2013年11月16日土曜日

チャンスは逃さず、時間は無駄にせず。

ケヴィンが先週の日曜日から、2週間の出張に出ています。当初予定されていたスケジュールは、東京→シンガポール→ムンバイ→バンガロールでしたが、出発する何日か前に「PADI(ダイビング)のカードはどこにあるんだっけ?」。急にクアラルンプールが追加になり、週末がシンガポールの代わりにマレーシアになったのです。

呆れている私の横でせっせとリサーチを始め、しばらくすると「すみません、来週末なのですが空いていますか・・・?」という電話で現地に問い合わせをする声が聞こえてきました。

結局ラワ島というところに行き、バンガローは一杯だったので常設テントに2泊して、スノーケリングをする計画をちゃっかりと立て、出張に出かけていきました。(注:ビーチ用の準備をしても、機内持ち込みスーツケースだけで出張にでる彼)



金曜日ミーティングが終わった後の4時半に、クアラルンプールを出発。タクシーとボートを乗り継ぎ、現地に入ったのは夜中の12時過ぎだったそうです。現地の土曜日の朝電話で、「昨日の夜は周りが騒いでいる中、耳栓をして寝た。これからカヤックを借りて島を一周し、その後泳ぐ」「そっちの土曜日の朝にまた電話する」と言っていました。

今朝気づくともう現地は夜中の12時すぎ。今日はもう電話はかかってこないなと思い、そのまま過ごしていると、こちらの11時半、つまり現地の午前2時半に電話がかかってきました。

「一体何してるの?」と開口一番に聞くと、「みんなと飲んでいる」という返事。一緒にボートに乗った人々は、ほとんど20代前半のヨーロッパ人のバックパッカーだったようで、当然みんな元気。「今日はどうだった?楽しかったの?」と聞くと、ケヴィンらしい1日を送っていました。そのあらすじは・・・

『予定通り朝食後にカヤックで島を一周。その後今度は島の周りを泳ぐ。昼食を取りながら前に見える島が気になり、午後はカヤックでそっちに渡ってみることにする。

気になった前方の島。結構遠い。

予想はしていたものの、苦しい思いをしつつ2時間ほどかかってやっとあちら側に到着。無人島だと思っていた島にはなんとちょっとしたリゾート施設もあり、ビーチでゴミが大量に入った大きなゴミ袋を発見。それをカヤックにつないでラワ島に持ち帰ることにする。帰りの方が楽で1時間半ほどで帰着。ケヴィンが滞在している宿のスタッフは、カヤックでその島に行ったことに驚いただけでなく、ゴミを持ち帰ったことに更に驚き、感心される。

夜は結局、一緒のボートで島に渡ったドイツ人とフランス人の若者達と一緒に飲むことになり、バーでテキーラショットをおごってあげると、「あなたはもしかして、カヤックでゴミを持ち帰った人?」とスタッフに大歓迎され、その後お酒を無料でどんどんご馳走され、そのままみんなと踊ったりして結局今まで起きている』

ということでした。現地の日曜日の午後にこの島を出発し、今度はシンガポールに戻るそうです。「出張の合間の週末によくこんなことするね」と呆れますが、時間を全く無駄にせず人生を楽しむ能力には感心。そんな能力を羨ましく思うこともありますが、ケヴィンがいない我が家は、彼からメラメラと発せられる余計なエネルギーが漂わず、正直言って静かでとても平和です。



2 件のコメント:

  1. 最後のコメントに笑った。こんな人もいるのね~、それもいくつになってもスローダウンしないのね。ホントそんな風に過ごせたら楽しいだろうなぁ。ところでケヴィンの記事みたよ!貫禄が出てきていい感じの写真うつりだったね~。よっちいが内容読んでよかったね~って言ってた。

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    1. 「よっちいのお墨付きよ」と伝えたら(ニュアンスをね 笑)うれしそうだったよ!「貫禄が出た」はうまく伝わらず、「昔はダメだったっていうこと?」なんて言ってたけど〜。

      この人は、いつまでもスローダウンしないと思うわ。似たような人を知っている、という知り合いがいるのよね。私は勝手にスローダウンします。

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