2017年2月16日木曜日

断捨離の効果

人生最大の断捨離の効果がついに現れてきました。

1年半ほど前に大量の洋服を処分したのを皮切りに、その後地下室からガレージに至るまで、ずっと気になっていたとこをほぼ整理し終わりました。そして最後の砦だったクロゼットの中のケビン側を整理したところ、私側のモノが少しそちらに動きさらにクロゼットの中がさっぱりし、まるでカタログに出てくるようなウォークインクロゼットが完成したのです。

これにはケヴィンだけでなく私も驚き、ある種のショック状態に陥りました。その後しばらく何度もクロゼットを見返し、その日は頭が相当興奮状態にあったのか 、夜中に目が覚めて眠れなくなってしまいました。

家中を一通り整理し、気分がすっきりして心と時間に余裕ができました。そして一度その域に到達すると、生活の流れが確実に変わりました。軽く思いつくだけでも日々の生活の中でこのような変化が挙げられます。
  • 常に家の中が片付いておりストレスが激減
  • 就寝時間が1時間早くなった
  • 読書をする時間が増えた
  • やるべきことを溜めずにさっさと処理できる
  • 週末に気兼ねなくスキーができる
  • 友達に会える
  • もっと料理をする
  • カリーナの学校でボランティアをする時間が増えた
  • 飲酒量が確実に減った
  • 何事に対してもやる気が湧く
まるで悟りを開いた気分です。

思えば一年ほど前、今の状況とは正反対で『負のスパイラル』に陥ってしまったことがありました。あの頃からついに私も更年期に差し掛かり始めたのではないかという気もするのですが、その時は飲酒量が増え、睡眠のパターンがおかしくなり、朝と午後にコーヒーがないと低空飛行のままで辛く、日々やり残し感が強くて機嫌が悪くなる、というここに書くだけでも滅入るような状態でした。

その時たまたまメールでやりとりをした従兄にその話をすると、「ストレスのためのお酒は飲まない方がいい。お酒は楽しく飲むべきだ」と言うアドバイスがあり、それに従って一ヶ月ほどでなんとかそのスパイラルからは抜け出しましたが、去年は結果的に「ロストイヤー」になってしまいました。

興味深いパラドックスがあります。自分の周りが散らかっていることがストレスを生むということは調査研究によって証明されていますが、実は断捨離をすることもストレスを生むということが実証されています。人によってはモノを捨てるという行為は、認知機能に関与する前帯状皮質と、痛みの体験や不快感の体験に重要な役割を果たすと言われている島皮質の活動を活性化する引き金となるようで、それによってモノを捨てられない人がこの世に多く存在するということが説明されるわけです。

私の場合は、劇的な断捨離によって確実に家の中が散らからなくなりました。ここに行き着くのにこんなに時間がかかって残念な気もしますが、頭を切り替えてこれから時間を有効に使うことにしたいと思います。


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