2013年6月28日金曜日

台所がなくても Home Sweet Home

3日前にボールダーの我が家に戻ってきました。

1つ前のポストで”リチャージ中”と書きましたが、2日間のんびりした後ほぼ毎日予定を詰め込んでしまいまして、結局充電どころか放電状態になってしまいました。私はやはりのんびりできない質のようです(周知の事実?)。

心配して下さった方も多かった、帰りの飛行機でのカリーナは、出発4時間半後に眠りに落ち、途中何度か起きてえび反りになって泣きましたが、合計4時間程寝てくれました。お陰で私も1時間ほど(でも1時間!)寝られました。普段はベビーカーの中や公共の場では絶対に寝ない子が、機内が明るくなり食事のサービス中も上を向いたままグーグー寝るという姿を見て、「やればできるじゃないか」と感心。

ZZZ....
試しに帰りはパジャマを着せてみました

そして帰りは念願の直行便でした。成田から10時間でデンバーに到着。とても楽でしたし、子連れには本当に有り難いです。

最近やっと空に戻ったボーイング787ですが、聞いていた通り非常に快適な飛行機でした。この最新鋭機は機内のデザインが良い上に、地上により近い酸素濃度を実現したそうで、確かに疲れ方も違った気がします。航空会社勤務時代の元上司から聞いたところによると、機内の与圧が押さえられているのでむくみも出にくく、乾燥もしにくいそうです。どおりで長時間のフライト後に関わらず、お肌の調子が良かったわけです。

帰った家は大工事のまっただ中。台所がないのはもとより、1階には水のアクセスがないので、料理をするならバーベキューグリル、それ以外は電子レンジかトースター。冷蔵庫は玄関にあります。いちいち2階のマスターバスルームに上がって水を汲んだり、食器を洗ったり、とかなり不便です。5月末から2週間シドニー/東京/ニューデリー/NYに行っていたケヴィンは、2日間家に戻った後ロンドンに10日間出張に出ており、先週帰って来た後に一瞬ボーゼンとなったようですが、週末に必死に働き、居間に『簡易台所』らしきものを設置してくれていました。お陰で私はケヴィンほどボーゼンとせず、この生活に徐々に適応しつつあります。

カリーナの時差ボケの方はと言いますと、始めの2日間は完全に日本時間のままで睡眠サイクルが回っていましたが、1日目の夜2時過ぎに起きて3時間付き合われたのに懲りて、2日目心を鬼にして真夜中に起きた後1時間以上泣かせっ放しにしたところ、その後疲れて果てて朝まで寝てくれ、3日目はほぼ普通通りの時間に寝て、12時間以上通しで寝てくれました。これで元に戻れば快挙です。

1ヶ月間東京と北海道で、ホテル2カ所、借家2カ所、そして実家、と点々と渡り歩いた後、やっと自分の家に戻って落ち着きを取り戻した様子のカリーナ。親が見てもかなり成長しました。頭の中は完全に日本語になり、「バス行っちゃった」「ダディーに見せたい」などやや高度な文章も言えるようになりました。来週から週3日、午前中だけ保育園に通い始めます。


2013年6月11日火曜日

リチャージ中


先週北海道に到着しました。
札幌近郊のスウェーデンヒルズという住宅街に私の両親は住んでいるのですが、今回は同じ住宅街の中で実家から徒歩10分程のところに、カリーナとケヴィンのママと3人で家を借りました。そこのリビングルームの窓から見える新緑の森はこんな感じです。

朝起きて3人でゆっくり食事をし、午前中はみんなでカリーナを連れて公園に行ったりした後、午後カリーナの昼寝中はケヴィンのママと私も休憩。夕食は両親の所で食べたり自炊をしたりして、カリーナの就寝後は静かに家にいる、というのんびりした生活です。借家にはWi-Fi(無線LAN)がないため、持参のiPod touchも使えず、インターネットアクセスのない生活をするのは不便ではありますが、ある意味悪くないなと思います。

日本に到着するまでのフライトは、カリーナがオン・オフのきかない壊れたおもちゃのようになってしまい、家を出てから成田に到着するまでケヴィンのママは睡眠ゼロ、私はトータルで15分ほどという悪夢の旅になってしまいました。眠らせない拷問があると聞いたことがありますが、寝たい時に目をつぶることも許されない状態の辛さがよーくわかりました(←ふーっと目をつぶると、カリーナが顔の間近で「ハ~イ!」と言い、顔をぶったりするため)。カリーナは、コロラド時間で朝6時半に起きて夜10時、つまり成田到着の2時間半前まで一睡もしないという状態で、その後時差ボケも重なり本来の睡眠のパターンに戻るまでかなり時間がかかりました。

そんなわけで、出発前の疲れと帰国後の溜まった疲れを癒し、十二分にリチャージ中であります。

カリーナ 2歳3ヶ月

札幌は平年よりかなり暑いです

ここしばらくカリーナの成長記録が滞ってしまいました。
バックナンバーは徐々にアップするつもりでいますが、過去3ヶ月間にかなりしゃべるようになりました。しかも北海道に来てからの5日間でも、日本語の上達には目を見張るものがあります。「車来ないね」「牛乳いやだ」「テントない」など2単語の文章を言い始め、「見たい」が「見たいよー」になり、より自然な日本語を話すようになってきました。私の両親は「じいちゃん、ばあちゃん」です。

2歳児らしく意思はかなり強いですが、辛抱強く言い聞かせばある程度納得するふうでもあります。感謝の気持ちを表現するのが少しずつ上手くなってきており、うれしいことがあると自発的に「あとぅ(ありがとう、はまだ言えません)」と言い、私を感心させる面もあります。

日本に来てから、普段見慣れない電車と救急車が大好きになり、東京では山手線見学とピーポーピーポーにはまりました。救急車と言えるようになるまでは、「くるま、いたいた~い!」と呼び(半分叫んでいる)みんなの笑いを誘っていました。エレベーターとエスカレーターにもものすごい興味を示し、何度上り下りさせられたことか(溜)。私が買出し中に、それに付き合わされたケヴィンのママがぐったりしていて気の毒でした。

日本での好物はせんべいです。