2019年5月1日水曜日

ポエム・カフェ

学校でポエム(詩)の授業が4週間ほどありました。

まずは詩についての基本を習い、その後少しずつ自分たちで詩を書き、毎週1回発表会があり親も自由に見にきて良い、という流れでそのユニットが進みました。

ケヴィンと私は1回ずつ見学に行きましたが、約30分の発表会はBGMにジャズが静かに流れる教室で、子供達が前に行き2〜3篇の詩を披露しました。教室の端に衣装が用意されており、好きなコスチュームで詩の朗読です。子供達の詩のクオリティーに感心しました。

最終回は紅茶とクッキーまで用意されており、ちょっとしたラウンジ気分です。その日はケヴィンの両親も連れて行きました。

最終回 さあ始まります
右端に写っている人がメアリー先生
はっきりと自分の詩を朗読できました

日本で育った私としては、カリーナの学校の様子は自分が受けた教育とあまりにも違い、常に新鮮で、当然いろいろと比較をします。カリーナの学校は国際バカロレア認定校なので、一般的なアメリカの教育方針とは若干違うかもしれませんが、各ユニットで自分たちが学んだ知識を何かしらの形で実践、もしくは実社会とのつながりを理解・分析し、そしてみんなの前で発表するという流れで進みます。

今年度は、地理、サイエンス、芸術、といろいろなユニットがありましたが、学習したことがひとつひとつきちんとカリーナの知識の一部となっているようで嬉しく思うと同時に、毎日学校が楽しそうで羨ましいなと思います。

最も違うと思うことは、教室に各自決められた机がないこと。4〜5つのグループに別れてテーブルに座って何か作業をしているか、全員一緒に先生の話を聞く時は、床に座っていることが多いです。あのリラックスした雰囲気なら、いろいろな意見や発言も飛び交うのだろうなと思います。

ちなみに、国際バカロレアの理想の学習者像は、探求する人、知識のある人、考える人、コミュニケーションが出来る人、信念を持つ人、心を開く人、思いやりのある人、挑戦する人、バランスの取れた人、振り返りができる人、の10個です。そしてより良い地球人を目指し、カリーナの学校はコンポストやリサイクルにも真剣に取り組んでおり、この学区で表彰されています。

小さいうちから良い意味で洗脳されることは、地球を守るために重要なことだと思います。