2016年12月23日金曜日

束の間のお客さん → それが預かり犬騒動に・・・

半日預かるつもりが妙に愛着が湧いてしまい、返すのが寂しくなり結局そのまま一晩預からせてもらうことになったこの犬。ローデシアン・リッジバックという、アフリカ南部を原産とする唯一の公認犬種だそうで、元来ライオン狩りに使われていた犬種です。

”シックステン”4歳♂です

この犬は、スウェーデン人一家とともに去年近所に(スウェーデンから)越してきました。その隣にたまたま住んでいる別のスウェーデン人の友人カタリーナが、その一家が里帰りの間2週間ほど預かっており、昨日彼女もしばらく出かける用事があるというのでうちで預かることにしました。

体重が60キロもある巨大な犬なのですが、性格は穏やかでしかもおとなしく、1日半うちにいて一度もワンとも言わず、聞いたのは足音だけ。まるで賢者のような犬です。体がこんなに大きいのに、とにかく愛らしく好きにならずにいられない犬なのです。



人のそばにいるのが好きなようで、家の中では誰かのそばで寝ているのがほとんどで、カリーナが床に落とした食べ物にも見向きもせず、「なんてお利口な犬なんだろうね〜」と感心していました。

なので、家族で夕方2時間ほど出かける時も、家に残されたこの犬が悪さをするなんて、これっぽっちも想像しなかった私たちだったのでした、、、。

***

外出から戻り、家の前に停めた車から降りて、犬はどこにいるだろうと外から台所の中を見た時に、「あれ?小さな電気を犬のためにつけて行ったはずなのに、ケヴィンが消したのかな、、、?」と疑問に思いつつ家に入ると、次は「あれ?台所のドアを閉めて行ったはずなのに、なんで開いているのだろう、、、?」「おや、キッチンカウンターの上にあったはずのこの紙がなぜ床に落ちている、、、?」

そのまま台所から隣のダイニングルームに進む私の左目が捉えたのは、床に散らばった食べ物のかす(驚)「ひゃ〜〜〜〜!!!」と叫んだ時に、シックステンが嬉しそうに私の方にやってきました。

この犬は、閉めて行ったドアを全て開け(その時にスイッチを触り、台所の電気も消したらしい)、キッチンカウンターの上のバスケットに置いてあったホリデイクッキーやパネトーネなど合計4袋を、ビニール袋ごと食べてしまったのでした

当犬は私たちの不安をよそに大きな寝息をたてて就寝

とりあえず犬に危険なチョコレートは殆どなかったのでほっとしたものの、下痢をしないか不安になりました。12時間以上経過した今朝、朝ごはんも食べて元気な様子で安心したものの、「ビニール袋が腸にスタックして出てこないということはあるのだろうか?」という次の不安材料が浮上。

朝9時にカタリーナと一緒に犬を連れて散歩に行くことになっており、彼女が来た時に何が起こったかを打ち明けると、彼女も真っ青。本当に申し訳なかったです(涙)

その後散歩で大きなウンチをした時に、棒でかき回してビニールを探しましたが何も入っておらず、幸か不幸かそれは何も混ざっていない健康そのもののウンチでした。「まだお腹の中だね」とがっかりして散歩をしている間、家でケヴィンは20ドル支払って”オンライン獣医さん”とチャットをして、いろいろと質問をしてくれていたのでした。

その獣医さんによると、ビニール袋は出てくるのに最低でも2日、最高4〜5日ほどかかるようで、もし問題があった場合は吐いたり、食欲がなくなっているはずなので、この犬のサイズからしてもさほど問題はないのではないか、とのことでした。

ホリデイの時期は犬が食べるべきではないものを食べるケースが(チャンスも)多いようで、ハウスシッターやドッグシッターが慌てて獣医にペットを連れてくることも多いようです。そう言われると、我が家もカウンターにお菓子がそんなに並んでいることは普段ないし、他人の犬に誤ってそんなものを食べさせてしまったので、まさにそのケースに当てはまってしまいました(悲)。

犬のお尻からビニールが出るのを待って、先っぽが見えた時に手袋をしてその袋を引っ張る、なんていう話もあるようです。

***

カタリーナには、「万が一問題があったら、責任を持って一緒に獣医に連れて行くから」と約束をし、「もし数日後にビニールがウンチと一緒に出てきて、このまま問題なく元気だった場合は、モーリン(飼い主)には永遠に内緒にしておこう」ということで話がまとまりました。今飼い主に告白をしたところで離れていてどうせ何もできないし、ホリデイ中に余計な心配の種を与える必要はない、ということで意見が一致したのですが、永遠に内緒というのは本当にそれでいいのかと悩みます。

早くビニールが出て来ますように。。。

朝は起こさないとずっと寝ています
今朝の起床時間→9時!

0 件のコメント:

コメントを投稿