昨日アシャとカリーナを連れて公園に行った帰り、今年は何を書こうかとあれこれ考えながら道を歩きました。1月から何が起こったかを順番に挙げてみると、今年は実は明るい話題よりも悲しい話題の方が多いことに気づきました。カリーナの誕生の喜びが、多数の悲しみを拭い去ってくれた1年でした。
1月にケヴィンの高校時代からの親友のお父さんと私の大切な友人の旦那様が亡くなり、カリーナが生まれた日は日本が地震と津波に襲われました。その1週間後、ケヴィンの父島のおじいちゃんが亡くなりました。96歳でした。最後の5ヶ月間は茨城の施設に入っていましたが、地震後に避難したりと落ち着かなかったようなので、ストレスもあったのかもしれません。私達夫婦にいつ子供ができるかと以前から心配してくれていたので、せめてカリーナ誕生の報告ができてよかったと思います。
5月には私達の大切な友人ジョエルが、バックカントリースキー中に雪崩で亡くなりました。38歳でした。後に友人達と「友達の中で優越をつけるのは失礼な話だけど、もし自分達の輪の中で一番死んで欲しくなかったのって、ジョエルだと思わない?」と誰かが言い、全員一致で同意しました。そんな人でした。
7月に一生の棲を手に入れ引越しをしました。あの時は4ヶ月のカリーナを抱えて荷造り&荷解きで気が狂いそうになりましたが、今考えるとまだ彼女が動き回れない時期に引越したのは正解でした。住み慣れたタウンハウスを去るのは寂しかったですが、新しい家とエリアをとても気に入っています。
今年は、子育てが自分の時間を奪うだけでなく、自分の時間のコントロールが全くなくなることを身を持って体験した年でもありました。この歳まで気ままに生活してきたツケが回って来たという感じで、今だにそれには慣れずに困ります。しかし、親になることによって無償の愛がどんなものであるかも学びました。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。