2008年5月21日水曜日

ケヴィン 一生で一番大変な経験の巻

ちょっと古い話になるのだが、先週末ケヴィンは仲間と4人で「雪山登山&下りは滑走」というとんでもないことをしに山に行ってきた。しかも、土曜日の朝ボールダーを出発し4時間のドライブで山まで行き、その日は8マイル登ったところで雪山キャンプ、日曜朝4時半すぎに出発して9時半までの登頂を目指す、という予定だった。

試しにバックパックをしょってみたが、私だったら平らなところでも5分ももたない重さ。キャンプ用品や雪崩に備えてのビーコンやらいろいろ入っている。そしてこの山は、コロラドに54峰ある4200m級の山(フォーティーナー(14er);14000フィート級の山の総称)で、仲間のうちの一人が53峰をすでに制覇しており、これが最後という記念登山、のはずだった。

日曜日の夕方にやっと連絡がつくと、ケヴィンだけ登頂できなかったというから驚いた。前代未聞の話だ。話によると、ケヴィンの板(スノボとスキー兼用のスプリットボードというものがこの世には存在するのです)は他の人に比べて異常に重くて、細い崖っぷちのようなところを歩く時に片足がスリップして大変だったらしい。4回ずり落ちそうになって、このままではみんなの足を引っ張ると思い引き返すことにしたそうだ。そして、頂上まで行った彼らに下りで抜かされ、パーキングに着いたのも最後だったらしい。かわいそうに。

こんなところで寝たの?!

経験があるスキーヤーの3人も悪戦苦闘したらしく、3時ごろまでの下山予定が6時に。あの山は冬はもう二度と行かないと言っていた。そしてケヴィンは顔から足まで木の枝でできた切り傷や、靴擦れ、青あざ、というボロボロの姿で帰ってきた。

ケヴィンがそんな大変な目に会っているとは露知らず、土曜日の午後私は女友達とアフラヌーン・ティーを楽しんだ。(お茶といいつつにやっぱりアルコールは欠かせない私たち。ベリーニで乾杯。)朋子ちゃんの2ヶ月遅れの誕生会を兼ねて。自分がケヴィンじゃなくて本当によかった、とつくづく思う瞬間。

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