2013年1月15日火曜日

映画『ライフ・オブ・パイ』

今年もアカデミー賞ノミネート作品が発表されました。実はケヴィンは、普段から映画の批評を隅から隅まで読むのが趣味の1つで、「これは映画館で観るべき、これはDVDでよし」と選別をして鑑賞していますが、今年はアカデミー賞授賞式の前に、映画館で観ておきたい映画が結構あるようです。

一方私はというと、もともとそこまで映画に思い入れはないのですが、カリーナが生まれて以来は年に数回しか映画館に足を運ばなくなってしまいました。しかし、先日久しぶりに女友達と一緒に映画を観に行く機会がありました。

いろいろ候補がありましたが、結局観たのはこれ、『ライフ・オブ・パイ』。邦題では『トラと漂流した227日』と親切に説明があるようですね。監督は『臥虎藏龍(グリーン・デスティニー)』『ハルク』『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督なので、いい映画だろうなと思っていましたが、期待以上の作品でした。


『パイの物語』という本が原作のこの映画、16歳の少年とトラがライフボートで漂流する、というコンセプト自体がおもしろい作品で、私のような動物好きにはたまらない映画です。インドで動物園を経営する一家がカナダに移住を決めるところから話が展開するのですが、冒頭のシーンで動物園の動物が次々に映し出される段階で、私はかなり癒されていたのでした。

漂流中の映像も非常に美しく、スクリーンに吸い込まれるようなシーンも多く、映画が終わった瞬間に「この映画はもう一度観たい」と思いました。海難事故&遭難がテーマでも、この主人公が後に自分の経験を語る形で映画が進められて行くので、ハラハラせずに安心して鑑賞できたのもポイントかもしれません。

帰ってすぐに「ケヴィンも絶対に映画館で観るべき」と強く勧め、翌日観に行った彼も私と同じ感想とともに帰って来たのでした。

2 件のコメント:

  1. これはIMAX対応なので観るなら映画館と思っていたけど「観たい」という衝動にかられていなくて、
    観なくてもいいっかなぁと思ってた。そっかぁ、ちかちゃんがそういうなら行ってみようっかな。

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  2. 好みにもよると思うけど、私はこういうムードの映画は好きだよ。シネマトグラフィーがすごいと思うし、英語を聞くとセリフの節々に笑いが潜んでいたりするのよ。

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