2008年10月24日金曜日

いつまで続く?秋の終わり

アシャの散歩コースの近所の公園も、すっかり秋後半の気配。

写真とは関係ありませんが、今週は夜氷点下まで気温が下がった晩が続き、ついにトマト、バジル、しそ(涙)、ハラペーニョを殺してしまった・・・。危険な日はカバーをして保護していたのに、一昨日飲んで帰った晩に何も考えずにベッドへ直行。悲しみに暮れる私達です。

アシャの永遠の宿敵リスに遭遇。

アシャと一緒だとリスも機嫌が悪いことが多い。

この公園にはカナダ雁が年中住んでおり、アシャが子犬の時はその糞を食べて本当に大変でした。今だに時々こっそり食べようとしているけど、一体何が犬の食欲をそそるのでしょうか?

もう少し秋のままでいて欲しいものです。

アンチョビとズッキーニのパスタ

先月メキシコのビーチでイタリアに住む日本人女性の本を読んでいて、そこでヒントを得たこのレシピに大はまり。ホテルのビュッフェでパスタスタンドで作ってもらったら、これがおいしかった。

1、ちょっと多いかな、と思える程度のオリーブ・オイルにつぶしたニンニクとクラッシュド・レッド・ペッパー(ピザなんかにふりかける、あれです。)を入れて、ゆっくりオイルを温める。

2、ダイス状に切ったズッキーニを入れて炒める。量はお好みでどうぞ。

3、アンチョビのフィレを入れて、そっと混ぜる。

4、みじん切りにしたパセリを入れる。使い切れないともったいないので、私はかなり大量に入れます。

5、パスタを入れてじっくりからめ、最後にパセリを少しかけて出来上がり。

6、この写真には、うちでとれたプチトマトも入れてみました。

2008年10月18日土曜日

マウンテン・ライオン

今日の早朝、生まれて初めてマウンテン・ライオンを目撃した。しかも、前の車にはねられた直後の絶命直前の姿を…。

今週末もケヴィンはログキャビンへ。今週は今年の冬を越えるための安い玄関のドア(中古で$30!)とストーブ(こちらも旧式で中古)を持っていくことになっており、ケヴィンのミニ・クーパーでは運ぶのが無理。今週末も私は山へは行けず、そしていろいろ込み入った事情があり、朝5時に四駆を持っている友達との集合場所である高速道路脇まで、私も別に車を出して荷物を運ぶことになっていた。

早朝だったのでずっと後続車はいなかったのだが、ボールダーを出て約20分くらい経ちゴールデンという街に差し掛かった時、ドアを屋根に縛り付けて遅めに走る私とその前のケヴィンを一台の四駆が時速100キロくらいで追い越した。そしてその数分後、先でその車が路肩に車を寄せた。ケヴィンもそれに続いて右側へ。

おや?と速度を落とした私の目の前に広がった光景を見て驚いた。私が見たものは、ライトに照らされた道路の真ん中で、かっと目を見開いて首をこちらに向けて苦しみもだえた大きなベージュ色の動物。一瞬にしてそこを避けて通り、鹿ではない、と思いながらわけがわからず私も車を止めて車外へ。(その時、後ろにあったストーブが前へ倒れ車内は灰だらけに。とほほ。)ケヴィンが「マウンテン・ライオンだと思う」と言った。

その倒れた動物を、はねた車の人達が見下ろしていた。ものすごく大きくて、美しい野獣という感じのマウンテン・ライオンは血を流して痙攣をおこしており、もう息絶える寸前という感じだった。ケヴィンがすぐに警察に連絡をすると、5分もしない間にパトカーが3台やって来た。懐中電灯を手にして始めに車から降りてきた婦警さんが「いつまた姿を現すかと思っていたのよ」と言った。昨日ゴールデンの街中で姿を目撃されていたらしい。その現場も、住宅街からほんの数百メートルのところだ。餌を探して山から降りてきたのだろう。そして悲しいことに、この動物はその後数分もしなにうちに完全に息を引き取った。あの見開いた透き通った目が、私の目の裏にはっきりと焼きついてしまった。

前々からこのエリアにはマウンテン・ライオンが生息するのは知っていた。数年前の夏はボールダーの街中にも姿を現して、住民に警告をしていたこともあった。調べてみると日本語ではピューマとしての方が名が知られているらしい。

マウンテン・ライオンはペットを襲ったりするだけでなく、山の中でジョギングやハイキングをする人間も襲うので危険な動物として恐れられている。近所のハイキング・トレイルにも時々「最近このエリアでマウンテン・ライオンが目撃されたので、このトレイルは避けて下さい」という看板が立っていることがある。数年前に、親と手をつないで山を歩いていた子供が、後ろから襲われてさらわれそうになる、という事件が起こったこともある(無事取り返したそうだが)。

いくら危険な動物といえども、彼らの縄張りに入っているのは私達。こういう形で野生の動物を殺してしまうのは悲しい。

2008年10月16日木曜日

秋と冬を行ったり来たり

秋らしい日が続いたと思ったら急に雪が降りそうになったり、と気温の変化が相変わらず激しいボールダー。今年は忙しくてちゃんと紅葉(黄葉、といった方が正しいかもしれない)を見に行く時間がなくて残念。とりあえず、アシャの散歩中に近所を撮影。

今年は気のせいか、木々がまばらに秋になったような・・・。

うちの近所は全く赤系の葉がなし。もみじ系の色がとても恋しくなります。

けど、目が冴えるようなこのコントラストに文句は言えません。

2008年10月10日金曜日

結婚式

午後まで雨が降ったのでビーチから会場は移したものの、それでもセッティングは南国そのもの。アメリカから40人ほどが出席しました。

式はとてもシンプル。あっという間に終了。

その後ビーチに移動して写真撮影。これがエンターテイニングでかなり楽しませてもらいました。雨が止んで本当によかったね~。

ケーキのお味は・・・女の子ほぼ全員一致の意見でまずかったけど、見た目は華やかで素敵でした。 お幸せに。ジェイソンはここまで待った甲斐ありました、ホント。(過去の一緒に住んでいたガールフレンド2人を知っている私達)

Iberostar Grand Hotel Paraiso

ここはカンクン空港から南に車で約30分のPlaya Del CarmenにあるリゾートIberostar Grand Hotel Paraisoです。先日も書きましたが、ここはオムツ犬スクラップスのご主人ジェーソンが海外挙式(英語ではdestination wedding)をする場所に選んだリゾート。 エントランスから眺めたところ。南国のホテルはいつも開放感があっていいですね。
私の興味を惹いた数々の斬新な照明。

廊下には有名な絵画のレプリカが。私達がいたところはクリムトとゴーギャン、場所によっては全部靴の絵、と各廊下にテーマがあり、雨が降っても中で結構楽しめました。天井はイタリアのルネッサンス絵画。

あまり外の写真は撮りませんでしたが、ここがメインのプール(海水)。敷地はそのままカリブ海に面するビーチにつながっている。噴水の向こう側のドームみたいなものは、プール内にあるバー(水につかったままお酒が飲める。水の中に椅子もあり。バーテンダーがいるエリアはもちろんドライですが。)雨が降っている日の朝8時に、お腹が出ているおじさん2人がそこでカクテルを飲んでいる姿を見て、こういう人が飲み放題のメリットを十二分に生かすのだなあ、とつくづく思いました。

こちらはもっと静かなプール。 しかし、悪天候でほとんど利用されておらず。私はチェックインした翌日の朝お腹の調子が悪くなってしまったために、(暴)飲(暴)食の代わりにアクティビティ(太極拳、メレンゲ、ストレッチング)を試してみました。

この茅葺のところでアクティビティ中に、またものすごく蚊に刺されました・・・。そして一つ指摘させてもらいたいことは、結構笑えるのですが、限られた数のインストラクター達がいろいろなクラスを掛け持ちしているので、レベルは×。一緒にクラスを受けた太極拳にかなり通じている友人は、クラス後にインストラクターにいろいろ指導をしていました。

メレンゲのアシスタントだった女の子が太極拳のアシスタントだったり、そしてストレッチングのインストラクターが夜はフォークロアショーの呼び込みのためにドレスアップしていたり。朝から晩まで働きづめ!

あれ、あなたは朝のストレッチングのインストラクター?

外も気持ちのいいデザインのホテルでした。

お部屋

ホテルとしては珍しく、こんなに広々とした廊下に面したところに、私達の部屋はありました。

ドアを開けると、思ったより広い。

来る前に、このホテルのことは何も調べていなかったので、部屋に入ってから五つ星だったということに気づいた私。左奥はsitting areaで右奥にはデスクがあります。

私好みのファンキーな椅子。壁の色もよし。

なんとなく、誰かの邸宅にいるような感じ。

バスルームも広い。洗面台が隣同士でなく両端にあり、しばらくして部屋の説明に来たコンシアージュの人が「こちらは旦那様用(写真上)、こちらは奥様用(写真下)」と、トイレの横でない方にさりげなくバラの花を移動しつつ、説明してくれました。

「お好みに応じてバラの花を浮かべたバブル・バスでも何でもご用意しますので、お申し付けください」 と言われ、へえ!と目が輝いたものの、そんな時間なし。残念。「ルーム・サービス、ミニ・バーもすべて料金に含まれているので、何でも欲しいものをお申し付けください」と言われたものの、私は結局部屋では全くお酒は飲まず、ルーム・サービスも一回紅茶とペストリーを頼んだだけ。友人は、毎日掃除が入る前にせっせとミニ・バーの中身を自分のスーツケースに移してました。

結論:私には「オールインクルーシブ」は割が合わず。

しかし、翌朝起きるとザーザー降りの雨。今日はジェイソンとジェニファーの結婚式なのに。やはりハリケーン・シーズンは侮れず。右前にある建物はジム。この中のプールのジェットマッサージに毎日せっせと通いました(←チェックアウトする1時間前まで)。

このカウチで昼寝はかなり気持ちよかったです。

2008年10月7日火曜日

実はかわいい顔してたのね

先日の昼間、隣のエリカが家から働くケヴィンのもとに「ものすごく大きなクモがバスタブにいるから、捕まえに来て!」とやって来た。私もちょうど帰宅したところだったので、2人でジャムの空瓶とゴム手袋を持参で行ってみると、確かに巨大なクモが・・・

2人で悲鳴を上げながら捕獲。昆虫が好きなケヴィンのパパにプレゼント(!?)ということで、とりあえず瓶に入れてみました。一晩経過後、ケヴィンのパパが欲しい種類のクモかどうか確認するために、念のため写真を撮ってメールしよう、と至近距離から写真を撮ると・・・

なんと、とってもかわいい顔をしているではないですか!!

メールしたあと速攻で電話をかけると、パパは留守中。その後メッセージがあり、これはウルフ・スパイダーというクモで、とてもいいクモだそう。きっと悪い虫をたくさん食べてくれるのでしょう。 (ぜひ写真をクリックして大きくして見てみてください。)

ということで、1日瓶に入っていたクモをすぐに逃がしてやりました。ごめんなさいね。

メキシコの続きをアップしようと思いつつ、なかなか時間が取られず。結構気合がいるので。とりあえず、ログキャビンの方はアップしました。

2008年10月3日金曜日

セノーテで不思議な体験

ユカタン半島には川らしい川がなく、ここで繁栄したマヤ文明はセノーテ(cenote)と呼ばれる地底湖の近くに作られた。私の印象では、セノーテは湖というよりどちらかというと水中鍾乳洞と表現した方がしっくりくる感じがします。完全に閉鎖されたセノーテはこの世のものと思えない神秘的な感覚があり、普段閉所恐怖症の気の全くない私ですら水に入った途端に妙に息苦しくなり(過呼吸、になったわけです)、スノーケリングもままならない状態に陥ってしまいました。ケヴィンは魚のように元気に潜ってましたけど。何でも十二分に楽しめる性格、本当に羨ましい。。。

ちなみに、現在は数多くのセノーテは観光地化して特にアクセスの良いところは結構混むようだったけど、地元の人たちもセノーテで泳ぐのは好きなようで、レストランの人たちにいろいろとお勧めのスポットを教えてもらいました。

ユカタン半島にはおびただしい数のセノーテがありその形体も様々で、こんな風にいきなり入り口があったり(階段は10メートル以上も下へ続く)

こんな感じにオープンだったり

そして一旦水面下に入るとこんな感じ。水面が上に写っているのがわかりますか?

ケヴィンは懐中電灯を手にダイビングを満喫。ライトなしでは中は真っ暗。

場所によっては頭がぎりぎり。私がスノーケリングをした時、ふと頭を上げたら頭をぶつける、ということもありました。

左上のバタ足姿はわたくしであります。

カメラのレンズを半分水面下に入れて撮影に挑戦。上の世界と下の世界の違い、おわかりいただけますか?

こちらは同じ場所を水面下だけ撮影したもの。