ウェイティング・エリアのデザインもモダン。
アミューズ・ギュ-ルが運ばれて来ました。美しい。奥から、ミントのきいたピンク・グレープフルーツのジュレ、ご飯の上に穴子が乗ったもの、味噌ペーストが乗ったタコと大根、そしてフォアグラ(残念ながら、これだけは私の口に合わず)。
とても涼しげで、味もミントがきいていてとても爽やかでした。食欲が湧いてきて、これからの食事に向けて胃も準備が整ったという感じです。それにしても最近ジュレが流行っていますね。
そして前菜。フルーツトマトのマリネとホタテとマスカルポーネのムースをパイと一緒に。このムースがすごくおいしかった。一体どんなハーブやスパイスを使っているのだろう、と3人でいろいろ考えてみたのですが、複雑な味でこの時点では見当もつかず(そして、後で八角の味ではないか?ということになったのですが、謎です)。
うれしいことに、季節野菜のグリルはテーブルに一皿別にやってきます。長いものはインゲンとオクラを縦に切ったもの(こんなプレゼンテーションもいいな、と感心)、パプリカ、ブロッコリー、にんじん、蕪、そしてきちんと湯剥きされたフルーツトマト。
小さなラディッシュのプレゼンテーションもお見事。
ヴィシソワーズ。メイクイーンもこうなると、かなりお上品な感じになります。
そしてメインは伊達鶏の炭火焼です。これもすごくおいしかった。しっかり味付けされているようで、でもソースが素材の味を押さえつけない絶妙な加減です。フレンチって本当にソースが鍵を握っていますね。そして、横のポテトもまるでお団子のように中がモチモチしたほくほく感、というのでしょうか?とってもおいしかったです。これは期待以上だ、と3人とも大満足しているところに運ばれてきたデザート。桃のコンポートとレモンのタルトのようなもの。説明された物が何か覚えていないくらい、見てふらふら~っとなるデザートでした(笑)。
プティ・フールと一緒にエスプレッソでコース終了となりました。デザートが終わって絶妙なタイミングで飲み物が運ばれて来たのも◎。さすがヨーロッパ式ですね。
ところでこのモダンな和のテイストのポットですが、つくばに在住の親友Iちゃんに最近頂いたものと同じ。見れば見るほどデザインが美しくて愛用しているのですが、さすがIちゃんお目が高い。このレストランで紅茶をオーダーするとこれが出てきます。この「まゆ」という名のポットは、2006年にグッドデザイン賞を受賞しております。
レストランの前にはいろいろな種類のハーブが植えられていました。
予約時に「食べ物にアレルギーはありませんか?」と聞かれた時点で、かなり期待が高まりましたが、それを裏切らずに久し振りに大物フレンチに出会ったという感じです。しかもこのコースは2625円(税込み・10%サービス抜き)。驚くほどリーズナブルです。ボールダーでこれだけのものを食べるのには、20%のチップを入れて軽く6~70ドルくらいの強気なお値段になるでしょうね。そして、2日連続でも食べたい!と思えるのは、フレンチなのに味が濃くなく野菜をふんだんに使っているからだと思います。
ちなみに、こちらは真狩村オーベルジュ「マッカリーナ」の系列だそうです。そちらにもいつか行ってみたい。
「モエレ沼公園」はもともとはゴミ処理場として使用された場所を、イサム・ノグチの「公園をひとつの彫刻にする」というダイナミックな構想により造成が進められた公園だそうです。
いやー、おいしそ~う!!
返信削除うらやましいわ、こんな美しい食事をしたなんて!
しかもリーズナブル!!!
実は写真を見ながら、失礼でなければ
このコースはいったいいくらなのか尋ねようと考えていたの。^^
その値段でそんなに”食材をたてた”(そんなふうに見える。食べてないけど...)お料理をいただけるなんて!
またまたいい所を見つけたね!
ホントにちかちゃんはいいところを見つけるのが上手だよね!
素敵なランチだねーーー。
返信削除一つ一つがすごいシンプルでかつ芸術的!そして素材の味がしっかり出そうな・・・。
いってみたいーーーー!
でもレストランの名前に反してうちのうるさいのは連れて行けないお店だよね、きっと。
ポットお褒めいただきありがとーー。うふ。
私的には一緒に写っているお皿が気になったんだけど・・・。
炭っぽい感じのお皿よね。
本当にキレイなコース!北海道のさわやかな風も一緒に伝わってくるような美しい~い写真で感心しました。値段も信じられないね~、うん、こちらだったらFrascaとかでものものしく出てきそうだね。
返信削除値段をきいてびっくり!
返信削除これはやっぱり札幌いかなきゃだわ。この公園は一時期とっても流行ったけどレストランの話はきいたことがなかったわ。最近できたのかしら?ポットもとっても気になる!