2014年9月30日火曜日

カリーナ3歳半

9月11日にカリーナは3歳半になりました。この歳になると、身の回りのことは基本的に1人でできます。しっかりしているけど言うこととやることは可愛いので、「このまま歳を止めたいね〜」と心から思える日々です。

4月 日本からの帰りのフライト

5月 友人の結婚式にて

6月 初めて1人で1週間お泊まり

7月 もう一人前のファッショニータ

8月 上海土産にもらったチャイナドレス

■言葉の発達

学校に行き始めてからの英語の上達には目を見張るものがあり、子供の脳のすごさを実感する日々です。両親に似ておしゃべりなので、家で「これ、英語でどう言うの?」と私達に文章を言わせそれを頭に叩き込み、あちこちで意思疎通をしようとしているみたいです。

学校に行き始めたころは、「なんだか、交換留学生がいるみたいだね〜」とケヴィンと言っていたのですが、日本語の文章をそのままの順序で英語に変換したりして、彼女なりに頑張っているのだなあ、と思ったものです。

ちなみに日本語の方は、「へえ、そんな言葉も知っていたの」と感心するようなことを言うので、相当細かいところまで会話を聞いているようです。

そんなわけで、”英語は私より上手になり、日本語はケヴィンより上手になる”というのが、だんだん現実味を帯びてきた気がします。


■精神的?な発達

①東京から帰って来てからオムツがはずれた(夜間はまだ微妙な感じ)
②おしゃぶりにさようなら

①に関しては、東京で2ヶ月間借りていたマンションが絨毯だったので、オムツを完全に取り除くのは一旦断念。滞在中出来るだけトイレでやらせるようにしていたものの、焦らずに構えることにしました。すると流石にもう準備ができていたようで、4月にコロラドに帰ってすぐにオムツなしで出かけられるようになり、1ヶ月程前からはドアを開けたままするのは本人の意志でNGになりました。

②の方は、長い間精神安定剤の役割を果たしており、1歳半頃からはとりあえず寝る時だけ限定にして、3歳卒業を目標にしていました。東京〜デンバー間のフライトの中でも必要だと思っていたのでそこまで許し、帰って来たら風船にくくりつけて飛ばすことになるかと思っていたら、驚くほどすんなりと卒業。

ということで、その時期が来ればなんとかなるものですね。

9月 滝廉太郎風メガネ?


■消滅しつつある午後の昼寝

ちょうど2年前の1歳半まで、午前と午後に各2時間くらいずつ昼寝をしていました。その後2年間は午後に2時間から2時間半寝ていましたが、今月から寝られない午後が増えてきました。

その代わりに始まったのが、「クワイエットタイム(quiet time)」。自分の部屋で本を眺めたり、並べたぬいぐるみを相手にして先生になりきって歌を歌ったり、午後の1時間半程を静かに過ごします。←時々ドスンドスンと音がする時もありますが

疲れている時は途中で寝ているので、まだ完全に昼寝がなくなる時ではないようです。昼寝がない時は夜7時半までには寝かせるようにしているので、夜大人だけの時間が1時間ほど長くなりました。朝は大体7時前に起床します。


■イマジネーション

元々我が家は、3歳までTV、DVD、iPhoneなどを見せない方針でやってきましたが、夏からウォルドルフ・スクールに通うことになり、学校の方針でそれが6歳まで延長となりました。学校にキャラクターがついたものを身につけて行くことも禁止されています。

その意味は、子供の想像力を最大限まで引き延ばすことと、固定観念を植え付けないことです。一風変わった教育方針なのでいろいろな意見はあると思いますが、初めてウォルドルフ系の学校見学に行った時、「あなたは『白雪姫』と聞いて、何を思い浮かべますか?」と聞かれ、ぱっとディズニーの白雪姫の絵を思い浮かべた自分に気づき、なるほどなあと思ったものです。

学校でのストーリータイムは、本を使わずに口頭で繰り返し行われるので、挿絵を見ない分想像力が広がるようにしているようです。でもカリーナは本が大好きですので、もちろん家では一緒に本を読み、最近は寝る前の読み聞かせの後にすぐに寝かせずに、1人で本を眺める時間を10分ほど与えています。時計を見て時間が来ると、「(針が言われたところまで)来たよ〜!」と部屋から叫び、合図をしてくれるようになりました。昨晩は自発的に電気を消して寝る準備をしており、私の方が驚いてしまいました。

カリーナ・ワールドには想像上の友達や妹がおり、彼らが登場する話をいろいろと聞かせてくれます。時々登場人物が車に跳ねられて死んだりしていますが・・・(汗)

9月 エプロンを買ってもらった日

2014年9月27日土曜日

ファームディナー 2回目

今年2回目のファームディナーに行って来ました。2週間前の冬の気候とは打って変わって、今日はまるで8月のような陽気。最高気温は29℃でした。

前回はたまたま同じ日が結婚記念日の友人夫婦とのダブルデートでしたが、今回はグルメディナーのメンバーと一緒のグループでのディナーでした。誰も料理をしなくていい集まりは、心行くまで楽しめました♪


まずはアペリティフ&アペタイザーを立食で。
その後ファームのツアー。
最近アメリカでも水菜が流行っています。
mizunaとそのままの名前で呼ばれ、
このファームでも栽培していました。

今回は東ボールダーのCureという名のファームにて。
前回はHygeneにある Toohey & Sonsという名のファームでした。







ちなみに今年行ったファームディナーは、両方ともMeadow Lark Farm Dinners という小さなグループが主催するディナーでした。このグループは、メインシェフと5人のスタッフがあちこちのファームを会場にして、そこの食材やボールダー近郊で飼育された家畜の肉を使ってディナーを開催するというスタイルです。

お酒は持ち込み不可で、Boulder Wine Merchantとコラボでペアリングのお勧めがあり、彼らのウェブサイト経由で直接自分でワインやビールをオーダーし、ファームにデリバリーされるというシステムです。今回のペアリングは一番安いワインが40ドル台とちょっと高飛車な感じがし、自分で好きなワインを持ち込める方がいいなあとも思いました。

いずれにせよ、今晩は6月から9月に開催される一連のディナーの最終日。良い天気に恵まれなかなかの締めくくりだったと思います。


2014年9月26日金曜日

ミカエルマス祭

今日はカリーナの学校で、大天使ミカエルのお祭りがありました。秋の収穫を喜び、剣でドラゴンを退治した勇気の象徴であるミカエルを祝うお祭りで、ウォルドルフ・スクールではこのお祭りを重要な日の1つとしています。

カリーナの学校にはとても広い校庭と畑があります
飼育しているヤギの一頭が今月4匹のこヤギを産みました
2人の仲良しさんのうちの1人と一緒に
アップルサイダープレス
学校の畑で採れたかぼちゃ 
野菜洗いコーナー:こちらも学校で採れた野菜
先生達の手作りのパン 
カリーナはチェリーブラッサム組です
学校が始まってちょうど1ヶ月経ちました

2014年9月25日木曜日

夏・秋・冬が混在の今月

最近朝晩がかなり涼しくなりました。気付くと日の入りも7時前になってしまい、夏の間かなり気に入っていた裏庭の新しいソファに座ることも少なくなって淋しい限り。でも、コロラドのインディアンサマーはとても気持ち良いです。

まだ穏やかな気温だった9月初旬

昼間は最高気温が20℃台後半まで上がりますが、2週間前に最低気温が0℃を切るか、という晩が1日ありました。その日はケヴィンが家庭菜園にバスタオルをかけたりして野菜を守りましたが、トマトの苗はばっさりと切り、緑色の実はガレージの中のダンボール箱の中で熟成中です。


不運なことにその日の晩はファームディナーの予約が入っていました。夏の間いろいろなファームでディナーを開催していますが、とても人気があるのでかなり前から予約を入れないとすぐにキャンセル待ちになってしまいます。

まるでイギリスのような霧雨

2年前に一度参加したことがあったのですが、その時はこんな感じで素敵でした。今回はピンポイントで悪天候に見舞われ、ダウンジャケットの上にレインコート、帽子にブーツという防寒の準備をして行きましたが、食事中にじっとテーブルで身を固め「うう、カイロを持ってくれば良かった〜(涙)」と思うほど寒かったです。本来はキャンセルになるべき天気でしたが、突貫工事でビニールハウスを作ってくれたのが、寒がりの私には裏目に出ました。そして食事中に雨はみぞれに変わっていました。




土曜日には別のファームディナーに行く予定です。今度は天気が良さそうなので、もう少し楽しめそうです。

2014年9月21日日曜日

かなりのコレクター

カリーナとお散歩をすると、家に戻る頃にはこんな状態になります。これが家中あちこちに置かれ、さりげなく捨てようとするとめざとく見つけられ怒られる始末。すべて大切な宝物なのです。

末はハーバリストか?(herbalist:本草学者)

あまりにも家中に散らばるので、用事があってThe Container Storeに行った時、ふと思いついてこんなものを買ってみました。小さな物が大好きなカリーナは、予想通り喜んでせっせと整理をしていました。

するとこれを見た友人が「厚めの額に入れて、ウォールアートにすれば?」
なかなか面白いアイデアです

このポシェットの中に宝物がどっさり


2014年9月17日水曜日

ベビーシャワーで起こったこと

グルメディナーの会が終わった後ほっとするのも束の間、先週末は我が家でベビーシャワーでした。二十数人をホストしましたが、和食5コースに比べたらこんなの楽勝!しかも今回は心強い共同ホストがいました♪

風船を押さえているものは・・・
我が家で収穫した1個目のメロン!

主役はT子ちゃん。彼女と私はほぼ同じタイミングでボールダーに越してきたのに、知り合ったのはその約10年後。しかも日本人コミュニティー経由で知り合ったわけでもなく、南ボールダーのタウンハウスを貸すことになり広告を出した時に、たまたまボーイフレンドと一緒にその家を見に来たのがきっかけでした。その後3年間で、とても大切な友人の1人となった人です。


彼女は科学者としてアメリカ政府の研究機関に勤めており、パーティーにやってきたゲスト達は国際色が強い研究者グループと、彼女が属するブラジリアン・ダンスグループと、定期的に「長女の会」で集る日本人グループというなかなか面白いメンバーで、ホストの立場である私自身も、かなり楽しませてもらいました。


午後3時からの会だったので、私はアフタヌーン・ティーを意識した軽食を用意。共同ホストの彼は、T子ちゃんの同僚で長年の友人。この人が非常に多才な人で、彼はタパス2種類とサングリアを用意して来てくれました。これが見た目も美しいし美味しい!残念ながらサングリアの写真を撮り忘れたのですが、可愛らしいテープとリボンをつけたシャンパングラスも全部持ってくるという準備の良さ。風船も、ヘリウムガスタンクごと持参!

こんな人となら、何回でもパーティーを企画したいと思えるような心強いパートナーでした♪

彼のお母さんのレシピのチリ
ガスパチョ

歓談の後、ついに各ゲストからのプレゼントを開ける時がやってきました。ベビーシャワーでの習慣は、妊婦が1つ1つプレゼント開けて、中身をみんなに披露します。ホストはその横で各ゲストからのプレゼントを紙に書き留めたり、まとめたりする役です。ここで前代未聞の出来事が・・・

♡ ♡ ♡

実はこの日、思い起こせばT子ちゃんの彼が怪しい動きをしていました。そして彼女がその場にいない時に、「プレゼントを開ける時に、さりげなくこれを混ぜて欲しいのだけど・・・」と言いながら、彼がキッチンカウンターに隠しつつ抱えていたのは、大きな箱でした。彼がささっと蓋を開けるのを何気なく覗き込み、私は思わず卒倒しそうになってしまいました。中で大きなダイヤの指輪が光っているではないですか!

この2人、結婚式は来年挙げる予定になっているのですが、T子ちゃんはまだ婚約指輪を受け取っていませんでした。彼はこの場を借りて、みんなの前で正式にプロポーズをしようと計画したのです。

コソコソと2人で相談し、「じゃあ、3つ目ということで」と段取りは決定。2つ目のプレゼントを開け終わったT子ちゃんに、私はとぼけてその箱を手渡しました。包装されていない殺風景な感じのその箱を、不思議そうに開けた彼女の顔がぱっと輝き「!!!」となった瞬間、それを見ていたみんなは「???」

彼女が中身をみんなの方向に向けた瞬間、「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」とものすごい大歓声が我が家に響き渡ったのでした。

大歓声の波が去った後、しっかりと跪いてプロポーズ♡

あまりにも突然の展開に、参加者全員が大興奮。幸せな空気が充満する中で、ダイヤの指輪はT子ちゃんの左手の薬指に収まりました♡

こんなドラマチックなベビーシャワーをホストできるなんて光栄の至り。T子ちゃん、本当におめでとう!これはあの場にいた友人達の間で、ずっと語り継がれる思い出になることでしょう。


2014年9月12日金曜日

Culinary Club 〜グルメディナーの会〜 その2

先週土曜日のディナーの会は、無事に終わりました。後に残されたものは、大きな達成感と大量の後片付け、そして疲労感でした・・・。でもゲスト達は、普段あまりお目にかからないタイプの日本料理を楽しんでくれたようです。

「別腹」は16年前に出会った当時から
ケヴィンが喜んで使っている言葉・・・
私が一番好きだったカクテルは梨マティーニ
(お酒&梨ブランデー&梨ジュース)
梨は我が家で採れたもの
ケヴィンがレシピと材料を揃え
バーテンダーはイアンが担当
いただきま〜す
その直後・・・
見慣れぬものを前にしてみんな顔が真剣
すくい豆腐をだしと柚子胡椒で/しめさば/
叩いたきゅうりを茅乃舎の和風だし塩で
お刺身のサラダ仕立てをぽん酢とだしのジュレとともに
いくつかスープを試作してみましたが
結局さっぱりとお雑煮風にしてみました
味噌ポークロインのグリル
ししとう/いんげんの胡麻和え/茄子とピーマンの味噌炒め
黒ごまシャーベットと抹茶アイス
おまけはどら焼き&抹茶キットカット
(キットカットを立てたのはケヴィンです)

ししとう、ブロッコリー、オクラ以外は全て我が家で採れた野菜を使いました。サラダと黒ごまシャーベットは、ケヴィンと私が大好きな西麻布のレストラン、La BOMBANCE
オーナーシェフである岡元さんが、昨年出版した和食ワインでおもてなしというレシピ本から。

☆ ☆ ☆

ケヴィンがこの話を人にするたびに、「和食は事前に準備できることが多いから、意外と楽なんだよ」と言う姿を見て、「お前にそんなことを言う資格があるのか〜?!」と心の中で叫んだ私(なので、この場で声を大にして言わせてもらう)。

確かに、事前に準備出来ることが多いと当日はそこまでジタバタしないのですが、自分が出張中だった間の私のプレッシャーとストレスに満ちた3日間を、どうやら彼は全くわかっていない模様(溜息)。でも当日せっせと働き、そして私のようにあくせくせずにゲストをホストできる余裕は、誉めるに値する彼の素晴らしい技量なのでした。

☆ ☆ ☆

10時半にお開きになり、後片付けに1時間半。「しばらくこんなことはしなくていいな」と思いつつ、「一度これを経験したら、6人位までは楽勝かな」なんて思ったり。なんだかんだ言って、こいうことは嫌いではないのです。

でも第2ラウンドは、ケヴィンがメインシェフで出来るようなものを選ぶつもりです。

ぐっちゃぐちゃ
消費したアルコール
左から5本は半分ほど残っており
それ以外は空っぽ
                                                            photo by Summer
                                                                                           photo by Summer