2020年12月31日木曜日

2020年

去年の大晦日には、まさか今年がこんな年になるとは夢にも思いませんでした。しかも私はあの晩に喉の痛みを覚え、元旦に家族にお雑煮を作って食べた後、1月4日の昼まで寝込むことになりました。普段は熱が出ても薬を飲めば大体1日で治るのに、あの時は丸3日間薬が効かずにベッドの中で寝たきりでした。熱であんなに寝込んだのは生まれて初めてでした。

発症する数日前にバスに乗ってデンバーまでお雑煮の材料を買いに行ったので、その時にインフルエンザが移ったんじゃないかとずっと思っていましたが、その後ケヴィンや友人達に「あれ、コロナだったんじゃないの??」と冗談半分で言われ、どうやら12月中にアメリカにもウィルスは入って来ていたと聞くと、まさか....?

(「じゃあもしそうだとしたら、どこからそのウィルスが来たわけ?」とその前の週に何が起こっていたかを思い起こすと、ケヴィンがロスを経由してニュージーランドから帰って来ていました...。)

この直後にダウン

***

今年、私の運の強さが発揮されたと思われた出来事は、実は日本で初の感染者が見つかる直前の1月中旬から1週間ほど、1人でお忍びで日本に帰国していました。

たまたま12月上旬のサイバーマンデーに、ユナイテッド航空がマイレージ航空券の大幅割引をしていることに気づきました。普段の半分のマイレージで往復できると知って、「とりあえず予約しておいて、ケヴィンとうまく調整がつかなかったらキャンセルすればいいし」と思って予約したが最後、この私がそれを諦めるはずがなかったのでした。

妹夫婦と食べた今年初のお寿司

ところが年始に寝込んでやっと起き上がった後に、副鼻腔が詰まった感じがして「これで飛行機に乗って大丈夫だろうか?」と心配になりました。以前に風邪気味で旅行をした時に何回か、飛行機着陸後に最長1週間耳が通らなかった、という経験をしているので(そして気圧の変化と共にあのどうにもならない強烈な痛み!)、それを思い起こすと不安になったのです。

その後1週間で出発できるか微妙な感じだったので、妹夫婦と親友以外にはギリギリまで日本行きを知らせず予定も立てず、という状態でした。

たまたま他のことで医者に会う予約があったので、専門は違ったものの意見を聞いたところ、鼻スプレーを勧められました。早速鼻が詰まって苦しい夜間に使ってみたところ、一瞬にして鼻腔が開き「これで大丈夫だ」と確信したのが出発の3日前。そしてこの計画は決行となったのでした。

山種美術館にて

***

鼻スプレー、風邪薬、のど飴、、、思いつくものを全て持参して飛行機に乗り込み、問題なく東京に到着。その後も咳止めの漢方薬を服用しつつ8日間時間を無駄なく使えました。「ちょうど私と入れ替えに、春節休暇の観光客が来るんだね」と今思えば呑気なことを言っていましたが、あっと言う間に状況は急変。その後約1ヶ月かかってその波がアメリカにも押し寄せたのでした。

日本滞在中に、いつものように買いだめをしましたが、「5月にまた来た時に買えばいいか」と思って買わなかったものがそれなりにありました。

今回の教訓:買えるものは後回しにせずスーツケースに入るだけ買っておけ

私の周りの日本人は、春から夏にかけて一時帰国する人が多く、3月ごろに「ああ〜ついに手持ちの物資が底をついてきた〜」と嘆いていました。みんな自分の帰国日程に合わせて貴重な日本の製品を1年間小出しで使っているんだなと(涙)

2月末頃にはまだ、「5月末だったらいけるんじゃないか」と思っていましたが、その後状況は良くなるどころか悪化の一方。2021年ももしかして6月頃はまだ無理ではないかと思い始めてきましたが、オリンピックは一体どうなるんだ??

***

我が家のフェンスの花
水仙→アヤメ→クレマティス&コロンバイン

というわけで、2020年は1月に日本へ行った以外は一歩もコロラド州から出ないで終わりました。そのお陰で普段見逃す夏の花を楽しめ、6年ぶりに冬のキャビンへスノーシューで登りましたし、夏の静かなスキー場でハイキングをしたりしました。そういう意味では貴重な年だったと思います。

標高3300mに向けて1時間の道のり


夏のスキー場のスロープをハイキングで逆上


そして何よりも、家族が全員元気でいれれたことに感謝しなければいけません。

皆さま、良いお年をお迎え下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿