2022年4月14日木曜日

2匹のハムスターを巡る話

先月2歳を迎えたハンフリーは、我が家にやって来た2代目のシリアンハムスターです。


2018年12月にやって来た1匹目のダズルは、悲しいことに約半年で死んでしまいました。ハムスターはサイズによって寿命が異なるのですが、一番大きい種類のシリアン(注:ゴールデン、テディベアとも呼ばれる)でも、寿命は2年〜4年と言われています。

ダズル

ちょうど3年前の今頃、ダズルがくしゃみのような音を発することに気づきました。結果的にもともと呼吸器系の疾患があった個体だったようで、それが原因で私とカリーナが日本滞在中の6月にケヴィンに見守られて死んでしまいました(涙)。その時は5月末頃から目が腫れてしまい、抗生剤を2週間飲ませた後も回復しなかったのです。

話はハンフリーに移り、土曜日に片目が開かないことに気づきました。カリーナと2人で目の周りを拭くと、なんとかうっすらと目が開くという感じでした。2歳になる頃から運動量や食欲が減って寝る時間が増え、水を大量に飲んで尿の量も増えたりしていたので、糖尿病ではないかと心配していたのですが、目やにのことも含めて全てハムスターの老化の兆候という結論に至りました。

運動に関しては、透明のボールに入れて家の中で走らせることによって食欲増進効果が見え、「人間も動物も同じだね〜」と言っていたのでした。

ところが日曜日は両目が開かず、「まるで3匹の目が見えないネズミみたいじゃない?」というような状態に。再びカリーナと目の周りを拭いている時に、カリーナが「なんか臭い」と言うので、注意を払ってみると、、、なんと下痢をしている!ハムスターの下痢は命取りの場合があるので、翌朝すぐに獣医に電話をすると、「今日は予約は一杯だけど、診察の合間に救急扱いで診てあげられると思うので、すぐに連れて来てください」と言われました。やっぱり下痢は命取りなんだ、と思いながら車を走らせた私でした。


                 ***
       
ダズルが病気になった時に初めて獣医に行った時、診察料が約7000円で薬代もそれと同じくらいかかり、「この金額って、新しいハムスターが10匹くらい買えない?」と驚いたのですが、こんな小さな生き物でも一緒に暮らせば家族の一員。見殺しにすることはできません。今はインフレでもしかするともっと高いかも?!と不安ではありましたが、抗生剤と目薬を合わせてやはり今回も1万4千円くらいで、心の準備ができていたのもあり前回ほどショックは受けずに会計を済ませました。

ところが明細をよく見ると、今回の抗生剤は前回より安く、しかし目薬が4500円もすることに気づきました。思い起こせば「目薬は人間と同じサイズで、ハムスターの目には一滴が大きすぎますが、気にしないで使ってください」と言っていたので、もしやこれは人間にも使えるのかもしれない??

ピンク色の抗生剤は
この小さなシリンジで0.5mg吸い上げます
メモリが極小で老眼には見えにくいです

ダズルの経験から「ハムスターは一度病気になるともうダメかもしれない」と、月曜日は意気消沈してお別れも覚悟していましたが、ハンフリーは力強くカムバックしました。「目が開かないまま死んじゃったら悲しいね」と心配していた目は再びパッチリと開き、下痢も結局週末だけで止まったようで、ケージの中に普通の糞が転がっているのを見て安心。

目薬は治り次第終了ですが、抗生剤は一度飲み始めたら14日間続けないといけないので、朝晩小さなシリンジで飲ませます。薬はチェリー味なのでダズルは好んで舐めていましたが、ハンフリーはイヤイヤと小さな手で押しのけるので、強引に口に差し込むとハムスターなりに「ウエ〜」という表情をするのが滑稽です😄

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長くなりますが、ここでずっと書きたかった我が家の「凍ったハムスター」の話を書きます。友達に話すと「ええっっ!」とドン引きされる凍ったダズルの話です...2年半も。

6月にダズルが息を引き取った時、東京にいた私とカリーナはひとしきり大泣きし、そしてケヴィンに私達が戻るまでダズルを凍らせておくようお願いしました。帰ってちゃんとお葬式をしようと思ったのでした。

家に帰って凍ったダズルを見て、再びカリーナと涙した後、なかなか庭に埋めることができずにいました。そして友達の「夏に埋めると腐りそうじゃない?」という一言で、「じゃあ、春に枝垂れサクラが咲いたらその下に埋めよう」ということになったのです。

ケヴィンはイギリス土産でもらった
お菓子の缶の中にダズルを入れていた
(2013年のジョージ王子誕生記念)

その年(2019年)の秋、予想外に早い降雪があり、翌年の春には果実樹の花が咲きませんでした。昨年は一年体力を蓄えた木が満開になり梨やさくらんぼも豊作となりましたが、我が家の枝垂れサクラは2年待っても花が咲くことがなく、切り倒すことになってしまいました。ダズルを冷凍庫に入れっぱなしにしたまま2年半が経過。その間何度もこっそり凍ったハムスター付きで家をAirbnbで貸し(!!)、「早くダズル埋めなきゃねぇ」と言いつつ、2021年の冬になってしまいました。

結局ダズルは冷凍庫の外で7ヶ月生きて、冷凍庫の中で約2年半眠っていたことになります。

そしてついに11月末。完全に冬になる前に埋めないと土が固くなってしまうということで、バイオグレーダブル(=基本的な成分に分解されて土に還る)の小動物用の棺桶を購入し、実行に移すことになりました。

夕焼けが美しい11月末の夕方に決行

おそるおそる2年半ぶりに缶を開けてみると、なんとダズルの毛はふさふさで、生きている頃とほとんど変わらない姿で横たわっていました。棺桶の中に紅葉の名残の葉、リンゴや人参を入れてあげました。

***

数年前友達が、子供たちが学校に行った後にハムスターが動かなくなっているのを見つけ、「子供達に見せたくないから、速攻で外のゴミ収集箱に捨てた」という話を聞いて「捨てるなんて信じられない!」と未だに思うのですが、なかなか埋葬できないハムスターの話も一般的に信じ難いに違いない...。

我が家の2匹のハムスターの話でした。

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