2008年6月2日月曜日

Z Cuisine

2年前の婚約記念日に行ったフレンチ・ビストロがその後ずっと気になっていたが、なかなか行く機会がなかった。土曜日にデンバーで友人と合流することになり、長い間の希望をかなえてもらった。

このビストロは近年開発された「Highlands」というお洒落なレストランやブティック、小さなお店やカフェが集まったエリアにある。オーナーはコロラド在住十何年という、趣味のいいフランス人だ。

こぢんまりした店構えで、6-8人掛けの大テーブル1つと、小さいテーブルが多くとも7つ、そして6人掛けくらいのバーがあるだけ。印刷されたメニューはワインとドリンクのメニューだけで、あとは黒板に書いてある。アペタイザーが10種類弱で、メインが5-6種類のみである。

ここ2年の間に、隣にワイン・バーが併設されていた。早めに着いたので、こっちサイドでサイダーとアペタイザーを。大きな窓がある開放的なデザインで、お茶目のウェイトレスがそこからドリンクやアペタイザーをサーブしてくれ、時間があると「今私、ハルキ・ムラカミの本読んでるの」とお喋り。なんともまったりした夕方だ。

メイン来たという生牡蠣は、パリの市場で立ち食いした味そのもの!カクテルソースをかけることが多いアメリカで、この味は貴重。

一組目のカップルが3ヵ月半の赤ちゃんを連れて到着。奥さんの方はちょうど私がケヴィンと知り合った頃日本に駐在しており、東京でもよく会った。

黒板に書かれたメニュー。

「夏」(サマー)という名の彼女は、ケヴィンの大学時代からの知り合い。名づけた親は当時ヒッピーだったらしい。手前はサラミ、ソーセージ、プロシュート、ローストビーフのサラダ。

コロラド産のマッシュルームとアスパラガスのクレープ、ペコリーノチーズ焼き。おいしかったが、今回はなぜか気がひけてテリーヌやフォアグラをガマンしたので、フレンチを食べた、という気がそこまでしなかったのが本音。 Z Cuisine

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