東京滞在中に気に入ったお店を少しずつ紹介していきます。今回は表参道/キラー通り周辺です。
私達が2ヶ月ほど滞在していたオークウッドレジデンス青山は、正面入り口がキラー通り(外苑西通り)、裏口はマイセン通りに面していました。マイセン通りを歩くと5分ほどで表参道駅なのですが、この短い通りはお洒落なレストラン、カフェ、ショップが集った面白い通りでした。その間にヘアサロンも10軒近くあったかもしれません。一時(もしや未だ?)人が蜷局状に並んだ北欧雑貨店、「フライング・タイガー」もこの通りの突き当たりにあります。
ここを歩くのが日常になってしまったので、店構えの写真をほとんど撮らずに帰って来たのが残念。ここでご紹介するお店は、ぼーっと歩くと見落としてしまいがちな普通の民家を改装したお店ばかりです。
まずは『日本料理しろう』。ここは一度だけしか行く機会がありませんでしたが、こぢんまりした1階で懐石料理をいただくのもよし、 2階には個室がいくつかあるので接待に使うのにもよし、という感じのお店です。和食の素晴らしさを実感する季節のお料理は、とても美味しかったです。
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ウェブサイトから拝借しました |
『がらり青山店』は、オークウッドの裏口から目と鼻の先の距離で、ここはまるで食堂のようによく利用させてもらいました。土曜日は子供もOKなので、私が外出中にケヴィンとカリーナがランチデートをしたりしていました(笑)。
ここのランチはボリュームたっぷりでかなりお勧めです。1000円程度でこんな定食が食べられるのが、日本のいいところですね。
夜の私のお気に入りは、利き酒のコース。顔見知りになったウェイトレスの方がとても素敵な方で、このコースを試すたびに彼女に日本酒のことをいろいろと教えてもらいました。「12種類の塩を肴にお酒を楽しむ和食居酒屋」というコンセプトの通り、旬の野菜にいろいろな塩をつけて食べるのが楽しかったです。
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カリーナはここを「怖い階段のお店」
と呼んでいました |
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これもウェブサイトから拝借 |
次はタイ料理『Lai Mai』。ある日の昼間、自分のために使える時間が1時間半ほどあり、「何を食べようかな〜」と青山通りとマイセン通りをフラフラし、「ここだ!」と入ったお店がこれでした。これがかなりのヒットで、その後ちょくちょく足を運ぶようになりました。
昼間は6〜7皿並んだ中から3品を選び、その場でご飯とともに大皿に盛られて出てくるスタイルで、弁当にしてテイクアウトすると100円引きでした。店内には、奥に落ち着けるテーブル席もあります。この古民家は、元々クリーニング屋の建物をリノベーションしたものだそうです。
遠出をせずにのんびり過ごす週末は、ここでコーヒーを飲むのが好きでした。その名は『OMOTESANDO KOFFEE』。マイセン通りから一本奥に入った通りの、築60年の古民家の1階にある不思議な空間です。何度も通いたくなるエスプレッソが飲めます。
ちょうど「まい泉」のちょうど裏手です。フレームだけの小さな看板が目印ですので、お見逃しなく。
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引っ越した翌日に初めて行ったので、
大雪の残骸が窓に写っています。 |
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スチームミルク&カヌレが定番♡ |
最後は『勢揃坂 蕎 ぎん清』です。マイセン通りがキラー通りにぶつかった交差点をそのまま進むと、そこにもいろいろとレストランが並びます。そこをさらに少し進んだところに、こぢんまりとした趣味のいいお蕎麦屋さんがあります。カウンター席とテーブル席を合わせて15席のお店です。
このお店の前の小道は「旧鎌倉街道」と言うそうで、その先のゆるやかな坂は、平安末期に「勢揃坂」と名付けられたそうです。これだけでも風情を感じます。
昼に行ったときは、自家石臼挽きのそば粉を使った二八蕎麦をさっぱりといただきました。その後夜に行った時は、カウンターで一品料理とお酒をいただき、最後にまた蕎麦でしめました。