2008年1月31日木曜日

Crocs その2

以前Crocsの写真を載せたとき、ボアがついているのはどんなものか見てみたい、という要望があったので今日撮った写真をご紹介します。 子供用。Corocsにしては珍しくパステルカラーでかわいい。その他こんなのもあります。日本にも出回っているだろうか?

背骨の話

椎間板ヘルニアの話で思い出したこと。2年前にPTに通いだした日に、何が原因でこうなったのだろうか、とセラピストに聞いたときの話。彼女の意見は、私は重いバックパックを担いで山を登ったり谷を降りたりするには、骨が細くて骨格が華奢すぎるのでは、ということだった。プラス、手が長いので細い背骨に負担がかかっているのかもしれない、とも言われた。

へぇ、私ってモデル体型かも、と、帰ってケヴィンにその話をした。「東京にあのままいたら、私こんなことにならなかったのかもよ~」と言うと、すかさず彼は「チカはモンキーなんだよ」ときた。「まだサルからヒトへの進化の途中で、直立歩行に無理があるんじゃないの?」

最近鍼に通い始め、初日に私の背骨を見た鍼師は「あなたの背骨ってまっすぐね~。赤ちゃんの時、あまり這い這いしないで早いうちに歩き始めたでしょ?」とすかさず私に聞いた。這い這いをする時期があまりなく歩き始めた人は、背骨があまり反らずまっすぐな背骨になるそうだ。そういう人の背骨は圧縮されることが多いらしい。母に電話で聞くと、確かに私は生後10ヶ月くらいで歩き始め、1歳になる頃には小走りとまでは言わないが、結構歩いていたよ、と言われた。

これが私の椎間板ヘルニアの原因かしら、と思う今日この頃。

2008年1月30日水曜日

椎間板ヘルニアは良くなる

今日ピラティスのクラスでハードな運動をしている時に、ふと、椎間板ヘルニアと診断されて2年になるなぁ、としみじみと思った。

なった人はわかると思うが、私もよくありがちなL4/5が後ろに突起していて、それが神経を圧迫して神経痛を起こしていた。私は左側のお尻の真ん中辺りがシクシク痛み、左足の親指に痺れがあった。MRIの結果を見て、ダメにになっている椎間板は素人が見ても一目瞭然。がっくりきた。

しかし、アメリカの素晴らしいことは、PT(フィジカルセラピー)が発達していること。翌週からすぐにセッションが開始された。え?こんな簡単な運動でいいの?というようなことから始まったが、3ヶ月PTに通い、実はセラピーはピラティスの運動に似ているということを知り、一連のセッションが終わると同時にピラティスに通うようになった。私のピラティス通いはそんなことから始まり、今や生活になくてはならない運動となった。PTを開始すると同時に、水泳もいいと聞いたのでしばらく週1,2回1000m程泳ぐようにもなった。

その後痛みは続いたもののピラティスのお陰で腹筋と背筋が発達し、除々に痛みが軽い日が増え、そして痛みがない日もあるようになった。一旦控えたジョギングも再開した。ひと夏やらなかったテニスも昨年の夏は楽しんだ。アメリカでは、椎間板ヘルニアの患者にアクティブに生活するように勧めている。手術も歩けなくった場合は別だが若い世代には勧めていない。

スノーボードは無茶をしなければOK,と言われていたので、カイロを背中に貼ってしずしずと滑っていたが、今年は毎週モーグルの練習に励むまで腰の不安はなくなった。

それでも時々お尻が痛いときはテニスボールに座って筋肉をほぐすようにしている。

痛みが激減したのは、ひょっとしてこの本のお陰?

椎間板ヘルニアと診断され1年半が過ぎた去年の8月、シカゴで義理の妹に会った時に1冊の本を勧められた。彼女も結構体の調子が悪く、常にいろいろな痛みを抱えていたのが、その本を読んで痛みがなくなったという。半信半疑どころかそんな話は全く信じられなかったが、せっかくなのでその本を借りることにした。

2ヶ月間放りっぱなしにされてた本は、10月に日本行きの飛行機の中で始めて開かれた。椎間板ヘルニアのことが書かれているところだけを拾い読みをしてみると、まず「椎間板ヘルニアによって圧迫された神経が引き起こすのは痛みではなく、しばらくするとその神経は”痛み”というメッセージを送るのを止めるため、それによって引き起こるのは麻痺のはずである」という文章が頭にこびりついた。著者の結論は「椎間板ヘルニアによって起こると思われている痛みは、実はTMSという症候群によって起こるものである」ということだった。

この著者が言うTMS(Tension Myositis Syndrome)というのは、精神的ストレスが肉体的痛みを引き起こす状態で、自動神経システムが筋肉、神経、腱の中の血液の流れを減少させることにより酸素不足を引き起こし、それが一部の組織で痛みや緊張となって感じられること、だそうだ。

その本を拾い読みした後の日本滞在中の1ヶ月間、ヒールがある靴を履いて一日中歩き回っても腰が痛くない日々が続いた。ホリデイでリラックスしているからかな?とも思ったが、神経痛に気づき始めたのはちょうどその2年前に日本に帰った時に毎日ブーツで歩き回ってからだったので、その考えは辻褄が合わない。もしかして、本当に本が効いたのかも、と思い始めた。

とにかく、今までのように不安がないのである。それまではちょっとした痛みを感じると、「無理をするのをやめよう」と自制をかけていたのだが、今は「ああ、また筋肉が張っているだけだな」と済ませられるようになった。そうすると不思議なくらい痛みが長くは続かないのだ。

興味がある方は John E. Sarno, M.D.著の「HEALING BACK PAIN - The Mind-Body Connection」を読んでみてほしい。

2008年1月29日火曜日

アシャちゃんはホリデイで留守 Asha is on holiday

アシャは今週はケヴィンの両親の庭を走り回っております。いないと散歩に行かなくていいので時間に余裕があるけどやっぱり淋しいので、いないアシャの名前を呼んでみたりする私たち。

ちょっと一言 This is how things are shipped in the US!

こういう荷物が来るたびに私は怒り狂っているのですが、オフィスに届いた荷物を開けたら入っていたのはインクカートリッジが3つ。横にあるのは私のバッグ。箱の大きさをこれでご想像ください。こういう荷物がトラックの中にたくさんあって、延々と陸路を運ばれてくるかと思うと私はものすごく頭にくるわけです。

2000年に私がボールダーに引っ越してきたころ、1ガロン(約4.5リットル)$1.30台だったガソリンが今や$2.80台後半。日本やイギリスに比べたらまだまだ安いけど、それでもここ8年で2倍以上になり、去年は大型自動車の売り上げががくんと落ちたという時世。こんな無駄は許せません。

ちなみに、私が知っている中で一番ひどいのはOffice Depot。内容量によって箱のサイズを変える、という作業にかける人件費を節約しているのかどうだか知りませんが、こんな無駄をしている会社ってサポートしたくないと思うのです。

2008年1月24日木曜日

Mini Sushi

今日は気温が2度まで上がったので、昼にお寿司を食べに行った後にジェラートを外で立ち食いする余裕もでた私。今日食べた美しいちらし寿司は、「はい、どうぞ」と目の前に出された瞬間に何も考えずに食べてしまい、写真を撮るのをコロリと忘れてしまった。海外のちらしは日本とはちょっと違うので、写真はまた次回。

さてこの写真は以前のものなのだが、同じ寿司屋の板前さん(日本人女性)がちょっとヒマになった時に遊びで作ってくれた、ミニ・にぎり。カウンターで「おおっ!」と歓声が上がった代物。日本人ならではの技。

2008年1月22日火曜日

底冷え

今年の冬は冷え込みが厳しい。決して降雪量が多いわけでなく、とにかく芯から冷えるという感じ。今朝家を出たときの気温は-20℃。息を吸った途端に鼻毛が凍る!手袋をしていても手が凍るように寒い。しかし人間の感覚は恐ろしいもので、昼間外に出たときに「おや、ずいぶん温度が上がって暖かくなったなあ」と気温を調べると、それでもまだ-7℃。今後週後半にかけて久々にマイナスを脱する陽気になるようです。でも、また金曜日から山に出かける私たちにとってはあまり関係ないか。

2008年1月21日月曜日

Comfort Food

外食続きの後にはコレが一番。水曜日の夜からお米をずっと食べていなかった。梅干は祖母がつけたもので、11月に日本から帰るときに瓶にぎゅうぎゅうに詰めて持って帰って来たもの。

山でも大活躍

ケヴィンの愛車ミニ・クーパーは以外に山でもよく走ります。こんな小さい車でスキー場に行く人なんて滅多にいないので、スノーボードを後ろに積んで走っていると他人から喝采を浴びることもしばしば。ケヴィンの自慢の車であります。

ケヴィンのもう一つのプライドは、小さなトランクに計算してぴっちりと荷物を詰め込むこと。アシャも一緒に連れていくことも多いので、当然余計な荷物は減らしてコンパクトにする必要に迫られるわけです。しかし、先週パンパンのトランクを無理やり閉めようとして、私のヘルメットにヒビを入れられてしまいました。もちろんすぐに新しいのを買ってもらいましたが。

このボードは明子ちゃんの旦那さまのJackがCoors(ビール会社の)のためにデザインした特別モデルで、市販されなかったモデルをコネで譲ってもらった貴重品。ボードをつけているものは取り外しが可能で、夏は自転車を運びます。

Baby Shower

土曜日に友人のBaby Showerに行ってきました。予定日は2月29日。ちなみにこの夫婦は、奥さんが大晦日生まれで旦那さんはハロウィーン生まれ。生まれて来る子供も変わった日を選ぶねぇ、と。予定通りに生まれたらもっとすごい。

このケーキ、切るのが本当にもったいなかった。

2008年1月18日金曜日

今週の生花

イマイチ写りが良くないのだが、今週花屋から届けられたアレンジメント。アメリカとしては悪くないなぁと仕事中に撮影。「高級感」が一応売りの我がオフィス。というか、来る人がハイソな人々なので、ボスの奥さんが数週間前から花屋と契約をし、毎週月曜日に花瓶に生けられた花を持ってきてもらうことになった。数少ないボールダーの花屋の一つのこのお店は、枝を使って毎週まあまあのアレンジをするのだが、日本人として気になるのはちょっと花が多すぎ、というところ。そんなところへ、いつもよりぐんとシンプルなアレンジメント。でも、ラインはちょっとぐちゃぐちゃ?

2008年1月17日木曜日

久しぶりにランチ

昨日ケヴィンが必死にアシャの顔を洗っている最中、私は久しぶりにボールダーに住む日本人マダムN子さんとランチをしていました。お嬢さんがオックスフォードに留学中なので、しょっちゅうイギリスに行く彼女。週末にまたイギリスに出発で、今回はチェルシーにフラットを3週間借りたそう。羨ましい~。話題が豊富で話上手な彼女 とご一緒すると、3~4時間なんてあっという間。

そして彼女のファッションセンスには目を見張るものがあり、今回もさすが「日本とNYでin」の紫のコーディネートでございました。1年ほど前まで、彼女はダウンタウンでブティックを経営しており、私が好きなイギリスのブランドを仕入れてくれていたのでお世話になったのですが、お店を畳んでしまってとても残念!

2008年1月16日水曜日

スカンク Skunk

やられました。しかもアシャの顔直撃。

スカンクの悪臭って日本人はあまり嗅いだことがないと思うけど、すごく強烈です。私はカンザスに留学中に同乗していた車がスカンクを轢き、初めてあの臭いを嗅いだわけですが、この車はいくら洗っても臭いがしばらくこびり付いて取れなかった・・・。

で、今日ケヴィンがアシャを連れて山でジョギング中に、ケヴィン、アシャ、スカンク三者お互いの存在に気づかず、ケヴィンがあれ?と思った瞬間にアシャの口元にいたそうです。ケヴィンが一瞬アシャが死んだリスでも見つけたのかな?と思ったその時、シマシマの尻尾が見え、あっと引く間もなくスカンクが悪臭をアシャの顔の至近距離から噴射したらしい。

気の毒なアシャはそのまま狂ったように走り続け(しばらく目が見えなかったのではないかと思われる)、家に帰ってからケヴィンの手作りの脱臭液で何度も顔を洗われたわけです。かなり取れたけど、まだ臭い。

これを機にスカンクについて調べてみたら、「スカンクは肛門腺を取り囲む筋肉を収縮させることによって分泌液を相手の顔を目掛けて噴射し、これは4~5m離れていても命中させることができる。分泌液が目に入った場合、一時的に目が見えなくなる。悪臭は無風でも半径1kmの範囲まで届き、風向きによっては2km近くまで届く。分泌液は皮膚の蛋白質と強く結合するため、皮膚に付着した分泌液を取り除くことは困難である。また、分泌液が付着した衣服は脱臭が困難なため、破棄することを余儀なくされる」と書いてある。とんでもない動物だね。

ちなみに、スカンクはその後どうなったわけ?と聞くと、余裕綽々でお尻を向けたままその場に立っていたとか。記述によると、スカンクはこの武器の威力のため、敵と対峙した場合に逃走することは少ない、となっており、まさにそのとおり。

外に置いてあるアシャのリードは、プンプン悪臭を放っている。

2008年1月14日月曜日

バブルバス Bubble Bath

クリスマスに義理の妹アリソンにもらったこのバブルバス、なんと檜と生姜の香り!本当に檜風呂に入っているような匂いがして非常にいい。自分で買うのはラベンダーとか一般的なものが多いので、目から鱗、という感じです。

裏に書いてある説明を読むと「日本では昔から風呂桶に、パワフルなアロマを発する檜が用いられてきました。檜は緊張を和らげ、ストレスを解放し、皮膚の炎症等を治し、うっ血除去の効果があります」と書いてあり、へぇ~檜風呂ってこんな効用があったのかと感心。ちなみに生姜の方は「疲労、風邪、インフルエンザ、筋肉痛、悪血行と戦います←(combatという単語がわざわざ使用されている)」となっている。コロラドの寒い冬にはとてもうれしいプレゼントだ。しかも裏には「湯」の字まで。なんともうれしいデザイン。Thanks Alison!

眠り犬 Sleeping Dogs















犬の寝顔も子供の寝顔に負けずかわいい。大好きなおもちゃを握り締めて。下敷きになっているのはクリスマスにケヴィンの両親からもらったリスのぬいぐるみ。 















こちらは男クリスと女クリスが飼っているレイブン。やんちゃ盛りのブラックラブ1歳(♂)。先週アスペン近郊で数時間スノーシューをした後の様子。車に乗ったら布団を整えすぐに昼寝。写真には写っていないが、アシャも横で半目で舟をこいでいた。レイブン(Raven)という名前の意味は「ワタリガラス」。光る漆黒の毛の色から命名。

2008年1月10日木曜日

アメリカ南端の地 キー・ウェスト  Key West

やや遅れてクリスマスの話。今年はフロリダのおばあちゃんのところで家族が集まってクリスマスを祝うことになり、その前に2泊3日でキーウェストまで足を伸ばしてみました。都合のいいことに、義理の妹アリソンのお母さんんがビーチサイドにコンドミニアムを持っており、家族の喧騒から離れ「若者4人」でつかぬ間のホリデイ。トロピカルな街を観光し、おいしいものを食べて、プールで泳ぎ、ビーチを散歩。やっぱり暖かいところはいい。

おばあちゃんはマイアミから車で北へ3-40分くらいのポンパノ・ビーチというところに住んでおり、そこからキーウェストまでは車で約4時間。ハイウェイを抜けて片側1車線の道をずっと進む。島と島を結ぶ橋の上を走るのは本当に気持ちがいい。横にはペリカンが一列になって飛ぶ姿も。キーウェストからキューバはたったの140キロ。しかし、アメリカ人のキューバへの渡航は基本的に禁止されている。

南国のクリスマス X'mas in the island

キーウェストは建築様式もアメリカ離れしており、家を見て歩くだけですごく楽しい。とてもコロニアル風な感じで、ケヴィンに言わせるとニューオリンズを思い起こさせるそうだ。トロピカルなクリスマスデコレーションは私にはちょっと不思議な感じがした。

クリスマスライトの写真は何に反映しているの?とよく聞かれるので説明しますと、タイマーにして車の上に置いて撮ったらこんな写真になりました。撮った本人は指摘されるまで気づいてなかったという…。

野良ニワトリ Wild Chickens

街を歩くといたるところに野生の鶏が。退治したい住民と保護したい住民の間で意見の食い違いがあるそうだ。この日はここでブランチをしたが、次はバーとして利用したいところ。鶏が落ちた食べ物をつつき元気に鳴いていた。オフィスの前では猫が気持ち良さそうにお休み中。ニワトリを追っかけないのね、と感心。

ここは何でしょう?Guess what this place is?

正解はレストラン。裏から見ると単なる掘っ立て小屋なのだが、さすがシーフードがおいしい土地柄、ここで食べたフィッシュ&チップスはおいしかった。

三輪車で観光 Sightseeing By Tricycle

アリソンのお母さんの三輪車に乗るケントの笑いを誘う後姿。

そして100mはあるのではないかと思われる、コンドミニアムの廊下を突っ走る2人。

ホット・ソース テースティング Hot Sauce Tasting

ケントとアリソンが前に行ってすごくおもしろい経験をした、というホット・ソースの店へ行ってみることにする。その前に酒屋に行ってビールを買う、というので私はよく意味がわからなかったけど言われるままに缶ビールを買いその店へ。

店へ着くと納得。店の真ん中にカウンターがあり、中に立つオーナー2人を囲んでまるでバーのようだ。ビールを差し出すと彼らは喜び、みんなで1杯やりながらソースのテースティングになった。

目の前にばさりとチップスが盛られ、順番に出てくるソースにチップスをちょこっとつけて口へ運ぶ。初級者用から始まり、どんどん辛さはエスカレートする。10種類目くらいになると、辛いものに強い私でも、口に入れた瞬間鼻から汗がどっと吹き出る。ケヴィンは口に入れる量の調整に失敗し目がウルウルしている。ケントとアリソンは2回目とあって慣れたものだ。

悩んだ挙句、数本買って店を出る。ビールとチップスでお腹はいっぱい。おもしろい経験だった。

2008年1月8日火曜日

コロラド州 アスペン  Aspen, CO

アスペンという名の街を聞いたことがあるだろうか?ここから車で4時間程の山の中にある人口約6000人の小さなマウンテン・タウンなのだが、ダウンタウンに一歩足を踏み入れると不思議な気分になる。そんなところにルイ・ヴィトンやグッチをはじめ、ブランドの店がうじゃうじゃあるのだ。毛皮を着たお金持ちそうな人達がいっぱいいる。

ここは世界中の大金持ちとセレブが集まる街。この街とその周辺に不動産を所有する有名人の名を挙げると、アントニオ・バンデラス、マライア・キャリー、ケヴィン・コスナー、ジョン・デンバー、マイケル・ダグラス、ゴールディー・ホーン、カート・ラッセル、ジャック・ニコルソン、etc.etc.、そしてディズニーの元社長や実業家達、サウジアラビアのプリンス(彼の家は最近135億円で売りに出たそうだ)などもリストに名を連ねる。ビクトリア・ベッカムも最近お家を買ったそうだ。この街に不動産を所有する人の中の41人が億万長者(それも100億万単位)。お金持ちは自分のジェット機で移動する。私達が強いられるボールダーからの長いドライブはジェット機では30分程度らしい。

ここはスキー場もあり、ケヴィンは毎年4日間のパスを購入する。コロラドでも比較的アクセスがいい主なスキー場から更に2時間ほど離れているので、コンディションがすごくいい割にはいつも空いているらしい。もちろん、彼らはアスペンの街中には泊まらず車で20分ほど離れた近郊の町に泊まる。

私はそこまで興味がないので毎年パスは買わないし、彼が男友達とスノボ三昧の時はボールダーで女の子たちとパーティをしたりディナーに行ったりしている。しかし今年は、ケヴィンが近郊にかわいい町を見つけたからそこに一緒に行こう、と言い始めた。フランス人の旦那さんとスウェーデン人の奥さんがやっている感じのいい小さなレストランもあるよ、と言われて食べ物に弱い私は珍しくついて行く気になった。

元旦に宿に電話をしてせっせと手配をするケヴィン。9月に結婚した例の「男クリスと女クリス」と4人で行くことになった。女クリスも今回はスキーをしないで、犬と一緒にスノーシューをするというのでとても楽しみになってきた。

前日に荷物を詰めながら「ベッド&ブレックファーストなの?」と聞くと、「ホテルみたいなところだよ」と言うので、そうか、とちょっとがっかりしつつ出発。いつの間にかもう一人の友達コナンも合流することになっていた。そして着くと「え?ここに5人と犬2匹?」と愕然。そこは寂れたモーテルのようなところだった。

<左>入り口から見たところ。奥に一応独立した一部屋あるが5人分の荷物で部屋は散乱し歩くのがやっと。私が立って写真を撮った位置は入り口のドアぎりぎり。その向こうは廊下ではなくいきなり外。

<右>コナンはトイレの前でしかもテレビの真横の細い通路にキャンプ用のマットを敷いて寝ることになった。彼は身長195cmなので横になると長い。彼が横になるなり犬2匹が喜んで彼の顔をべろべろ舐めまくっていた。世界中のお金持ちが集まる街の近くまで来てこんなところに泊まるなんて… でも、和気藹々として楽しかった。

冬は本当に忙しいです

ご存知の通り、ケヴィンは冬になると毎週末でもスノボに行きたい人。私もスノボは楽しむけど、家事をする者の立場としては毎週末、時には金曜日の夜から2,3日家を空けるとなると平日のしわ寄せが結構きつい。平日4日で溜まった洗濯、掃除、ピラティスのクラス、ジムで運動、友人達と食事、その他こまごました雑用をすることになる。プラス、食事の用意、アシャの散歩(1回30-45分)という決してはずせないルーティーンもある。ケヴィンも家事の手伝いをしてくれる方だから大きな声では文句は言えないけどね。

しかしふと思うと、ケヴィンの「平日仕事、週末遊び」型生活は、私の独身時代の生活にそっくりだ。実家から通勤し、家に帰る途端にご飯が出てきて、洗濯物は脱衣所に置いておけばベッドの上に畳まれて戻ってくる、という典型的な独身パラサイトOLだった私。そんな生活だったら毎週末遊びに行く余裕があるでしょうねぇ。

4日間外食が続いた今夜のご飯は、サーディーン丼。森瑤子さんの本を久しぶりに読み返していて見つけたレシピで、書いてあった通りこれがはまる味。缶詰のサーディーンをオリーブオイルで両面しっかり焼いて、最後に醤油を回してかけて出来上がり。温かいご飯の上に置いて、グリーンオニオンをたっぷりかけて食べる。私はこれに、ケール(青菜の代わり)とちりめんを醤油で炒めて(たまたま残り物を合わせてみたのが大成功!)、サーディーンの下に敷くのがお気に入り。初回ケヴィンは食べられるかなぁと心配だったのだけど、ケヴィンもうまいうまいと食べてくれる。またもや手抜き料理のレパートリーが増えてうれしい。

2008年1月1日火曜日

迎春

明けましておめでとうございます。ミレニアムから8年経ったということは、私が日本を去って8年。アシャは今年8歳。時が経つのは本当に早い。

大晦日のところで、アメリカ人と日本人の新年を迎えるという感覚の違いに触れましたが、この差は本当にすごいです。今日はダウンタウンでもほとんどのお店やレストランが普通に営業してしているようで、明日から普通に仕事。つまり、正月という感覚は全くないということですね。むしろ、なぜ1月1日は会社は休みなの?という感じ。ちなみに31日もあえて休みを取らない限り通常通りに仕事です。

年末いろいろあり予定が大幅に変更になり、大掃除ができなかった我が家は今日はどこにも出かけず家の片付けに追われてお終い。二日酔いで目覚めたといい、ちょっと不安げな新年のスタートであります…。

ボールダーのダウンタウンでは、毎年餅つきが開催されます。日本人経営のレストラン主催で長い間やっているようで、あの喜太郎さんが毎年餅をついている、という噂は聞いていましたが、今日トモコちゃんから写真を送ってもらいました。こねている方が喜太郎さんだそう。

本来の今日の選択肢は、1.スノーボード、2.コロラドスプリングスでレストランを経営している中島さんのところで豪華おせちをいただく、3.餅つきに行ってみる、のどれかのはずだったのが、こんなことになってしまった。どうしてそうなったかは、後ほどゆっくり。。。

今年もどうぞよろしく☆

大晦日 New Year's Eve

アメリカでは大晦日はパーティーをする日。親しい仲間が集まって家でパーティーをしたり、外で騒いだり。そして元旦は二日酔いの日。ちなみにアメリカ人は年を越える前に大掃除したりしない。新年を迎えるということに対しての感覚が日本人と全く違うのだ。

それはさておき、今年はライアンがアラスカン・キング・クラブとステーキでみんなをホストしてくれると言うので、私はこの日を心待ちにしておりました。彼は蟹で人をもてなすのが得意なのだ。集合写真左手前が彼。話がちょっと逸れるが、ライアンは自然の写真を撮るのが上手で、壁の写真は全て彼の作品。

8時前に集まった会は空のワインボトルが増えるともにどんどん盛り上がり、時計が12時を指す頃はゲームの最高潮。みんな年が変わることなんて全然気にしていない。とりあえずライアンが正確だかあやしい自分の腕時計で秒読みを始め、年が明けるとともに一応「蛍の光」を歌い、そのままゲームは続く。私の横に座っているカーリー(一番右の眼鏡の彼女)は、ディナー前にがばがば飲んでいたシャンパンのせいで笑い上戸になっている。

1時を過ぎた頃、9月に結婚したばかりのChris&Krisが「犬が下痢ぎみだからそろそろ帰った方がいいかな」と席を立ちあがるとともにお開きの雰囲気になった。しかしケヴィンは疲れ気味だった上にちょっとワインを飲みすぎたようだったので、一眠りしてから帰ることに。ソファの上で目が覚めたらなんと4時15分だった。

家に帰って寝る支度をし、こんな新年の迎え方をするなんて悲しい、とげんなりしながらベッドに入ったは5時。9時すぎに目が覚めたときには私も例に漏れず二日酔いでした。