2008年7月15日火曜日

ドッグ・サイコロジー

私が日本から帰ってきた晩、リッキーも我が家に到着した。1ヶ月以上前からこの時期に預かる約束を、友人としていたのだ。

この犬は近所で人気者の♂犬だ。うちのアシャはチャウチャウとラブラドールの両極端な性格を持ち合わせており、人間に対しては100%いい子なのだけど他の犬に対してはちょっと傲慢なところがある。なので、あまり他の犬と一緒に遊んだりしない犬なのだが、どうしてかリッキーのことは大好き。彼がうちに向かって歩いてくると、見えないうちから窓に駆け寄り鼻を鳴らすほどだ。

普段はヨタヨタ歩きのオムツ犬スクラップス(♀)までが、リッキーの姿を見れば飛び跳ねる。人間の目から見てとても愛らしい容姿のリッキーだが、犬の間では何が決め手なのだろう?

翌日の朝から、体重20キロ強の犬を2匹連れての散歩が始まった。リッキーがオシッコをかけた所にアシャが上からオシッコをする…ということの繰り返しで、しかもこの犬達、1回の散歩で2回ずつウンチをするものだから文字通り手一杯。リッキーはさっさと前へ行きたがり、アシャは後ろでモタモタしているので、腕が両方向に引っ張られながら歩くこともしばしば。

これは、散歩中に地面に伏せるポーズでもある。

「リッキーは最近去勢をしたので、前みたいに引っ張らなくなったよ」というブルガリア人の飼い主の言葉どおり、確かに以前に比べて勢いがなくなったようだ。しかし、この犬はかなりの頑固者だった…。行きたくない方向に引かれたり、前へ進みたくない時にガバッと地面に伏せて動かなくなるのだ。そうなると歩くまでズルズルと地面の上を引きずらないといけない。しかも、最近以前に比べて太り気味で、散歩中に疲れやすくなっているようなのと、家の中では常にお腹がすいているらしく、台所に来ては食べ物をねだる。

ちなみに、BFがお泊りでハッピーだったはずのアシャも、いざ2匹の犬が一つ屋根の下で暮らし始めると、なんだか妙によそよそしい。お互いに一定の距離を保って生活しており、目も合わせない。犬も人間も、いざ一緒に暮らし始めるといろいろあるようで…。

1 件のコメント:

  1. 「ガバッと地面に伏せて動かなくなる」に笑った。おもしろいねー。しばらく二匹を観察してたら飽きないんじゃない?

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