお陰で、劇的なカムバックを遂げたアシャです。応援をありがとうございました。まだまだ両手放しでは喜べませんが、ひとまずほっとしているところです。残りのアシャとの時間を大切に過ごさないとなあ、とつくづく思います。


2014年10月6日月曜日

お陰さまで回復してきています

少しずつ食欲が戻ってきたようです。今朝食べ物に興味がでた様子を見せ、午後には差し出したものをちょっとずつ口にするようになりました。


夕方にはお隣さんが持って来てくれた犬用クッキーを食べ、その後別のご近所さんが持って来てくれた鹿肉の挽き肉炒め(!)一皿をペロリと平らげました。水もちゃんと飲んでいるようです。

まだまだ油断はできませんが、歩き方もしっかりしてきて、段差も後ろ足を引きずらずに昇り降りできるようになったので、明日は様子を見ながら少し近所を歩かせてみようと思います。

ここ数日間たくさんの方から連絡をいただき、お見舞いにも来てもらいました。ケヴィンの両親は数時間の訪問のために、往復4時間以上もかけて来てくれました。東京から50分もかけて動物病院にヒーリングパワーを送ってくれた友人も!

みなさんの温かい応援に心から感謝しています。

2014年10月4日土曜日

応援してください



今週、アシャの調子が急に悪くなってしまいました。ずっと関節炎を患っていましたが、どうやら痛みが脊髄レベルに達したようです。最悪の場合は今日お別れになってしまうかと思いましたが、一旦峠は越えて、また立ち上がって歩けるようになりました。でも、まだ食べることは拒んでいます。

昨晩は動物病院に入院しましたが、少し状態が良くなったので今日の午後家に連れて帰って来て、週末は家族で過ごしています。2日前の夜は痛みで一晩中クンクンと鳴いて辛かったですが、今夜は静かに寝ています。

アシャに食欲が戻るよう、みなさんも応援してください。