2013年12月31日火曜日

2013年

とても穏やかな大晦日です。本日の最高気温は13℃。数週間前にマイナス23℃を経験したので、まるで春のように感じます。

9月1日に予想した通り、今年の最後の1/3は瞬く間に終わりました。年々短く感じられる一年間を振り返り、有り難いことに今年も良い年を送れたとしみじみ思います。

何よりも感謝しないといけないことは、家族が健康に過ごせたこと。ケヴィンには小さな災難はありましたが、マレーシアの海からは無事に生還しましたし、標識が直撃した腕もお陰さまで大事には至りませんでした。今年カリーナは一度しか熱を出さず、アシャもスローダウンはしているものの、13歳の高齢犬としては元気にしています。

今年は私もプチ断捨離を実践してみました。何年も前から思っているのですが、生活をもっとシンプルにして、人生の中から余計なものは思い切って切り離し、本当に大切なことに時間とエネルギーを回したいものです。

1年前にここで新年の抱負として書いた「目標に向かって進む年」に関しては、ほど遠い感じではありましたが、なんとかエンジンがかかりました。2歳半を過ぎてからカリーナがしっかりしてきたので、時間に余裕が出てきたのです。

そこで、来年のキーワードは「自分への投資」。カリーナが生まれてからは、日々の生活の中でのプライオリティーががらりと変わりましたが、今後その順序を少しずつ変えていきたいと思っています。

そんな生活ができるのも、素晴らしい家族と友人の皆様に囲まれているおかげです。今年も私達一家を温かく見守って下さり、ありがとうございました。

今年はホリデイカードを省略させていただきましたので(注:これは断捨離の結果ではなく止むなくです)、これを持ってご挨拶とさせていただきます。みなさま、良いお年をお迎えください。



2013年12月29日日曜日

バケーションも終わり・・・


新しい思い出がまた1つ。
今回のフロリダ滞在を一番楽しんだのはカリーナ。
ケヴィンのおばあちゃんも、
カリーナとの時間を楽しんでくれたようで何より。

今年も残るところあと2日。

2013年12月25日水曜日

フロリダより、メリークリスマス!

後方に写っているのは、
ケヴィンとカリーナ♪


2013年12月20日金曜日

あああ〜、バケーション!


昨日からフロリダのおばあちゃんのところに来ています。今年のクリスマスはこちらで迎えます。今回はほとんど予定なしの、正真正銘のバケーション。しっかりリチャージするつもりです。


先週の土曜日 ①

13日の金曜日にケヴィンがヨーロッパから帰ってきました。「ダディ!ダディ!」と嬉しそうなカリーナを見るケヴィンは、端から見ていて微笑ましいほど骨抜きです。

土曜日は久しぶりに、家族揃ってダウンタウンに行きました。目的はセイント・ニコラス、つまりサンタクロースに会うこと。毎年この時期は、金曜日と土曜日に子供達に会うために、パールストリートのインフォメーションブースにやって来るのです。

カリーナは「怖い」と顔を引きつらせていましたが、膝に座ってお話をする他の子供達の様子をしばらく眺めさせると、前に数人待っているにも関わらず、「サンタ!サンタ!」と大声で呼び始めました。

セイント・ニコラスの奥さんも同席

そしてついにカリーナの番。いきなり「ダディベア、マミーベア・・・」とクリスマスとは全く関係ない本の話をしはじめ、サンタさんは「???」。しかしその後素早く挽回し、控えめにお話を始めました。最後にぎゅ〜〜っとハグをすると、周りから「Oh~!」と言う声。今年は怖がって何も言えないのではないか、とあまり期待はしていなかったので、ちゃんと会話をした我が子に感心したのでした。

「I want a doll house...」

私達が到着した11時10分程前(開始は11時)は、待ち時間は15分ほどだったのですが、ブースを出た時には長蛇の列になっていました。そこで知り合いファミリーに会い立ち話をしている間、カリーナはクリスマスキャロルを歌うボランティアの人達の前に10分ほど棒立ち。「Santa Clause is coming to town...」と呟いたカリーナを聞き逃さずに、リクエスト曲を歌ってくれました。

普段動きっぱなしの子が直立不動

その後は、最近気に入っているヨーロッパ風チーズショップ&ワインショップCuredで散財をし、そこでサンドウィッチとカプチーノで軽いランチを済ませ、クリスマスツリーを見に老舗ホテルBoulderadoへ。2年前の我が家のクリスマスカードは、ここのクリスマスツリーの前で撮影されました。


普段は静かなバルコニーから食器の音がするので、もしやと思って聞いてみると、思った通りアフタヌーンティーの最中でした。ここは普段はアフタヌーンティーがなくて常々残念だなあと思っていたのですが、毎年感謝祭明けからクリスマス前までの週末限定で開催されるそうなので、来年は絶対に逃さないようにしようと心に決めました。

今年はジンジャーブレッドハウスや
街の飾りがロビーに出ていました。
(それとも今まで見逃していただけ?)


途中「抱っこ〜」という区間もありましたが、お出かけ中ほとんど歩いたカリーナ。最近はストローラーもほとんど使わなくなりました。

ここ半年間、毎月のインターナショナル・ピクニック、キッズお誕生会、ハロウィーン、、、とみんなが家族で集る時に、ほとんど母子家庭状態の私達でしたので、久しぶりに家族揃ってお出かけができて楽しい半日でした。


先週の土曜日②

家族でお出かけの日の夜は、夫婦で毎年恒例の友人の家でのクリスマスパーティーに行きました。初めて行った年は定かではないのですが、多分今年が4回目の参加です。去年は中耳炎で欠席でした。半分以上は年に一度しか会わない人達ですが、やっと顔と名前が一致してきた、というグループです。

☆★☆

去年までは、ホストのウェンディとクリスが料理をほとんど用意して、ゲストは銘柄を紙で隠したワインを持参。みんなで飲み比べをしながらワインを当てるクイズをし、最後は『ホワイト・エレファント・プレゼント交換』をして大盛り上がりする、というのがパターンでした。

このプレゼント交換のルールは以下の通り。

①意図的にくだらないプレゼントを持参し、一カ所にまとめて置きます。
②番号札を用意して、1人ずつ引きます。
③1番大きい番号を引いた人から、順番にプレゼントを選んでみんなの前で開けます。
④2番目の人以降は、自分の開けたプレゼントが気に入らないと、前に開けた人のプレゼントの中から好きな物を選び、奪い取る交換することができます。

その頃にはかなりお酒も入っていますので、ものすごい盛り上がりようです。参加者は毎年大体20人くらい。過去にくだらなくて印象に残ったプレゼントは、男性ブリーフを2枚合わせて縫った手作りポシェットと、雪山キャンプ用携帯便器(携帯と言っても、人がちゃんと座れるサイズです)。いちばん奪い合いになったプレゼントは、某葉っぱ入りブラウニーでし
た。

☆★☆

それはさておき、今年は主催者が趣向を変え、ゲストが自分で作った一品とそれにペアリングした飲み物を持ち寄り、みんなで食事を楽しんだ後に投票をするコンテスト形式になりました。結果から言いますと、私の作った一品が『ベストディッシュ賞』と『ベストペアリング賞』の両方を獲得しました!ちなみに、もう1つは『モスト・クリエイティブ賞』でした。

実はほとんど手のかからない一品で申し訳なかったのですが、サーモンをピーマンやタマネギなどのスライス野菜と一緒に米酢でマリネートしたものに、米焼酎のロックをペアリングしてみました。珍しさで勝ったという感じです。

☆★☆

この晩は箍が外れてしまい、お酒を浴びるように飲んでしまいました。ほとんど素面だったケヴィンに言わせると、10年前にアイルランドで午後4時から午前4時まで飲んだ時以来のスケールだったそうです。

帰りの車の中でその日初めて後悔したのですが、なんとか胃の中のものは収まったまま帰宅。ベビーシッターにちゃんと6時間半分のお金を計算して渡し、水と飲むヨーグルトと味噌汁を飲み、化粧を落として寝ようとして、いざ横になって目を閉じると頭がぐるぐる回って大変。

「これはまずい」と思いつつ階下に降りた後、いつの間にかソファの上で安らかに寝ていたようで、時刻は4時半でした。「4時間もこんなところで寝ちゃったよ」と思いながらベッドに戻り、自分が何を飲んだかをじっくりと考えてみました。すると、赤ワイン2杯→シャンパン2杯→焼酎のロック1杯→テキーラショット1杯→白ワイン2杯と、順番はぐちゃぐちゃの大チャンポンで、自分でも驚き呆れてしまいました。

☆★☆

翌朝目が覚めると、頭から膝くらいまでアルコール漬けになっている気分で、ケヴィンにも「酒臭い」と言われましたが、上体を起こしてみると意外にさっぱりとしていました。

朝ご飯にもまた味噌汁を飲み、予定が詰まった1日を開始。何人かから「大丈夫?」というテクストメッセージが来たので、「自覚していた以上に他人の目には酔っぱらって見えたのか」と恥ずかしく思いつつ、「味噌汁を夜と朝飲んだら、奇跡的に二日酔いなし!」と返事をしておきましたが、果たしてこれは味噌汁パワーなのでしょうか?次はケヴィンに試してもらおうと思います。

久しぶりにトイレで吐きそうになりましたが、楽しい夜だった〜。

2013年12月13日金曜日

カリーナ2歳9ヶ月

12月3日に母から、『今日は震災から1000日だとのことです。カリーナちゃんも1000日。』というメールが来ました。ということは、カリーナは今日で生後1010日です。

先月は、毎日一緒にいても身体の成長が手に取るようにわかりました。レギンズはどんどん短くなり、顔も急に子供っぽくなり、ちょっと淋しいなあと思うほど、赤ちゃんの頃のぷっくりした感じがなくなってしまいました。


最近のカリーナは、聞き分けの良いお姉ちゃんという感じになってきまして、ケヴィンが2週間出張で留守でも全然問題なし。というよりは、むしろ2人だけでも楽しく暮らせるようになったので、先日も「もうすぐケヴィンが帰ってくるから、そろそろ体力を温存しておかないと」と身構え、「”エネルギーメラメラ”が家に戻る方がよっぽど大変という気分になる」と友達にポロリと打ち明けて、大笑いしました。

彼がヨーロッパを駆け回っていた2週間は、母娘チームは家でレディースハッピーアワーやディナーをホストしたり、よそのお宅にお呼ばればれしたり、キッズバースデーパーティー、クリスマスパーティー、と社交的に過ごしました。

クリスマスキャロルの最中、
ピアノが気になって仕方がない。

ところで、保育園に行き始めて4ヶ月半が経過した頃に、ピタリと登園時に泣かなくなりました。今や迎えに行くと「行かない(家に帰らない)」と、帰るのを拒否する状態です。仲良しのお友達もできました。そこは3歳までしか預かってくれないので、あと3ヶ月程で卒園です。現在来年9月からのプリスクール選びをしているところです。

相変わらず、TVやコンピューター類には近づけない方針で育てています。このような研究結果が出てくると、この方針には決して害はないのではないかと思います。

10月に保育園での面談時に、「カリーナは同じ年齢の子供と比べて、コミュニケーションレベルが高い」と言われました。嬉しい時には嬉しいと言い、悲しい時には悲しいと言い、感謝の気持ちもちゃんと表現できる子供になってきました。「あの人、いい人ね〜」「あの人、おかしいね〜」と他人への評価もまめです。結構人を見る目があるような気がします。

女の子が通る道なのか、最近かなりおしゃまになって来ました。「ダディー、ここ座ってちゃんと見て」「食べないで。待って」「ちゃんと、『貸して下さい』って言って」などと、あれこれ指示される日々ですが、これは私が言っていることの反映なのだなあ、と苦笑します。


泣いてばかりの日々や、気に入らないことがあると爆発の日々の苦しみは薄らぎ、今は一緒にいるのがおもしろおかしく、とにかくかわいくてたまらないという時期です。

<過去3ヶ月間の変化>

2歳6〜7ヶ月

*英語で3単語の文章を言うようになる
例)I love it、 I do it、 I want one、Oh my goodness! 、Where is ~?
*ピースができるようになった
*将来の自分の感情を予告する
例)ベビーシッターが来る日(未だに彼女が来ると泣く)
ケヴィン:ティファニーが来たら何するの?ハーモニカ見せる?
カリーナ:ノー
ケヴィン:じゃあ、人形見せるの?
カリーナ:ノー
ケヴィン:一緒に歌う?
カリーナ:ノー
ケヴィン:じゃあ、何するの?
カリーナ:泣く
そして、5分後にドアベルが鳴り「ぎゃ〜」。

ニセモノだけど非常にうれしい

2歳7〜8ヶ月

*水の量を調整しつつ手を洗うようになる
*自発的に歯磨きの準備をして「カリーナ、お姉ちゃん」と胸を叩きながら言う
*少しずつ字に興味を示し始めた
*簡単な英語の本を暗記して私と一緒に声を出して読む
*私が怒ると機嫌を取る
「I love you,  mommy! 」と笑顔で言い、「キース(kiss)、ハーグ(hug)」とかわいらしく迫る。
*英語を話す人と日本語を話す人を完全に区別している
例)こちらに遊びに来ていた実家の母と
カリーナ:One, two, three, four....
母:One, two....
カリーナ:No, ばあちゃん、いち、に、さん、し!
*病気になりそうで、私が彼女の部屋で寝た晩。夜中に私が寝ているマットレスの方に来ると言い移動。その後調子が良くなってきたのか、おしゃべりを始める。しばらくすると「マミーやさしいね。マミー、いい人」としみじみと言い、私を感動させる。


2歳8〜9ヶ月

*自分で顔を洗えるようになった
*日本語で言える文章はかなり高度に
*「めだかの学校」「チューリップ」「大きなくりの木の下で」「ちょうちょう」は完全に歌える。「No more monkeys jumping on the bed」の歌詞を結構拾えるようになり、他の曲も徐々に歌詞を拾いながら歌っている。
*「カリーナ大きい。いいおかあさん」と言いながら、相変わらず赤ちゃん人形の世話をしている。


2013年12月12日木曜日

映画『Gravity』


感謝祭の週に、8ヶ月ぶりに映画館に足を運びました。
ケヴィンが9月に1人で観に行ってから、ずっと「3Dで観るべきだ」と私に言い続けていた映画です。「映像がきれいだから2度目でも観たい」という人が結構多いようで、ケヴィンももう一度観に行くと言うので、友達カップルと4人でダブルデートとなりました。

この映画が送り出すメッセージは、観た人それぞれに解釈してもらうことにします。私の感想を先に述べますと、メッセージ云々を深く考えずに、90分純粋に楽しめる異色な映画、という感じでした。

ストーリーは、ロシアが使えなくなった自国の衛星をミサイルで一撃し、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の連鎖を発生させる。その宇宙ゴミに衝突されたシャトルは壊され、遊泳中の2人の宇宙飛行士が宇宙に取り残されてしまう、というもの。

宇宙、地球、無重力、重力、音、無音、生と死、そして科学技術。この映画を通して宇宙空間のイメージが私の中でぐんと広がりました。そう言えば、最近のニュースに「火星への片道切符に、世界中から20万人が応募」というのがありましたね。驚きです。

ところで、今まで気にしていなかった「宇宙ゴミ」のコンセプトがショッキングでした。実際に何十年も地球の周りを飛び続けている宇宙ゴミが存在するようで、一緒に観に行った物知りのパイロットの友人によると、近年は宇宙ゴミが廻る高度を避けて衛星を飛ばしているそうです。

日本では今週末に封切りのこの映画。機会があったら是非IMAXシアターでどうぞ。余談ですが、ベテラン宇宙飛行士役のジョージ・クルーニーが、彼のキャラクターにぴったりでした。


2013年12月6日金曜日

−15℃の中でアシャの尻を拭く私

火曜日から始まった寒波は、依然続いています。今日ラジオで「この気温は少なくとも月曜日まで続き、来週の水曜日までには40°F台(5℃前後)に戻るでしょう」と言っていました。−20℃前後の温度は以前経験したことがありますが、それが数日以上続くのは、コロラドでも珍しい現象です。

そんな極寒の中、なぜかアシャが下痢になってしまいました。”大寒波 × 犬の下痢”のコンビネーションは、小さな不運の中でも大きな方ではないかと思われます。

そうでなくともこの気温では、犬の散歩も一仕事。しかもケヴィンは留守。それなのに、今日は朝から落ち着きなく私の周りをうろうろし、やたら外に出たがるので「もしや」と思っていたら、やはりそうでした。

汚い話ですがどんなことになるかを披露しますと、アシャのように毛が長目の犬は、コロンとしたウン◯が出ない場合、結構悲惨な状態になります。それがこの気温だと、一瞬にして凍ってしまい、お尻の周りの毛が冷凍カットほうれん草のような状態になってしまうのです。

散歩中に尻尾を上げてお尻を確認してショックを受け、どうするものかと考えながら家に帰った結果、玄関前のポーチに電気ポットごとお湯を持って行き、そこで濡らしたペーパータオルでお尻を拭くことにしました。

拭かれて濡れた部分はまたもや一瞬にして凍るということに気づき、家の中で融けたら嫌なので、必死に汚れを落としました。イライラした挙げ句最後はいらない雑巾で拭き、そこら辺の毛を思いっきり切り落として終了。

4時間後。今日はノードストロームのお得意様イベントの晩。そのイベントに毎年誘ってくれる友達と一緒に、ワイングラスを片手に優雅に買い物をしながら、昼間と状況が一転したささやかな幸せに浸ったのでした。それにしても、お客にアルコールを飲ませると、お財布の紐が緩むのでしょうねえ。

ちなみに夜10時現在、気温は−22℃!


2013年12月5日木曜日

踊るカリーナ ブルーグラス編



久しぶりに、踊るカリーナの登場です。

時々日曜日の夕方にGold Hill Innというレストランで、ライブミュージックを聞きながらハッピーアワーをするのが、我が家の楽しいアクティビティーの1つになりました。カリーナは、小さい頃からライブミュージックが大好きで、多分一番好きな楽器はギター。最近興味のある楽器はバイオリンとハーモニカです。最近は音楽を聴いている時に、楽器を当てるのが上手になりました。

このレストランは、我が家から山へ向かって車を15分程走らせた、ゴールドラッシュの時に人が移り住んだ小さな町にあります。クリスマス前から5月までは休業なので、多分今シーズンはこれで最後。

カリーナの踊りの方ですが、リズム感はどうやらケヴィン譲りのようで、今の段階ですでに私より踊りが上手です。←ほっ


2013年12月4日水曜日

とんだ災難

次々とケヴィンに起こる出来事を書くだけで本が書けるのではないか、と最近思うのですが、、、月曜日の強風の中、これと同じものが飛んで来てケヴィンを直撃。


カリーナを連れて保育園から帰ってくると、ジョギングから帰ったばかりのケヴィンが、すごい形相で私の方を向き、「ねえ、これ見てよ」とこちらに向けた左腿を見て、思わず「ぎゃっっ!」と叫んでしまいました。「これも!」と次は右腕。脚は大きな擦り傷から血が滲み出て、腕は切り傷とものすごい打撲で青くなっている!

呆然となりつつ「ロードサインが@#$%^&*$#」と言うケヴィンを聞きながら、一瞬「車に接触された」と言ったのかと思ってしまいました。よく聞くと、ジョギング中に強風でガタガタと揺れる看板を見ながら、「危ないなあ」と思った瞬間の出来事だったようで、咄嗟に右腕で顔を庇い、看板が右腕に激突した勢いで体が吹っ飛んで地面に叩き付けられ、左脚を強打したと言うのです。

目撃者が何人かいたようで、工事現場からは業者の連絡先をもらって帰っており、出張のためのパッキングをしながらそこに通報していました。その間にも看板がもろに当たった右腕は、どんどんと腫れ上がってきており、飛行機の中で大丈夫か心配でした。

「最悪の場合スイスでレントゲンをとる」と言いながら家を出ましたが、デンバー空港でドクターに軽く診断をしてもらい、「骨は多分折れていないと思うが、皮が耐えられる極限まで腫れ上がった場合は、現地で医者に行け」と言われたそうです。結果は、炎症止めの効果がある痛み止めで、最悪の状況は乗り切ったようです。

本人は「顔や首が切れなくて、本当にラッキーだった」と言っていましたが、そう考えると不幸中の幸いでした。

「他にも走っている人が結構いたし、自転車に乗っている人だっていたのに、なんでよりによって自分に」と、さすがのケヴィンも今回は自分の身に降りかかった不運に呆れていました。しかし、「カンフーの動作って、やっぱり正しいのだなあ」と、カンフー映画のように咄嗟に動いた自分の右腕に感心し、カンフーの実用性を見いだしていました。

みなさんも、大風の日はお気をつけて。

2013年12月2日月曜日

今週の天気予報は大荒れ

今年は例年より感謝祭が1週間ほど遅く28日だったので、終わった途端に12月になってしまいました。今年はそれまで待ちきれずに、クリスマスの飾り付けをするところが多かったようです。我が家はいつも通り、感謝祭の後にツリーを飾りました。


 今年はカリーナもこの日を楽しみにしていました。

感謝祭の週は温暖で、とても過ごしやすい気候でした。ケヴィンの両親は1週間こちらに滞在し、感謝祭当日は家族で車で2時間半のブエナ・ビスタの親戚のところへ行き、そこでお祝いをして一泊してきました。このブログが始まって以来初の、料理をしない感謝祭でした。今年は前後2週間ずつケヴィンの出張が入っていたせいもあり、あまり料理をする気がしなかったので、ある意味ちょうど良かった気がします。

週が明け天気が一転。今日は時速125キロの大風が吹くという、とんでもない日でした。家が揺れるほどの強風だったのですが、フリーウェイではトラックが横倒しになったそうです。

ポーチのソファが風で移動

夜になって風はある程度おさまったものの、次に迫りくるのは寒波です。明日の午後までに−3℃、水曜日には−20℃まで下がると言うのを聞くだけでうんざりしますが、それに15cmから30cmの降雪が伴うそうです。こんな時には家に籠ってじっとしたいところですが、あいにく今週は明日から日曜日まで予定がぎっしりと詰まっているのです。

そんな中、ケヴィンは今日の午後ヨーロッパに向かって出発しました。今回の日程は(確か)ジュネーブ→チューリッヒ→パリ→ロンドン→デュッセルドルフ、あとドイツ国内にもう一カ所あった気がしますが、こんな感じです。週末はロンドンに移動し、車を借りてどこかに行くと言っていました。

お陰さまでケヴィンの体調は良くなり、ここ数日は元気に過ごしていました。しかし、出張に出る数時間前に、とんでもない事件が発生。。。

<続く>

2013年11月27日水曜日

ケヴィン無事帰宅、そしてダウン。

土曜日の午後、ケヴィンが大荷物を抱えて帰ってきました。

お願いしたものは3つ。やってきたものはこの量。
男の買い物は豪快です。
カリーナへのお土産♡

シンガポールからの便は定刻通りに成田に到着。結局デンバー行きが1時間遅延になり、十分すぎるほどの買い物の時間と、ラウンジでシャワーを浴びる時間まであったそうです。「あれは定刻だったとしても、ぎりぎり間に合ったな」と余裕綽々でしたが、本当にそんなことをしそうな人です。

成田行きのフライトに乗った日の話。12時10分の国際線に搭乗予定の人が、驚く事に9時半に家でまだシャワーを浴びているのです。(注:私だったら9時15分までには家を出て、空港に2時間前には到着するようにする。)その後荷造りをしているので、「ついに今回は、私が空港に送って行くことになるかもしれない」と心配になり、念のためカリーナを連れて出る準備をしていましたが、10時過ぎに自分の車で出かけて行きました。「数日刻みで国を渡り歩くスケジュールの出張で、よくもまあこんなにリスクが高いことをするものだ」と心底思いましたが、本人に言わせると「余裕」だったそうです。

それはさておき、帰って来たケヴィンを見て、「1週間前にラワ島で泳いでいたなんてね〜」としみじみ思いましたが、本人も「東京にいたのが、遥か昔の出来事のような気がする」としみじみと言っていました。

日曜日は全く予定を入れていませんでしたが、ロンドン駐在時代のケヴィンの元同僚のベルギー人が、たまたま仕事でボールダーに4日間来ているということで、朝食を一緒にすることになりました。いろいろと事情があり、結局その後彼は荷物をまとめてホテルを去り、そのまま私達の車に乗り込んで、我が家で一泊することになっていました。

月曜日。彼が去り、ケヴィンの両親が1週間滞在の予定でやってきました。その頃からケヴィンはだんだんと元気がなくなってきました。単に時差ボケかと思ったら、どうやらカリーナがひきかけていた風邪をもらってしまったようです。

「出張中の週末に、しかもインドに行く前に、あんなことしていたのがいけなかったんじゃないの?」と言う辛口の私に向かって、「あれはリラックスした週末だった。インドで食べたものに当たったせいで、抵抗力が下がったから体調が悪くなったのだ」といい張るのです。

火曜日は辛そうで気の毒でした。珍しく予定を自らキャンセルし、夜8時半前には深い眠りに落ちていました。あんな2週間を過ごせば、こうなっても仕方がないかと思いつつ、この人は一生スローダウンしないだろうし、あえて何も言う気がない私がいるのでした。


2013年11月22日金曜日

一日の終わりに、一杯のお茶にできること。

しばらくだらだらと読み続けている長い小説の中に、「一杯のお酒にできること」という章があり、その一文が妙に印象に残りました。

現在夜9時半。最近お酒はそんなに飲まないし、飲むとしたら遅くならないようにしているので、私はこの時間に一杯のカフェインレスのミルクティーを飲むのがとても楽しみです。

特にケヴィンの留守中は、一日が終わりカリーナが寝静まり、1人になるこの時間がとても好きです。ケヴィンが出かけた直後は、この時間を使っていろいろとたまった用事を片付けていましたが、日が経つにつれてリスト上のタスクは徐々にクロスアウトされ、雑誌や本を読んだり、調べものをしたり、いつもより早く寝てみたり、と時間に余裕が出てきました。

カリーナと一緒に夕食を済まし、その後彼女が1人遊びをしている間に台所の片付けをし、7時頃には一緒にお風呂に入る、というパターンがキーのようです。アシャの散歩も夕食前に済ませておくと、更に良し。

***

そんなのんびりとした空気が流れる我が家ですが、ケヴィンの方はと言いますと、現在地球を半周して帰って来る途中です。旅程は:

現地の金曜日11pmにバンガロールを出発→4時間半でシンガポールに到着→土曜日8amの成田行きに搭乗→6時間半で成田に到着後6pmのデンバー行きに搭乗→10時間半後の同日12:30pmにデンバー到着

ですので、バンガロールで金曜日の朝6時半に起きて、ボールダーの自宅のベッドに潜り込むまでに48時間以上経過する計算になります。

「西回りの方が楽だったかもしれないなあ」とぼそっと言うのが聞こえたので、「それならなんでわざわざ東周りにしたの?」と尋ねると、「だってチカが、帰り成田を通るならお土産をたくさん買って来て欲しいな〜って言っていたから・・・」という返事。「そのためにわざわざそんなハードな旅程にしてくれたの?!」と驚いて聞き返すと、ケヴィンは黙って気弱に頷いたのでした。申し訳ない。。。でもせっかくなので、昨日しっかりと買い物リストを送りました。

1つ心配していたのは、フライトが遅れて成田で走って乗り換えになること。しかし、先ほどウェブで運行状況を確認すると、若干の早着の予定のようなのでほっとしました。まあ、全日空便なので相当のことがない限りは大丈夫だとは思っていましたけどね。

買い物リストの中には、彼の好きそうな焼酎のお勧めも入れてみました。私が旅行をしてとても印象深かった宮崎県が産地のものをいくつか送ってみると、「成田空港で今宮崎焼酎の試飲ができるから、そのブースで買う」と言うので、先週成田を出た時にちゃんとチェックをしていたようです。さすが。

***

バンガロールのホテルにいる時に、ケヴィンと2回FaceTimeをしました。その時に、窓から見える風景を見たのですが、ケヴィンが「今下に見える建物の屋上でね」と見えるものを説明し始めました。



「屋上に洗濯ロープがあって、女の人が洗濯をしていて、そこで子供が遊んでいて・・・」「今お父さんみたいな人が出てきて、たらいで顔を洗っている。」そして「なんだか、あまりにもシンプルそうな生活で、見ていて複雑な心境になる」。

冬の間のカリーナのお稽古事選び、来年秋からのプリスクール選び、カリーナ用のハンドソープが各階の各流し台にあり、、、という今の私の生活。確かに複雑な心境になります。

***

ケヴィンの留守中のカリーナは、ほとんど私のバディーでした。2歳8ヶ月の子供がこんなにいいパートーナーになれるとは、夢にも思っていませんでした。ケヴィンが出発した日の夕食時。「ダディ、飛行機。かなしいね。けど、カリーナ、おうちにいるから。(大丈夫!)」。励まされました。

2013年11月21日木曜日

予行練習 第1回目



現在気温はマイナス8℃。普段と同じ温度に暖房を設定している室内も、なんだかじんじんと冷えてきた気がします。夜から降り始めた雪はちらちらと一日中降り続いており、とても静かな1日です。

「今日雪だよ〜」と朝カーテンを開けた途端、「わ〜!」と目を輝かせたカリーナ。窓際の椅子によじ上り外を見ながら「ちいぶーつ?」。数回聞いてピンと来ました。「スキーブーツ」と言っていたのです。

なるほどと思い、朝食後さっそく前庭で履かせてみました。予行練習1回目。スキーを借りた時の様子は、下のポストをご覧下さい。


今シーズンは、スキーデビュー。

先月、カリーナのスキーとブーツをシーズンレンタルしました。スクールに入れるのは3歳になってからですが、ケヴィンがかなり意気込んでおり、それまではなだらかな坂で滑る練習をさせると言うのです。

レンタルをした時の様子はこの通りです。新しいことにすぐ飛びつかない性格のカリーナは、当然始め嫌がり大泣きしますが、板をつけた途端に大喜びし、その後すぐに店内をずりずりと歩き回っていました。店員さんも「こういう子は珍しいですね〜」。










奥のカウンターで、さっそく借りる手続きをするケヴィン。
カリーナが向かって来て引きぎみのアシャ。

2013年11月18日月曜日

ケヴィンの出張中アドベンチャー 2日目

今度の話は聞いていて息を飲みました。

『日曜日の朝、前の晩の疲れを感じつつ遅めの朝食を取っていると、22歳のドイツ人の女の子と一緒になった。その子も一緒に飲んだバックパッカーの1人。その子は、例の前に見える島まで泳いでみたいと言う。ケヴィンは「もう疲れたから今日はのんびりする」と言ったが、その子は本気で泳ぐつもりらしい。しかも霧雨が降っているのに、「私は雨の中で泳ぐのが好きだ」とまで言っている。

「若いし背も高くて大きい子だから、体力があるのだなあ」と思いつつ、前日に2時間かけてカヤックで向こうへ渡ったケヴィンは、なんとなく一緒についって行ってあげた方が良いのではないかと思い始め、11時に2人で海へ入った。

天気が良くなかったせいもあり、波はあったが2人でガンガン泳いで行った。しかし向こうまで泳ぐのは無理と判断し、途中で引き返すことになった。しばらくすると驚いたことに、その子が「疲れたから休みたい」と言い始めたが、海流があるので泳ぐのをやめると流されてしまう。「ゆっくりでもいいから泳ぎ続けろ」と励まし、更に泳いで行くが、彼女はやはり疲れてもう動けないと言う。

仕方なく、体をXにして浮いて少しだけ休ませることにする。彼女は落ち着いておりパニック状態になるような不安はないが、とにかく海流が気になる。

しばらくしてまた泳ぎ始めるが、気づくとラワ島に戻るには海流に逆らって泳がないといけない角度になっていた。事態の悪化を防ぐため、2人で必死になって泳いだ。

やはり彼女がそのスピードにはついて行けないと言うので、結局ラワ島にある程度近づいた頃にケヴィンが全速力で岸まで泳ぎ、助けを呼びに行くことにした。着いた場所は泊まっているところからやや離れており、岩の登って反対側に出ないといけなかった。

宿に着いてボートを出してくれと頼んだが、そこにいたスタッフはケヴィンが言っていることが完全には理解できなかった。他の若者達も連れて、その女の子が見える場所に行き、スタッフにも事態を説明することにした。

彼女は少しずつ岸に近づいてきており、結局みんなの励ましで自力で島に着いた。』

「ええ〜、もし1人で行ったらどうなっていたのかなあ?」と驚く私。「結局3時間ほぼフルスピードで泳ぐことになって、すごく疲れて散々だった」。←前日にカヤックで島を周り、その後また島の周りを泳ぎ、更に3時間半かけてカヤック島を行ったり来たりして、それで夜2時半まで起きて騒いでいた人なら、相当疲れたことだろう。

「島を出るのが3時で、2時まで泳いでいたから、帰る準備が大変だったけど、帰りはバックパッカー達とミニバンを一緒にレンタルしたから、安く帰れてよかった」らしい。そして、「シンガポールで各ホテルにチェックインした後、みんなで集って飲もうかと言っていたのだけど、結局若い人達はみんな疲れて夜でかける気力がなかったみたいだ」と、グループ最年長(ほぼ倍の年齢?)のケヴィンは自慢げでした。

それにしても、若者達は旅行中で、ケヴィンは出張中の週末。普通の人はこんなことしないでしょう?と言うのが私の素直な感想。

シンガポールに日曜日に到着後、月曜日は7時半にブレックファースト・ミーティングがあると言っていたけど、その後いつどこに行くんだっけ?と思っていたら、今朝「ムンバイに着いたよ。今現地の(月曜日の)夜9時半。時差はそちらより12時間半先」というメッセージが携帯に残っていました。


2013年11月16日土曜日

チャンスは逃さず、時間は無駄にせず。

ケヴィンが先週の日曜日から、2週間の出張に出ています。当初予定されていたスケジュールは、東京→シンガポール→ムンバイ→バンガロールでしたが、出発する何日か前に「PADI(ダイビング)のカードはどこにあるんだっけ?」。急にクアラルンプールが追加になり、週末がシンガポールの代わりにマレーシアになったのです。

呆れている私の横でせっせとリサーチを始め、しばらくすると「すみません、来週末なのですが空いていますか・・・?」という電話で現地に問い合わせをする声が聞こえてきました。

結局ラワ島というところに行き、バンガローは一杯だったので常設テントに2泊して、スノーケリングをする計画をちゃっかりと立て、出張に出かけていきました。(注:ビーチ用の準備をしても、機内持ち込みスーツケースだけで出張にでる彼)



金曜日ミーティングが終わった後の4時半に、クアラルンプールを出発。タクシーとボートを乗り継ぎ、現地に入ったのは夜中の12時過ぎだったそうです。現地の土曜日の朝電話で、「昨日の夜は周りが騒いでいる中、耳栓をして寝た。これからカヤックを借りて島を一周し、その後泳ぐ」「そっちの土曜日の朝にまた電話する」と言っていました。

今朝気づくともう現地は夜中の12時すぎ。今日はもう電話はかかってこないなと思い、そのまま過ごしていると、こちらの11時半、つまり現地の午前2時半に電話がかかってきました。

「一体何してるの?」と開口一番に聞くと、「みんなと飲んでいる」という返事。一緒にボートに乗った人々は、ほとんど20代前半のヨーロッパ人のバックパッカーだったようで、当然みんな元気。「今日はどうだった?楽しかったの?」と聞くと、ケヴィンらしい1日を送っていました。そのあらすじは・・・

『予定通り朝食後にカヤックで島を一周。その後今度は島の周りを泳ぐ。昼食を取りながら前に見える島が気になり、午後はカヤックでそっちに渡ってみることにする。

気になった前方の島。結構遠い。

予想はしていたものの、苦しい思いをしつつ2時間ほどかかってやっとあちら側に到着。無人島だと思っていた島にはなんとちょっとしたリゾート施設もあり、ビーチでゴミが大量に入った大きなゴミ袋を発見。それをカヤックにつないでラワ島に持ち帰ることにする。帰りの方が楽で1時間半ほどで帰着。ケヴィンが滞在している宿のスタッフは、カヤックでその島に行ったことに驚いただけでなく、ゴミを持ち帰ったことに更に驚き、感心される。

夜は結局、一緒のボートで島に渡ったドイツ人とフランス人の若者達と一緒に飲むことになり、バーでテキーラショットをおごってあげると、「あなたはもしかして、カヤックでゴミを持ち帰った人?」とスタッフに大歓迎され、その後お酒を無料でどんどんご馳走され、そのままみんなと踊ったりして結局今まで起きている』

ということでした。現地の日曜日の午後にこの島を出発し、今度はシンガポールに戻るそうです。「出張の合間の週末によくこんなことするね」と呆れますが、時間を全く無駄にせず人生を楽しむ能力には感心。そんな能力を羨ましく思うこともありますが、ケヴィンがいない我が家は、彼からメラメラと発せられる余計なエネルギーが漂わず、正直言って静かでとても平和です。



2013年11月12日火曜日

低血圧その後

先週、またかかりつけの医者に行ってきました。低血圧のその後の経過をみるためです。一度目の診察の後、言われた通り塩の錠剤をしばらく飲んでいたのですが、確かに立ちくらみは良くなった気がしていました。

まず血圧を計ると、数値はいつもと同じで98/50。どうやら錠剤によって血圧が上がるまでは行かないようです。でも、立ちくらみが減ったのは確実で、先生にも「あなたは今後ずっと塩の錠剤を取り続けた方がいいですね」と言われました。念のため、腎臓機能に影響がないかを見るための血液検査をしておこう、ということになりました。

その塩の錠剤ですが、実は手に入れるのが結構大変なのです。街中の薬局を渡り歩き、滅多に行かないチェーンでたまたまあったのをやっと見つけて購入。しかし、朝晩1000mgずつ飲まないといけないのに、この錠剤は1つが180mg。1日11錠も飲まないとなりません。しかも、このペースだと1つの容器は1週間程度しかもたず、1ヶ月35ドル程度かかるので、永久に飲むと思うとコストも馬鹿になりません。

オンラインだと1つ1000mgの錠剤がもっと安く手に入るのではないかと思い、いろいろと検索している時に、驚くべき事実が発覚。1つが180mgと思い込んでいた錠剤が、よく説明を読むと実はトータルで塩分452mgと書いてあるではないですか。

つまり、1日2000mg必要なところを4972mgも飲んでいたということ?!しかも、最後の2日間は12錠飲んだので、5424mgも摂取していたことになります。立ちくらみどころか、卒倒しそうになってしまいました。

ちょっと怖くなって、ちょうど錠剤が切れていた2日間は、気休めだとは知りつつも水をがぶ飲みしました。血液検査に行くのは、言われた時期より一週間遅らせようと思います。ああ驚いた。。。しかし、今後1日2000mgで効果はあるのか?

現在ダイニングルーム脇のイロハモミジが見頃です。
今年で植えて2年目の木。葉も増えました。



2013年11月11日月曜日

コンサート会場で怒っておしくらまんじゅう

土曜日、久しぶりにボールダーシアターに行ってきました。カリーナが生まれる前は、ここで開催されるコンサートやフィルムフェスティバルなどに結構行っていたのですが、めっきり遠のいていました。

前座2つとメインのバンド、計3バンドのうち2つはローカルバンドということで、立ち席のみ会場は満員。この晩は、ケヴィンの元上司夫婦(推定50代後半)と4人で”ダブルデート”だったのですが、男性2人が1時間半ほど先に行き、場所取りをしてくれました。

いずれのバンドも普段は私はあまり聴かないジャンル(フォークロック、ブルーグラス、ケルティック、インディーロック等)のミックスでしたが、どのバンドにも個性があり、実はただ単について行った私も結果的に楽しめるコンサートでした。

前座1:TAARKA(Lyonsベースです)
前座2:AOIFE O'DONOVAN

前座2つが終わって15分の休憩。その段階で夜10時半。ケヴィンが「(9月にこのエリアで起こった)洪水救済だって言うし、両方のバンドのCDを買ってこようかな」と言いだし、「この場所ちゃんと確保してね」とロビーへ出かけていきました。その間私達はドリンクを片手にその場にいたのですが、私の横で気になる動きが。ある男がさりげなくそのスペースに入り込み、その人に自分がじりじりと押されている気がするのです。

メインのバンドが登場すると同時に、人々が元いた位置に戻り、例の割り込んだ人とその連れの女のせいで私達がはみ出る結果になりました。そして・・・・ケヴィンが「私達は7時からここで場所取りしていたのですけど」とちらりと文句を言ったのを皮切りにややもめて、その男の平然とした態度に私がキレて、元上司の奥さんと私とその男の3人で、体を張って押し合いという展開に(驚)。

その男はフツーに見えても実は酔っぱらいだったようで、埒はあかずもその場は一旦収まりつつ、でも私の形相はかなり凄かったのかも。さすがに警備員は混雑した会場の中でも怪しい動きを把握しており、しばらくすると「大丈夫ですか」と廻ってきました。

なんとも大人げない騒ぎでした。

さて、このメインのバンド。ボーカルの女性がなんとも癒し顔で、声はなんとなくビョークっぽいのですが、非常に気になったのが彼女が抱えている楽器。洗濯板を楽器として使っており、Wikipediaによると『日本では現代的なチンドン屋などが用いて演奏することがある』そうです。おもしろいですね。

この晩のメインバンド:Elephant Revival
(Nederlandベースです)
洗濯板です

2013年11月7日木曜日

一通の手紙を巡って考えること

「子供と事故収束作業の労働者を、被爆から救って欲しい」という手紙で、大問題になったY議員のニュースを、興味深く追っています。

ロイターが、80人あまりの作業員、雇用主、行政・企業関係者に取材を行い、『福島作業員を蝕む「違法雇用と過酷労働」』という特別レポートにまとめた記事を、10月25日付で掲載しました。それをちょうど読んだ後のニュースだったので、私にはタイムリーなニュースだったわけです。

次から次へと起こる汚染水問題や作業員被ばく問題で、管理のずさんさに不信感を抱かずにいられず、「アメリカだったらプロテストの嵐だろうな」と考えていました。10月9日のSalon.comには、No one at Fukushima seems to have any idea what they're doingという記事が掲載されました。

ロイターの記事によると、福島第1では、800程度の企業が廃炉作業などに従事し、除染作業にはさらに何百もの企業が加わるという、過去に例のない大掛かりな事故処理が続いているそうです。下請け作業員に対する不当な扱いは、慢性的な人員不足が原因で、このままだと今後の作業への悪影響も懸念されています。

作業員がいなくなれば、原発処理ができずに放射能が拡散すると考えると、この問題は単なる労働トラブルとして済まされないわけです。

Y議員を巡るバッシングは、議員の間だけでなく一般人の間でも相当なようです。確かにこの手紙は行き先がおかしかったとは思いますが、大きなピクチャアとして見ると、この人の考えていることは的は外していないと私は思うのです。

彼の取った行動に対する意見ばかりが目につきますが、核心の福島作業員問題について日本人はどう考えるのでしょうか。

2013年11月6日水曜日

これで出社したそうです


ハロウィーンの日の友達。当日携帯に写真を送ってくれたのですが、今日会った時に更に何枚か写真を見せてもらい、ブログに載せる許可をもらいました。手先が器用な人なので、メーキャップも凝っているなあと感心。写真の撮り方もアーティスティックです。

これが最後

しつこく何度も紅葉の写真を載せましたが、これが最後です。10月25日の写真です。今年は11月に入ってもまだ黄色い葉が残っていますが、週末に冬時間に変わり、一気に冬らしくなってしまいました。

毎年近所に出現するバルーン
「怖くないよ」と友達に見栄をはるカリーナ

2013年11月5日火曜日

ついにヘアカット☆


長くなったカリーナの髪を、ばっさりと切ることにしました。

初めての前髪カットは、ちょうど1歳の誕生日の頃。自分で切る自信がなかったので、地元の子供専用ヘアサロンに連れて行きました。ところが、それがあまりにも下手で驚き。家に帰って私が手直しする程だったので、その後前髪だけは自分で切ることにしました。

そういう私もかなり下手。日本人の友達には不評で「これはちょっとひどすぎる」とか、「カリーナの前髪は、まるでヴィダル・サッスーンだ」と結構言われましたが、日本から取り寄せたすきバサミ(古賀ちゃん、ありがとう!)を駆使して切っていました。

しかしあまりにも後ろが伸びて収集がつかなくなったので、ついに私が信頼するボールダー唯一の日本人スタイリストさんにお願いすることにしました。


日本人にお願いして大正解。かわいらしいボブにしてもらいました♪
30分強かかりましたが、おとなしく座っていてくれたのにも感心でした。

意外にも、ケヴィンは「赤ちゃんの頃からの髪の毛がなくなって、ちょっと淋しい気がする」と言うのでした。彼の頼みで、切り落とされた髪の毛は記念に持ち帰って来ました。