2016年8月17日水曜日

流星群の下でキャンプ

6月末から先週までカリーナと2人で日本に帰っていました。こちらは18日から新学年度が始まるので夏をほとんど逃してしまった気分ですが、日本では昨年と同様に母娘チームであちこち動き回り、たくさん楽しい経験をしてきました。

先週の水曜日の夜にこちらに戻りましたが、今回は直行便に乗れず、しかも札幌からスタートしたので普段の倍程度の長旅になりました。その後遺症であるのか時差ぼけも重めで、「どうせ体内時計はめちゃくちゃだから」と、金曜日の夜はペルセウス流星群を見るためにキャンプをすることにしました。

場所は誰にも教えませ〜ん

目的はキャンプではなく流星を見ることですので、ほとんど外で寝るために出かけるという感じです。家を夕方6時過ぎに出てピザを家族3人で一切れずつテイクアウトし、ボールダーから車で30分ほど上がったところにテントを設置しました。ここはケヴィンが今年の夏に見つけたシークレットスポットで、ほとんど誰にも知られていないキャンプサイトなのです。

就寝前のひと時に本を眺めるカリーナ
夕焼けを見た後に月が隠れるまで就寝

午前2時。ゴソゴソとテントから出て空を見上げると・・・目が慣れて1分以内にまず1つ目の流星を目撃。それに続いてすぐに2つ目が!「あっ、見えたっ!」という声を聞き、寝ていたカリーナも起きてテントから出てきました。「ピクニックブランケットを地面に敷いて寝っ転がるか」ということになると、カリーナが「いいアイデアがあるよ。ピロー(枕)を並べよう!」

実はその一週間前に、札幌でカリーナを初めてプレネタリウムに連れて行きました。その時のテーマが流れ星だったので、彼女もやる気満々です。

ということで、午前3時まで3人で毛布に包まり、ブランケットの上に寝そべって流星群観察となりました。

カリーナははじめのうちは動きすぎて、かなりの数を見逃していましたが、だんだんと頭と目を固定することに熟練してきました。20〜25個ほど見た後に「じゃあ、もう1つ見たら最後にしようか」ということになりました。カリーナがふと「あの木って(この上の写真の右の木)、モンスターみたいな形してるなぁ」と呟いた時、まるでアニメーションのように大きな流星が木の上をすーっと流れ落ちました。

あの流れ星を一生覚えていてくれたらいいな、と思います。

結局時差ぼけのせいでカリーナは4時まで、私は5時半まで寝られず、しかもその翌日の晩は隣人の家で遅くまで飲みすぎ(反省)、日曜日は時差ぼけ&二日酔いの最悪のコンビーネーションになってしまいました。しかし週が明けた月曜日からほぼ普段の生活を送れているので、この無謀な体内時計修正は意外に効果があったのかも?

流星の話に戻りますが、ケヴィンに「自分はもともと好きだったけど、チカもそんなに流れ星が好きだったんだねえ。日本から帰ったばかりでキャンプは嫌だと言われると思ってたからびっくりしたよ」と言われました。

小学生の頃、夏のこの時期に母と妹と3人で、屋根に布団か何かを敷いて流星群を見たことがありました。幼い頃にプラネタリウムに連れて行ってもらったことも楽しい思い出としてしっかり残っていますので、あまり気にしていませんでしたが実は私にとって夜中の流星群観察は意外と自然な成り行きで、「たまたま2人とも似たような感覚だったんだね〜」と、久しぶりに夫婦で共通点を見つけたのでした。

今のところ、私達の友達サークルの中では流星群を見たという話は聞いていませんが、これを読んでいるどなたかで夜中にわざわざ起きた方いらっしゃいますか?

0 件のコメント:

コメントを投稿