この旅行を計画するにあたり、東北地方の予備知識が全くなかったので、以前から気に入っていたことりっぷというガイドブックを取り寄せました。その中で目についた黒石市というところが、期待通りなんとも趣がある場所でした。
中道こみせ通りというこの通りは、江戸時代前期から続くアーケード状の通路で、このような形で残っているのは全国的でも類を見ないそうです。
ここは「浜街道」と呼ばれる弘前から青森方面に通じる街道筋に位置し、中町は人の往来で賑わい、造り酒屋、呉服屋、米屋などが軒を並べ商人町として黒石城下で大いに栄えたそうです。
一番初めに入ったところはこちら、鳴海醸造店。地元では「菊乃井」で知られている老舗の酒屋さんで、文化三年(1806年)の創業だそうです。青森県からはあまり外に出ないお酒のようなので、試飲させていただき数本記念に購入しました。余韻が軽やかな印象の、とても美味しいお酒でした。
200年以上の歴史を持つ酒造「菊乃井」 |
母屋と庭園は黒石市の文化財指定だそうです |
さて、黒石に来たら食べないといけないご当地グルメ「つゆ焼きそば」。これも「ことりっぷ」を見ていて非常に気になったものでした。
焼きそばソースの味はするものの おそばを食べている不思議な感覚 |
「杉玉」は造り酒屋の軒先に吊るされ 新酒ができたことを知らせる役割を果たし 現在でも看板として使われるそうです |
近くに行かれた際に、黒石に寄られてはいかがでしょう?余談ですが、ここのパンフレットのセンスが抜群。
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