2009年3月3日火曜日

サウス・ビーチ

到着した翌日、ケヴィンがお客さんとのミーティングでマイアミ方面へ行くというので(おばあちゃんはマイアミの北、車で約1時間のフォート・ローダーデールに住んでいる)、とりあえずオーシャン・ドライブで降ろしてもらい、一日一人でブラブラしてみました。家を3ヶ月も空けていたので出発前はあまりにも忙しく、Time Out.comでかろうじてレストランだけはリサーチはしたものの、地図すら所持しない私。私にしては珍しく、何の当てもなくウロウロ歩き回るという一日になってしまいましたが、結構おもしろいものをいろいろ見ました。(写真:ビーチのすぐ脇のメイン通りOcean Drive)

ここにいる人達は私が普段見慣れた人々とは全く人種が違う。この人種というのは肌の色ではなく、いる人々の種類が違う、という意味です。念のため・・・。ツーリストに混じって時々目を見張る美人や、本物のモデルがフォトシュートをしていたりもしますが、何がすごいかってとにかくゲイ人口が異常に高いのです。私はここでは女・アジア人という意味で完全にマイノリティーでした。

道を歩くほとんどの男性陣はゲイカップル。中には手をつないでチワワをお散歩なんていう姿も。そして、みんな良く体を鍛えていること。ボールダーでの体の鍛え方は、アウトドアスポーツを楽しむための体作りですが、ここでは相手を魅了するための体作り。みんな超ムッキムキです(華奢な感じのカップルもいますけどね〜)。ピンクの花柄のヘルメットを手に持って自転車に乗るはげオヤジ、なんてのもいるんですよ。あれは絶対どこかに娘を迎えに行っている姿ではなかった。 この左側の建物は夕方になると「男性客」で超満員。まるで夕方木に集まった大量の小鳥達のような賑やかさで、道行くツーリストがついついカメラを向けてしまう珍しいシーンでした。

夕方ケヴィンがミーティングから戻って来て、道を一緒に歩くとチェックされているのは彼の方です、もちろん。でも一つ言えることは、保守的な考え方を持つ人の間でひどい差別を受けているゲイ達が、みんな自由で幸せそうで、私はとってもうれしく思いました。もし私が次の人生でゲイに生まれたら、すぐにマイアミに行くと思う。

この日あてずっぽうに歩き回ってわかったことは、オーシャン・ドライブにはベルサーチが所有していた豪邸があり(現在は会員制クラブになっている)あとはレストランとバーとホテルが立ち並ぶ。(そして、レストランはどれも同じような感じでキャラクターはなし)一歩ビーチに足を踏み入れると海はまるでカリブ海のようにきれい。それに平行して走るワシントンアベニューはメジャーなお店が並ぶ通り。この2つの通りと交差するリンカーンロードは歩行者専用のモールになっていて、ショップ、カフェ、レストラン、バー、アートギャラリー、映画館などが立ち並びます。このエリアは人通りが多く夜も安全そうなので、女の子だけでも問題なく繰り出せそうです。

私がいいなと思った通りは、このリンカーンロードの数ブロック南を平行して走る、エスパニョーラ・ウェイという小さな通り。ここは映画の撮影によく使われるんですって。まるでスペインに迷い込んだようでした。

本当はアール・デコ様式の建物を巡るウオーキングツアーなんかに参加してみたかったのですが、今回はボケーッと歩き回る一日になってしまいました。暖かい気候に浸るのが目的だったので、まあいいか。 次に行くとしたら、今度はもっと下調べをして、アートギャラリー巡りなんていうのもしてみたいです。

5 件のコメント:

  1. ピンクの花柄のヘルメットを手に持って自転車に乗るはげオヤジ、会ってみたい、これだけ読むと可愛い感じ。綺麗な街並みだねー、コルドバを思い出すわ。願いがかなって良かったね^^

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  2. ゲイが多い街とは知らなんだ。
    じゃあ女性が歩くには危険が少なくてよいね。
    こっちは最近お天気さっぱりなのでうらやましいわぁ。

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  3. マイアミと言えば、大学の先輩のA木さんがよく行っていたじゃない?あの人サウス・ビーチでもてそうな感じだと思わない??

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  4. じ、じつはそのために行っていた・・・なんてことはないわよね?

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  5. ちょっと怪しいかな、と思ったり。

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