2008年1月30日水曜日

痛みが激減したのは、ひょっとしてこの本のお陰?

椎間板ヘルニアと診断され1年半が過ぎた去年の8月、シカゴで義理の妹に会った時に1冊の本を勧められた。彼女も結構体の調子が悪く、常にいろいろな痛みを抱えていたのが、その本を読んで痛みがなくなったという。半信半疑どころかそんな話は全く信じられなかったが、せっかくなのでその本を借りることにした。

2ヶ月間放りっぱなしにされてた本は、10月に日本行きの飛行機の中で始めて開かれた。椎間板ヘルニアのことが書かれているところだけを拾い読みをしてみると、まず「椎間板ヘルニアによって圧迫された神経が引き起こすのは痛みではなく、しばらくするとその神経は”痛み”というメッセージを送るのを止めるため、それによって引き起こるのは麻痺のはずである」という文章が頭にこびりついた。著者の結論は「椎間板ヘルニアによって起こると思われている痛みは、実はTMSという症候群によって起こるものである」ということだった。

この著者が言うTMS(Tension Myositis Syndrome)というのは、精神的ストレスが肉体的痛みを引き起こす状態で、自動神経システムが筋肉、神経、腱の中の血液の流れを減少させることにより酸素不足を引き起こし、それが一部の組織で痛みや緊張となって感じられること、だそうだ。

その本を拾い読みした後の日本滞在中の1ヶ月間、ヒールがある靴を履いて一日中歩き回っても腰が痛くない日々が続いた。ホリデイでリラックスしているからかな?とも思ったが、神経痛に気づき始めたのはちょうどその2年前に日本に帰った時に毎日ブーツで歩き回ってからだったので、その考えは辻褄が合わない。もしかして、本当に本が効いたのかも、と思い始めた。

とにかく、今までのように不安がないのである。それまではちょっとした痛みを感じると、「無理をするのをやめよう」と自制をかけていたのだが、今は「ああ、また筋肉が張っているだけだな」と済ませられるようになった。そうすると不思議なくらい痛みが長くは続かないのだ。

興味がある方は John E. Sarno, M.D.著の「HEALING BACK PAIN - The Mind-Body Connection」を読んでみてほしい。

2 件のコメント:

  1. 今日、会社でまさに腰痛やら骨盤やらの話をしていたので、お姉ちゃんのブログを見てびっくり。これって以心伝心??(海を越えて~ 笑)。私もTMSってなんだかわかるような気がする。昔、友達でころんで最初はケロっとしていたのに、血が出ていることを発見したとたん、急に痛みを感じて泣き出した子がいるんだよね。あれって、気になり始めたら余計、精神的なもので痛みが増したのではなかろか?と思う。病は気からっていうのもあながち嘘じゃないかも。

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  2. おもしろいね、同じようなことを考えていたんだねぇ。

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