2020年7月13日月曜日

誕生日

早いものでまた誕生日が巡ってきました。普段この時期は日本に一時帰国しているので、アメリカで迎える誕生日はなんとも5年ぶりです。

去年50歳の誕生日を東京で週末3日間盛大に祝ったのと、51歳にもなるとこの日が気にならなくなってしまい、前日までほとんど意識せずにいました。カリーナにも、「50という数字はすごいと思うけど、51はうーんそんなに.....」とはっきり言われましたが、私もそれに同感で、しかもついに年齢を隠したい気分になってきました。

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誕生日の2日前の7月3日、1週間分の荷物をまとめてログキャビンに行きました。4日の独立記念日の関係でケヴィンの仕事が前後静かなので、キャビンに篭って仕事をしてみたい言うのです。


ここはボールダーから車で2時間ほどの標高3300mの場所で、1番近い家はほぼ10キロ下という山中にあります。先に結果を書きますと、今年はケヴィンとカリーナ以外の人間を全く目にしないという、前代未聞の誕生日を過ごしました。特に去年の「前日TDLで目一杯遊び、朝舞浜で目覚めて午後東京に移動し、虎ノ門ヒルズの約50階のホテルの部屋から東京を眺めて過ごした誕生日」からの振り幅があまりにも凄すぎて、「こんなに2回の誕生日ギャップが激しい人は、私以外あまりいないのではないか?」と思わず胸を張りたくなる気分です。

話は戻り、今回は初の試みで、ハムスターを山奥まで一緒に連れて行くことにしました。注)前の黒いハムスター”ダズル”は、悲しいことに昨年私とカリーナが東京滞在中に死んでしまい、今の”ハンフリー”はパンデミックになった後に2代目として我が家にやって来ました。

ケージは、凸凹の山道で(想像を絶するオフロードです)荷崩れしないようにしっかり固定し、ハムスターは小さなプラスチックの入れ物に入れて私の膝の上に乗せて行きました。夜行性の動物を昼間に起こして別の入れ物に入れたので、その後にしばらくプラスチックを噛んで抵抗しパニクっていましたが、車が走り出して10分もすると寝入ってしまいました。しかし完全にひっくり返ってお腹を上にして寝ている姿を見たときは、ショック死したかとカリーナと2人で真剣に焦りました。

冗談抜きで死んだかと思った!

山道でも起きずにそのままキャビンに到着し、ケージに戻した時には普通に回転車で走りはじめてくれてホッとしました。


誕生日当日の夕方、ハムスターは連れて来たけど、キャンドルどころかケーキの代わりになるお菓子すらないことに気づき、せめて小さなシャンパンのボトルくらい持って来れば良かったとちょっと後悔しました。

それほど今年の誕生日を意識していなかったのでした。

誕生日の2日後にスーパーに行った時、まともに見えるケーキを
一切れだけ買い、キャンドルの代わりにマッチ棒を立てました。

当日の昼間は2時間のハイキングをし、初めて滝のあるところを上まで登ってみることにしました。川の横を登り、高山植物が咲き始めた乾いた丘を抜け、湿地でカリーナは脚がハマり、岩を這って登り、まだ解けていない雪の横に座って(貴重な)ミニ歌舞伎揚を食べたことは、確実に記憶に残る思い出になりました(^^)。

ちなみに歌舞伎揚と共に座っていた場所はここ

<付け足し>

ボールダーに戻って来た後の日曜日。ケヴィンの両親が、サプライズで塩キャラメル・チョコレートケーキとプレゼントを持って来てくれました。今年はどっちでもいいやと思っていたものの、こうやってちゃんと祝ってもらうと何歳になってもやっぱり嬉しいものです♡




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