2013年9月27日金曜日

カリーナ2歳半  ”第二黄金期”


日本から帰って来てから3ヶ月。旅行の前後を比べると、ずいぶんと成長したような気がします。来月遊びに来る実家の母が、それを証明してくれるのではないかと思います。

赤ちゃんから幼児に変化していく時に、「ずっと小さいままでいてくれたらかわいいのに〜」と思ったこともありましたが、子供ってサイズが変わってもどんどんかわいくなるようにプログラムされているものだな、とつくづく思うのです。

ちなみにケヴィンは、「赤ちゃんの頃は話もできず泣いてばっかりだったから、小さいままでいて欲しいなんてこれっぽっちも思わなかった」と言い放ちます。これが母性と父性の違いでしょうか?

標高3600mでも余裕

保育園は8月末から週2回になりました。行き始めてからほぼ3ヶ月経った現在でも、「ぎゃ〜〜!!」という泣き声を聞きながら、私は足早に園を去ります。私が去った後5分程度で泣き止むそうです。この園は3歳まで子供を預かってくれますが、泣かずに残ってくれる日は果たしてやってくるのか疑問です。

                photo by michiko

保育園がない日はキッズ・アクティビティーで忙しい、という日々をしばらく送っていましたが、大雨で予定が狂った時から予定を減らしたままにしています。この子はぶらぶらと散歩をして、道ばたの花の匂いを嗅いだりキノコを見つけたり、葉っぱや木の枝を拾ったり、足元の虫を見たり、ということがとても好きで落ち着くようです。偶然なのか、それと時期を同じくして1人遊びもできるようになりました。お陰で彼女が起きている時間にも、料理などの家事ができるようになりました。(以前は料理をしようとすると、「抱っこ〜!」とぐずったり、「マミー、見て!」の連発だった。)

集団の中では、慣れるまではややおとなしめ。周りが一斉にしていることを、真似して一緒にするのは嫌いだ、ということが最近わかってきました。自分がリードしないと嫌なタイプです。図書館のストーリータイムで、子供達が歌に合わせて手を叩いたり跳ねたりしている時、頑にじっとしています。小児科の先生は、「この傾向は成長するとともに薄れるはずだ」と言っていました。

かなり長い間赤ちゃん人形の世話に夢中ですが、近頃輪をかけてその傾向が強くなってきました。昼間は「赤ちゃん、泣いてる」と体を揺すってあやし、散歩にも連れて行き、「赤ちゃん、ねんね」とベビーカーにそーっと置いてカバーを掛け、夜は一緒に寝る、という生活です。私は全くそんな子供ではありませんでしたので、その姿を珍しげに眺める日々です。

最近はおしゃべりも盛んなので、2人でおしゃべりをするだけでも楽しめます。日本語がメインですが、英語との違いはしっかりと認識しているようで、私が英語で質問をすると英語で答えます。アメリカ人には英語らしいことを言っているので、やっとバイリンガルの道を歩き始めたようです。私より英語が上手くなる日も、それほど遠くないのかもしれません。


<過去3ヶ月の変化>

2歳4ヶ月 自分のことを”ニーニャ””キーニャ”もしくは”キーナ”と呼ぶ

*簡単な本を私達と一緒に声を出して読む
*やっと私1人でレストランに連れて行く気になった
*歌を数曲覚えた(Twinkle Twinkleは十八番)
*「マミー、キーニャ、お家。ダディー、学校。ダディー、バイバイ」(保育園に行くのが嫌で)



2歳5ヶ月 ”キーナ”→”カニーナ”

*「これ、なんだー?」を連発し「あのー」と言葉に詰まると言う
*手をつないで歩く時にスキップをする
*食べられるものの種類が格段に増えた
*電車(特にトーマス)、飛行機、消防車が好き
*想像の話を作って私達に話す、自作の歌を延々と歌う
*「マミー、ドア閉めて。うるさい」。その後「きれいになったね〜」(掃除機をかける私に向かって)



2歳6ヶ月 やっと”カリーナ”に

*日本語で6単語の文章を言う
*Tシャツとレギンスを前後を確認しつつ脱ぎ着する
*何でもまずは自分でやってみないと気がすまない
*できないことに関しては「できない〜。カリーナ、小さいもん」と言い訳をする
*「ばあちゃんに、キッチン見せたいの〜」(電話で実家の母と訪米の時期が決まったのを聞いて)


2013年9月24日火曜日

ウィラメット・バレー ワイナリー巡りの旅 その1

1軒目に到着!

先週木曜日から3泊4日で、オレゴン州に行ってきました。コロラドから3人、カリフォルニアから1人参加の、日本人女子4人旅です。オレゴン州は、私が15歳の時に2週間のホームステイをしてから、いつかは戻りたいと思っていたところ。ピノ・ノワールに誘われての念願の再上陸となりました。

<日程>
木曜日:ポートランドに夕刻到着。その晩食の都ポートランドで、不覚にも食いっぱぐれた私達。

失敗を繰り返した挙げ句に
ヤマサ醤油とキャンドルが並ぶ
バーにも入ってしまいました

金曜日:ウィラメット・バレーに向かう。途中日系スーパー「宇和島屋」にもしっかり寄って買い出しをする、日本食に飢えたコロラドチーム。

テイスティング開始
このエリアのピノ・ノワールは高いです

*この日のテイスティング*
Penner-Ash ←一番始めに行ったワイナリーということで印象に残る場所
Adelsheim ←個人的に最も印象に残ったワイナリー
Argyle ←ピノ・ノワールのスパークリングはここで

*行ったレストラン *
Joel Palmer House ←マッシュルームずくしのレストラン


土曜日:朝10時半からワインを飲み始める私達。その前にサンドウィッチを買いに行ったRed Hills Marketがあまりにもかわいくて買い物に走る。テイスティングの後ここに戻り、更にお土産とお惣菜を購入。

ワイナリー巡りのお伴に
サンドウィッチのテイクアウトがお勧め

*この日のテイスティング*
Domaine Serene ←製薬会社社長が趣味で始めたという、絵に描いたように完璧なワイナリー。
Domain Drouhin ←ここのデッキからの眺めは最高
White Rose ←テイスティングルームがまるで隠れ家的バー
Archery Summit ←行く前は一番興味があったが、この日の最後のテイスティングということもあり、残念ながらあまり印象に残らず。

ワインにかける情熱は
赤ちゃんが居ても関係なし

*行ったレストラン*
http://pauleerestaurant.com/ ←お勧め!


日曜日:この日のノルマは一軒だったので、朝はのんびり。ランチ後ポートランド空港へ。

*この日のテイスティング*
Stoller ←お値段がお手頃でダークホース的ワイナリー
*行ったレストラン*
Bistro Maison ←超おすすめのかわいらしいビストロ。次も絶対に行きたいところ。

フランスの田舎にいるみたい

泊まったところ:
Maison Vigneronne
葡萄畑の中の一軒家をバケーションレンタル。しかし雨で、窓から見えるはずのマウントフッドがどこにあるかが全くわからない状態。「次回はインディアンサマーの時期に来よう」と心に誓ってオレゴンを後にする。

たわわに実るピノ・ノワールとシャルドネ(Domaine Serene)

ウィラメット・バレー その2 ポートランドの夜

まず、ポートランドの夜のことを詳しく書こうかと思いましたが、imakokoさんが彼女のブログに詳しく書いてくれたので、さらりと流すことにしました。

ちなみにこの旅のメンバーは、ボールダーに越して来たばかりに知り合ったT子ちゃん、そして上にも書いた通り、ブログを通じてご存知の方も多いimakokoさん、ボールダー市内の人気和食屋のシェフのYさんです。Yさんは金曜日からの参加だったので、この晩は3人で珍道中となりました。

話を簡単にまとめますと、この晩は私の立てたプランが大失敗で、結局行き当たりばったりのお店で食べたもの(薄めたトンコツのようなシーフード・フォーとか、バーで食べたちくわのような姿の巻寿司、とか)がことごとくハズレ、あまりの空腹で夜中の1時にホテルの部屋でドーナツを食べる、という結果でした。


ポートランドと言えばVOODOOドーナツ
一番の売れ筋はベーコンがべろ〜んと乗った
Bacon Maple Bar Doughnut

T子さんだけは、行く前から食べたいとつぶやいていた牡蠣をビールと一緒に胃に流し込み、満足そうだったのがせめてもの救いでしたが、imakokoさんは体のリズムが戻るのにほぼ1日を要していました。

この経験から学んだ教訓ダウンタウンのフードカートを楽しみたいのなら、昼間に。いいレストランに行くのなら車で行動しよう。

レストランに関しては、いろいろな人からお勧めをもらいかなりリサーチはしていたのですが、ついつい興味を惹かれたエスニックフードのフードカート(500あると言われている屋台)にことごとくやられました。

このドーナツ屋、24時間営業です。

ウィラメット・バレー その3 テイスティングについて少し

Domaine Serene

私がオレゴンのワイナリーで気に入ったことは、カリフォルニアに比べて規模が格段に小さいことでした。観光客が少ないので、のどかな田舎という感じです。私達が訪れた8つのワイナリーの中で、大きめで組織立っている印象を受けたのは、ここDomaine Sereneでした。


テイスティングにもいろいろあり、10〜20ドル程度を払って、カウンターに立って4〜5種類のワインの味見をするものから、ワイナリーによっては150ドル払って食事をしながらテイスティングする、というような趣向のものもあります。

私達はここのワイナリーで、Estate Tastingという、セッティングされたテーブルに座り、担当者に各ワインのことを始めワイナリーの歴史などを説明してもらうテースティングを予約しました。35ドルで、6種類のワインをチーズとともにテイスティングです。

オーナー婦人の名前を取った
グレース畑のブドウから作られるピノ・ノワールは
ある試飲のイベントでロマネコンティより高得点をつけたそうです

ピノ・ノワールはとても繊細な種類のようで、同じ畑で育つ葡萄でも丘の上と下、陽の当たりかたでも味が違ったりするそうです。


あるワイナリーでT子ちゃんがいきなり、「あの、ケチくさい質問なんですけど、この60ドルと100ドルの差は一体何なのですか?」とみんなが密かに思っていた質問をダイレクトにしてくれましたが、オレゴンのピノ・ノワールは奥が深いのだそうです。

1本の相場が45ドル位から60ドル位、というこのエリアのピノワール。そんなのばかりテイスティングをしていると段々感覚がおかしくなり、Stollerでの30ドルのボトルが超特価に思えましたが、改めて考えるとやはりお高いワインです。

ウィラメット・バレー その4 食べたもの 

心が洗われるような景色です

T子ちゃんは「いつかオレゴンに引っ越して、畑でもやりたい〜」と旅行中ずっと言い続けていました。これはDomaine Drouhinのデッキからの眺めですが、ちょっと富良野のラベンダー畑を連想させるものがありました。


ハーフではなくホールにすれば良かったと後悔!

これがRed Hills Marketで購入したサンドウィッチ。どうやらローストビーフが人気らしいのですが、地元のヤギのチーズがたっぷり塗られた、ロースト野菜のサンドウィッチもとても美味しかったです。各ワイナリーではテイスティングをしながら食事ができますし、ライセンスがある場所ではボトルを買ってそれを飲みながらでもOKです。


2日目の晩は、レンタルした家でアペタイザーを。本当は窓の向こうにMt.Hoodが見えるはずなのですが、外はあいにく霧雨。


Red Hills Market で買ったお惣菜と、前日にArgyleで買って冷やしておいたピノ・ノワールのスパークリングワインで乾杯。

その後Paulee Restaurantで軽い食事とドリンク。みんなでバーフードをシェアしましたが、テーブルに座って食べるメインもきっとおいしいのだろうなあ、と気になりました。

それにしても、みんな朝から晩まで良く飲みます。同い年だということが判明して意気投合した、ボケと突っ込みの会話を繰り返すT子ちゃんとimakokoさん(彼女は私以外のコロラド組とは初対面でした)、即決力抜群のもの静かで渋いシェフのYさん、というのは、予想以上におもしろい組み合わせでした。

新鮮な野菜をクリエイティブに 
奥のししとうに似たペッパーは
ロシアンルーレット状態でした(超辛)
ウェブサイトで印象を受けた通りの
センスの良い店構えでした

ウィラメット・バレー その5 テイスティングルーム いろいろ

テイスティングルームの印象が、造られるワインの特徴にに通じるものがあるような気がするのは、私だけでしょうか?

Domaine Serene

Domaine Drouhin

Argyle

White Rose

珍しいテイスティングルームです

Stoller

環境に優しい建築です
McMinnvilleの Safewayで
カリフォルニアとオレゴンの40ドル級有名ワインが
割引で売られているのを見てショック!
さようなら、オレゴン!

2013年9月16日月曜日

みんな頑張ってます

今日スーパーへ行くのに街の北側を車で走り、そのエリアもかなり被害を受けていて驚きました。貸しているタウンハウスには明日行く予定ですが、ケヴィンによると街の南側も浸水が相当ひどいようです。

ケヴィンは市のボランティアリストに登録したので、手が必要なところに時間のある限り通っています。昼間はカリーナの保育園の片付けにも行きました。私もボランティア活動をしたい気持ちは山々ですが、今はカリーナの面倒を見てケヴィンを送り出すしかできません。たまたま我が家はリモデルでいろいろな業者が出入りしているので、知り合いに必要な業者を紹介する、という程度のことはしています。我が家のリモデルはこれで完成が遅れそうですが、被害を受けた人々のことを考えると、そんなの大した問題ではありません。

その後、避難生活をしている友達が二家族いることを知りました。あと二家族気になっている人達がいるのですが、多分彼らもどこかに避難したのだろうと思います。復興は長期戦になりそうです。


2013年9月15日日曜日

洪水被害

金曜日に一旦晴れたものの、土曜日の夕方からまた雨が降り始め、今日はまた本格的な雨となりました。ここ数日間、孤立した地域にいる人々を救出するヘリコプターが我が家の上空を行き来していましたが、それも今日は中断となり不安が募ります。我が家の前の道は、3年前に山火事になった地域につながっており、鉄砲水と土砂崩れの危険性が高まり、昨日から1ブロック先のハイキングトレイルの前から通行止めとなりました。

カリーナの通う保育園も裏庭の掃除が必要なのですが、雨のせいでそれも中止。明日も閉園の可能性が高まってきました。毎週水曜日に通う体操のクラスも、施設が被害を受けたため今週一杯は中止で、その先の予定はまた目処が立ったら連絡するというメールが届きました。

我が家は相変わらず被害ゼロです。自分達の置かれた立場に感謝をし、ケヴィンは週末呼ばれるところに出向いては手伝いをし、私は家でカリーナと留守番です。

実は昨日は、ケヴィンの40.5歳の誕生会のはずでした。40歳になった時は仕事が忙しくてお祝いができなかったので、「じゃあ、ちょうど半年後の9.14が土曜日だから、その時にお祝いすれば?」という私のアイデアが採用され、友達と自転車に乗ってブルワリー(地ビール工房)を回る、という計画が進んでいました。

しかしこの豪雨と洪水で、お祝いどころではなくなり、急きょ「ボランティア&ブルワリーツアー」に変更。昨日は8人組で友達の家の片付けをしました。


午前中、一カ所目のブルワリーで集合。
シャベルを自転車にくくりつけて来てくれた友達も。

そこで家族も含めてブランチをし、一応ケーキをもらう。

午後は、家具がつまった地下室が浸水した友達の家の手伝い。
その後、2カ所自転車でブルワリーに行きお開き。

木曜日の状態
この家は、自分の土地の中を通る川が氾濫し、
納屋はここまで浸水。

2013年9月13日金曜日

嵐の後

今日の夕焼け

今朝まで雨は続きましたが、昼前に4日ぶりに太陽が顔を出しました。

この豪雨で大きな被害を受けたコロラド州に、昨日オバマ大統領がナショナルガード(国家警備隊/州軍)出動を許可しました。

昨晩は、一晩中地下室から水をポンプで汲み出す作業に追われた人が多かったようで、本当に気の毒でした。ケヴィンも夜中の12時半まで近所に手伝いに行っていました。

この豪雨は100年に一度のチャンスと言われる程の規模で、雨量はこの数日間で1年分の降水量に匹敵するそうです。ボールダークリークの水のボリュームは通常の25倍になりました。これは南から来たモンスーンの雨が、東側にあった高気圧によって長期間この地域に停滞し、とても珍しい気圧配置図だったそうです。

それにしても、被害の状況を見て、水の威力を思い知りました。




2013年9月12日木曜日

大雨被害

「癒しの雨だれの音」なんて呑気なことを言っていたのですが、昨晩の10時頃、貸しているタウンハウスの住人から「息子の部屋(半地下)の絨毯が湿ってきて、ランドリールームも浸水してきました」という連絡が来て、街に鉄砲水注意のサイレンが鳴り渡った頃から様子が深刻になってきました。

ボールダーの今朝までの降水量は180mmとなり、24時間内の降水量としては95年ぶりの記録となりました。今日はこの学区は大学も含め休校。公共施設等も閉館です。未だに雨は降り続いています。

我が家は四方向から頂点の高台に建っており、全く被害がないのでいい意味で陸の孤島(?)状態で、今朝立ち寄ってくれた大工さんに「一歩このエリアから出ると、あちこちが浸水と通行止めで大変なことになっている」と言われるまで、被害のすごさを知りませんでした。その後ケヴィンがアシャの散歩に行き、「今すぐ家族でドライブに行くべき!」と大騒ぎで帰って来たので、そのまま車に乗り込みました。

ボールダークリークは大氾濫し、街のあちこちに泥が流れ出していました。しかしこんな天気でも、ジョギングをする人、犬の散歩をする人、自転車に乗る人(タンデムも見た)、ハイキングをする人、そして私達のように被害を見物する人、がたくさんいました。


9th & Balsam(うちから北へ徒歩10分)
North Boulder Park *下にビデオを載せました
17th & Athens(コロラド大学の近く)
Boulder Creekが氾濫
4th & Spruce(うちから南へ徒歩5分)
テニスコートのネットの上まで浸水
Boulder Community Hospitalの横
(一番上の公園に隣接)
Sanitas Trail(うちから西へ徒歩3分)
トレイルが水の勢いで削られ川になっていた
音もすごかった
キノコ全滅

2013年9月11日水曜日

超長雨

しかもザーザー降りです。多分ボールダーに来てから初めての経験です。驚くことに、予報ではこの雨は金曜日まで続くそうです。どこに行っても、人はみんな雨の話ばっかり。日本を思い出させる雨だれの音は、癒しの音です。

9.11。12年前のこの日、私とケヴィンは転勤前の家探しでロンドンにいました。あの日を境に世界はずいぶんと変わりました。

庭のキノコの数が1日で倍増

2013年9月10日火曜日

リバウンド、長雨、記念日。

昨夜のカリーナは39.6℃まで熱が上がり、夜中に起きて震えが止まらない状態になり心配しましたが、一夜明けて力強くリバウンドしました。あの高熱でしっかりとウィルスを体の中から撃退したようで、今日は昨日のことがウソのように元気で食欲もあり、「こわかったぁ〜」と言いながら、自分がブルブル震える状態を何度も再現していました。

雨はほぼ一日降り続け、夜9時半現在も小雨が降っています。ここでは珍しいこの長雨は、乾いたボールダーに湿気をもたらし、前庭をよく見るとキノコがはえてきていました。


カリーナは「雨ふって、きれいきれいブーブー(雨が降って車がきれいになった)」と、窓からうちの車を見てしみじみと言っていました。ケヴィンが日曜日にログキャビンに仕事に行き、かなり汚くなっていたのです。

実は今日は、私達の13回目(コロラドの結婚式)の結婚記念日でした。今週同じく結婚記念日を迎える友達夫婦と二組で、我が家で食事をするつもりでしたが、それはカリーナが発熱した昨夜の段階でキャンセルとなっていたので、その代わりに家族でわいわいと料理をして祝いました。



ケヴィンが、昨日届いたばかりの『Food & Wine』という雑誌から見つけたレシピを使った料理でしたが、鱸とエアルーム・トマトに合わせたソースが両方ともすごくおいしかった。魚もこのようにしてグリルするとジューシーです。

今夜はワインではなく、セゾン・ビールというベルギースタイルのビールとともに。あまりビール好きではない私が、最近はまっているフルーティーでスパイシーなペール・エールです。ビール好きのケヴィンは、ビールを小馬鹿にしているこの雑誌に、「このレシピはビールとの相性も良かった」と意見を投稿すると意気込んでいます(呆)。