2010年2月25日木曜日

耳を疑いたくなるような質問

昨日ピラティスのクラスでインストラクターにされた質問があまりにもキョーレツだったので、ついついここで披露したくなってしまいました。

昨晩は急に用事ができたので、30分でクラスを早退することを始めに言っておいた私。ちなみにこのインストラクター(♀ 約50歳)は天真爛漫で教え方も上手いので、過去3年間彼女のクラスに通っています。クラスに来るメンバーも、3年間ほぼ同じ顔ぶれ7−8人。

昨晩の用事は日本人の友人達と待ち合わせて、映画のスクリーニングでした(この話はまた後ほど)。私が日本人と集うと知った彼女は、「その後お寿司食べに行くの〜?」といつものように明るい。しかし、次の質問は・・・

「ところで、どうしてあなた達日本人って集まると英語しゃべらないの?」「え?」。一瞬耳を疑い質問を半分復唱し「どういうこと?もう一回言って」と質問の意味を確かめる私。彼女の質問は文字通りでした。どうして日本人同士では英語をしゃべらないのか、と。

「あなただって、アメリカ人同士でフランス語(話せたら、ですが)でしゃべったりしないでしょ?」「だってアメリカにいるから」

そこで彼女の横にいた生徒の1人(♂)が「そうじゃなくて、フランスにいたってアメリカ人同士では英語で話すでしょ」と呆れ顔で助け舟を出してくれました。その向こう側にいる女性2人は混乱した表情で成り行きを見守り、私の真横に居た子は気の毒そうな顔を私に向けている。

「外国語を話すのって大変なのよ」と私。「ユーモアのセンスとか格段に落ちたりするのよ。だからいつも私まじめでしょ?」とニヤリとしながら言いつつ(これをサーキャズムと言います)、外国語を話す概念がない人って、こういう質問をしちゃうんだ、とびっくりしながらクラスを去ったのでした。

ちなみに、今朝の筋トレのクラスのインストラクターは陽気なメキシコ人(♂約50歳)。今日クラスに来ていたメンバーは、メキシコ人、メキシコの大学で2年勉強したことがあるというアメリカ人と私だけ。さっそくこの話をしてみんなで盛り上がりました。

3 件のコメント:

  1. はっはっは〜。最初の質問からして、日本人が集まればすしを食べる、直球ストレートで笑ってしまいました。

    あるウェブサイトに「何%のアメリカ人がパスポートを持っているか?」の統計がありました多くの説があるようですが、7%-25%あたりらしい。パスポートを持っている=global mindとは言えませんが、経済的余裕や移動手段がありながら(そして自国内でも機会はあるのに!)他国語、異文化に関心がないからそんな質問が出てくるんでしょうね。

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  2. 僕は先日日本の方が来店した際の事・・・
    なぜかお互い英語で話しているのに気づき、変な感覚でした(笑)
    気づいた後は日本語で話しましたけどね☆

    僕が住んでる街には日本人がいなく、隣町から仕事で(トヨタの下請けの工場)来ているのを知っている位なんです。
    なのでお店で日本語モード?に成ることは無く、頭の中は常に英語・・
    最近思うのですが、とっさに日本語に変わると、変な気分になってしまいます☆

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  3. ボールダーにいる人達は、比較的世界を旅して視野が広い人が多いためあまりこういう経験がないので、この質問には本当に驚きました。

    ケヴィンの大学時代の同級生は、30歳の時に初めてパスポートを取得し、当時ロンドンに住んでいた私達のところへ遊びに来てくれました。初めての海外旅行。でもそのまま英語が通じるので、日本人の初の海外旅行とは感覚が微妙に違うのかな?と思った記憶があります。

    日本人同士の英語ですが、お互いに「この人は何人だろう?」と思いつつ会話を始めても、大体発声で日本人とわかりますよね(笑)。韓国人と日本人は(特に女性)ぱっと見で判別がつかない場合が結構あるのですが、立ち振る舞いで大体区別がつきます。そう考えると、お国柄、というのは本当におもしろいものですね。

    私の周りには日本人がいるので(ケヴィンもいるし)、毎日英語と日本語を行ったり来たりです。でもカンザス留学中に半年以上日本語を聞かなかった時は、耳が英語の音に慣れてしまって日本語が妙に聞こえたことがあったような気がします。

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