2016年12月29日木曜日

今年のクリスマス


デンバー・ユニオン・ステーションのサンタさんに会うのは今年で3回目。どんどん有名になってしまい年々列が長くなり、今年はなんと1時間半も並びました。コロラドでこんなに並んだのは初めてかも?!

カリーナの今年のお願いは、当初ウサギだったのが先週になってやっぱり子犬が欲しいと言い出し、「サンタさんは生き物は持ってこないよ」と言い続けていたのですが、結局サンタさんにも「パピーが欲しいです」とお願いをしたのでした。

このサンタさんの素晴らしい対応のお陰で、子犬は見送りとなりました。サンタさんは「生き物を飼うことは家族の同意と協力が必要なので、お願いされても持ってこられない」という要旨を、カリーナに優しく説明してくれました。

私とケヴィン:1時間半待った甲斐あり!
カリーナ:犬の代わりのものをお願いするのを忘れた!

その日の晩は(クリスマス・イブ)、去年と同じくボールダーダウンタウンの教会のサービスに行き、その後ディナーにでかけて家族で乾杯。


そしてクリスマスの午前中はプレゼントを開け、外は強風だったのでその日はほとんど外に出ずに過ごしました。



今年は予定を立てずにのんびりクリスマスの週を過ごそうと思ったのですが、火曜日から翌週の月曜日までの間ほぼ毎日、知り合いの家でのパーティー、ブランチ、ハッピーアワー、我が家で友達をホストしたり外出したりと、結果的に普段よりも忙しい週になってしまいました。

それにしても、一年経つのが早いこと!


2016年12月23日金曜日

束の間のお客さん → それが預かり犬騒動に・・・

半日預かるつもりが妙に愛着が湧いてしまい、返すのが寂しくなり結局そのまま一晩預からせてもらうことになったこの犬。ローデシアン・リッジバックという、アフリカ南部を原産とする唯一の公認犬種だそうで、元来ライオン狩りに使われていた犬種です。

”シックステン”4歳♂です

この犬は、スウェーデン人一家とともに去年近所に(スウェーデンから)越してきました。その隣にたまたま住んでいる別のスウェーデン人の友人カタリーナが、その一家が里帰りの間2週間ほど預かっており、昨日彼女もしばらく出かける用事があるというのでうちで預かることにしました。

体重が60キロもある巨大な犬なのですが、性格は穏やかでしかもおとなしく、1日半うちにいて一度もワンとも言わず、聞いたのは足音だけ。まるで賢者のような犬です。体がこんなに大きいのに、とにかく愛らしく好きにならずにいられない犬なのです。



人のそばにいるのが好きなようで、家の中では誰かのそばで寝ているのがほとんどで、カリーナが床に落とした食べ物にも見向きもせず、「なんてお利口な犬なんだろうね〜」と感心していました。

なので、家族で夕方2時間ほど出かける時も、家に残されたこの犬が悪さをするなんて、これっぽっちも想像しなかった私たちだったのでした、、、。

***

外出から戻り、家の前に停めた車から降りて、犬はどこにいるだろうと外から台所の中を見た時に、「あれ?小さな電気を犬のためにつけて行ったはずなのに、ケヴィンが消したのかな、、、?」と疑問に思いつつ家に入ると、次は「あれ?台所のドアを閉めて行ったはずなのに、なんで開いているのだろう、、、?」「おや、キッチンカウンターの上にあったはずのこの紙がなぜ床に落ちている、、、?」

そのまま台所から隣のダイニングルームに進む私の左目が捉えたのは、床に散らばった食べ物のかす(驚)「ひゃ〜〜〜〜!!!」と叫んだ時に、シックステンが嬉しそうに私の方にやってきました。

この犬は、閉めて行ったドアを全て開け(その時にスイッチを触り、台所の電気も消したらしい)、キッチンカウンターの上のバスケットに置いてあったホリデイクッキーやパネトーネなど合計4袋を、ビニール袋ごと食べてしまったのでした

当犬は私たちの不安をよそに大きな寝息をたてて就寝

とりあえず犬に危険なチョコレートは殆どなかったのでほっとしたものの、下痢をしないか不安になりました。12時間以上経過した今朝、朝ごはんも食べて元気な様子で安心したものの、「ビニール袋が腸にスタックして出てこないということはあるのだろうか?」という次の不安材料が浮上。

朝9時にカタリーナと一緒に犬を連れて散歩に行くことになっており、彼女が来た時に何が起こったかを打ち明けると、彼女も真っ青。本当に申し訳なかったです(涙)

その後散歩で大きなウンチをした時に、棒でかき回してビニールを探しましたが何も入っておらず、幸か不幸かそれは何も混ざっていない健康そのもののウンチでした。「まだお腹の中だね」とがっかりして散歩をしている間、家でケヴィンは20ドル支払って”オンライン獣医さん”とチャットをして、いろいろと質問をしてくれていたのでした。

その獣医さんによると、ビニール袋は出てくるのに最低でも2日、最高4〜5日ほどかかるようで、もし問題があった場合は吐いたり、食欲がなくなっているはずなので、この犬のサイズからしてもさほど問題はないのではないか、とのことでした。

ホリデイの時期は犬が食べるべきではないものを食べるケースが(チャンスも)多いようで、ハウスシッターやドッグシッターが慌てて獣医にペットを連れてくることも多いようです。そう言われると、我が家もカウンターにお菓子がそんなに並んでいることは普段ないし、他人の犬に誤ってそんなものを食べさせてしまったので、まさにそのケースに当てはまってしまいました(悲)。

犬のお尻からビニールが出るのを待って、先っぽが見えた時に手袋をしてその袋を引っ張る、なんていう話もあるようです。

***

カタリーナには、「万が一問題があったら、責任を持って一緒に獣医に連れて行くから」と約束をし、「もし数日後にビニールがウンチと一緒に出てきて、このまま問題なく元気だった場合は、モーリン(飼い主)には永遠に内緒にしておこう」ということで話がまとまりました。今飼い主に告白をしたところで離れていてどうせ何もできないし、ホリデイ中に余計な心配の種を与える必要はない、ということで意見が一致したのですが、永遠に内緒というのは本当にそれでいいのかと悩みます。

早くビニールが出て来ますように。。。

朝は起こさないとずっと寝ています
今朝の起床時間→9時!

2016年12月20日火曜日

今まで考えたことがなかったのですが、、、

数日前にこんな記事を読んで、今まで考えたことがなかったけど、実際にはこんなことが起こっていたのか思ったこと。レーザーで簡単にひよこの性別を選別する技術が開発 雄雛の殺処分廃止の可能性

現在、卵を産まない雄の雛は、生まれてきて性別を選別された後そのまま殺処分に回されてしまっているそうで、生まれてくる雌と雄が半々と仮定すると、日本では年間1億羽の雄の雛がその場で処分されている計算だそうです。

その殺処分の方法とは、粉粋機にそのまま投入したり、ガスで窒息されたり、殻などの他のゴミと一緒に圧殺したりするもの(絶句)。

この技術を開発したドイツとリトアニアの大学チームは、孵卵器で暖め始めて4日後の有精卵に赤外線レーザーを照射して性別を判別するので、「動物福祉の観点に一致する」としているようです。この技術によって、雛になる前の状態で性別を選別し、苦しみを与えずに処理できるようになるというわけです。

これをケヴィンに話すと、「やっぱりビーガンがいいよ」と言う。近くにこういう人がいると、いろいろ考えさせられます、、、。


2016年12月15日木曜日

師走の前半2週間

例年通り、12月は過密スケジュールです。今月の前半2週間のダイジェスト版です。

<昨日からの天気>
この気温差どう思われます?

毎年第2土日は決まったお宅のパーティーに行くことになっていますが、今年はそれに加えてお隣のパーティーと、前半2週間で5回もお誕生会が加わりました(驚)プレゼントを買い集めるのが大変!

12月1日 お隣のレベッカのパーティーにて
エミがキッチンで皿洗い係
キッズ誕生会3回 大人の誕生会2回

恒例になりつつある「くるみ割り人形アフタヌーンティー」にも行ってきました。今年はジャズミンと、彼女のお向かいさんでカリーナのクラスメートでもあるヴィヴィアンも一緒。

これはボールダー・バレエスクールのファンドレイジング・イベントで、「くるみ割り人形」に出演したダンサー達が各テーブルを回るのですが、今回はカリーナもその学校にレッスンに通っているので知り合いの顔もちらほら。楽しいひとときでした。


そんなイベントの合間に家でもホストしています。先週末は仲の良い日本人の友達と数人で「持ち寄りワインとチーズの会」をしました。調達先はお隣のレベッカの息子さんが経営するCuredというお店。このメンバーだったらレベルが高い持ち寄りだろうなと予測していましたが、思っていた以上にハイレベルな夜でした。

ところで、その晩頂き物で1ヶ月ほど眠っていたボジョレーヌーボーを開けました。ボジョレーなんて興味がなかったので多分十年以上も飲んでいなかったのですが、あれは冷やして飲む赤ワインということを初めて知りました。


今週で学校はおしまい。1月4日まで冬休みです。日頃お世話になっている先生達に、ホリデイギフトを送るシーズンです。カリーナの仕事はカードを書くこと。途中注意力散漫になり苦労しましたが、2日かけて頑張りました。

文章も全部自分で考えて書きました


最後の話題は、ボランティア活動です。
平日に、市内の教会を回って炊き出しをしている団体Bridge Houseのお手伝いをすることにしました。ホームレスの人々に温かい食事を提供するお手伝いです。別の場所から運ばれて来た献立を並べて準備をし、列になった人達にそれをよそって渡す作業でしたが、カリーナもキャンディーを渡す役目をもらいました。

カリーナに自分がいかに幸せかということを学んで欲しく、ホームレスの人々は実は礼儀正しい人が多いということも知って欲しいと思っており、私にとっても良い経験です。たくさんの人に「ありがとう」と言われて、これからもっとお手伝いしたいと思いました。

手袋をして準備完了!


2016年12月13日火曜日

2016 東京#3 浅草寺とかっぱ橋

結局浅草寺まで行き着いたのは、東京を去る前日とその当日。1回目は買い食い大会で、2回目は池の鯉を眺めたり、生垣の中にいる雀を見たりと、2種類の楽しみ方ができて満足、かな?

実はこの日は私の誕生日!
まずは人形焼を買い食い
次は手焼きせんべい



仏像大好き

あまりにも可愛くて購入した舟和のあんこ玉

かっぱ橋はそれなりに見てまわりましたが、もうちょっとじっくりと見たかったかなあと。きりがないですね。








2016年12月12日月曜日

2016 東京#2 東京下町の空気

東京滞在後半は、趣向を変えて浅草の近くにマンションを借りてみました。かっぱ橋道具街から徒歩5分ほどのところのマンションの11階で、眺めも良し。今まで近いようであまり時間を費やしたことがないエリアだったのですが、これを機に台東区に愛着が湧きました。

繁華街を抜けるとすぐに住宅街
植木鉢がならべてあったり 猫が歩いていたりといい感じ

世界中から観光客を集める浅草界隈。そこから一歩入ると、そこは生活の匂いが漂う住宅街。そこらで遊ぶ子供達や、ステテコのような格好で唄を歌いながら自転車で通り過ぎるおじさんを見て、「この人達が本物の東京人なんだな〜」とふと思いました。

マンションの近所はカリーナが大好きな
神社とお寺だらけ!

表参道から浅草に移動する日は、スーツケースとカリーナを連れて銀座線で移動する覚悟でしたが、結局妹の旦那さんのお父様がわざわざ車で私達を迎えに来て下さり、浅草まで連れて行って下さっただけでなく、途中浜松町駅でその日北海道から合流した母までピックアップして下さいました。

そしてそのまま半日、ご自身の地元である浅草近辺を案内して下さいました。歴史や地域の特徴などの説明をして下さりながらの至れり尽くせりのツアーで、「ここまで親切にしていただいたのは、生まれて初めてだと思う」と母も大感激。私とカリーナは毎年お世話になりっぱなしなのでした。

スカイツリーをバックに撮影するベストスポットで
記念撮影後クラゲに見入るカリーナ
カリーナのために上野の国際こども図書館までツアーに入っていました
この建物が立派で驚きでした

浅草滞在中には、水上バスにも乗りました。ボールダーから里帰り組&本帰国組の同窓会でお台場まで行ったのですが、子供達はビーチで大はしゃぎ。洋服を着たまま海に浸かってしまった子なんかもいましたが、私はその暑さが堪え難く、外にいるのは本当に辛かったです。行きに浅草駅前で扇子を買っておいて本当に良かった、、、。

カリーナはおばあちゃんとも乗ったので2日連続水上バス乗船
日本に帰ってもちゃんとデンバー・ブロンコスの
Tシャツを着ているK君

水上バスに乗る前に、浅草の仲見世近辺でウィンドウショッピングをしたのですが、その時に見た『刺青キューピー』。1万6千円くらいした気がするのですが、モノによっては5万円とかするものらしいですね。驚き。






<おまけ>

滞在したマンションの向かいの家の前に、小さなものがたくさん集まった場所を目ざとく見つけたカリーナ。通り過ぎる度に飽きずに眺めていましたが、そこにあったハート型の石が欲しくて仕方がない。最終的にその家のおばさんを呼び出して、自分の持っていた蝶々と交感することで交渉成立。




2016年12月9日金曜日

2016 東京#1 等々力渓谷

日本に到着した翌々日、自差ボケを有効活用して早朝に等々力渓谷に行ってきました。小学生の頃に読んだ『窓際のトットちゃん』の中で「等々力渓谷飯盒炊飯」というのを読んで以来、いつか行ってみたいと思っていた場所でした。←行くまでに40年ほどかかっている!


アメリカから日本に帰る時の自差ボケスタイルは、しばらく朝5時頃に目が覚めて、最初の2日はカリーナが午後に昼寝が必要となるので、第一週目は朝早くから動き回る予定を立てます。

今回の東京滞在の前半数日間は、カリーナとふたりで表参道にマンションを借りました。朝7時には外出できる準備ができるのですが、都内は意外にお店や施設が開くのが遅いので、等々力渓谷は田園都市線の逆ラッシュを利用して行ける絶好の場所だったわけです。

等々力駅から徒歩5分ほどでこんな場所があるとは!
「魚いないかな〜」
パワースポットと言われることに納得
仏像&観音様好きカリーナ

コロラドではカタツムリを見るチャンスはほとんどなし
今年のカリーナの’マイブーム’は
お賽銭を入れてお祈りすること

というわけで、この日は朝8時過ぎには等々力渓谷に到着。しばらく散策した後、10時過ぎには渋谷に戻り、ヒカリエで大学時代の友人とお茶までできました。早起きってなんて素晴らしいのでしょう!

マイナスイオンもたっぷり!

2016年12月6日火曜日

この冬初めての寒波がきました

寒い〜。そしてもれなくケヴィンは出張で州外です。
明日カリーナの学校は普通の時間に始まるのだろうか?


今年の感謝祭はと言いますと、、、

年が明ける前に年内の話題に追いつこうと、最近半分やっつけ仕事になっているブログですが、ここで感謝祭の週末の様子を書き留めておきます。

今年はケヴィンの希望でベジタリアン・ディナーになりましたので、2年連続七面鳥の丸焼きなしの感謝祭となりました(注:昨年はターキーつみれ鍋)。しかもそのディナーの準備は前日と当日にケヴィンがほとんどやってくれたので、私はそれ以外のフツーの食事の準備をするだけで良いという、本当に楽な感謝祭でした。

「自分の手に感謝しています」「え?」

ディナーの前に「では、一人一人感謝をしていることを言いましょう」ということになり、まずママが「素晴らしい家族に感謝しています」と始めました。次にカリーナが「私は自分の手に感謝しています。なぜならば、手があるからモノを食べたりろいろなことができるからです」

私はてっきり「ナナ、グランパ、マミー、ダディーに感謝しています」と言うものだと思って疑わなかったので、目が点になってしまいましたが、夜寝る前にケヴィンとふたりで思い出して大爆笑でした。しかも次の日車に乗っている時に、「やっぱり口があるから喋ったり、モノを食べたりできるから、カリーナ口にも感謝してる」と言っていました。

右の茶色いものは、インチキ七面鳥に野菜が
詰まった冷凍食品をオーブンで焼いたものです。
実は本物の七面鳥とあまり味は変わらず!

デザートのクリームを泡立てるのは
いつもカリーナとおじいちゃんの仕事

上:ママの手作りパンプキンパイ
下:ケヴィンの手作りピーカンパイ
エスプレッソ&デーツで味付けしています

金曜日はブラック・フライデーを避けてゴールデン・ゲート・キャニオン州立公園へ。この日は入園料が無料でした。ここから車で30分程のところで、10年〜15年前に一度行ったことがあるとケヴィンは言うのですが、なぜか全く記憶に残っていない場所でした。今回はばっちり記憶に残ったので(はず)、来年の夏はキャンプに行きたいです。


                                                        by Kalina


 そしてそのままカリーナが大好きなカルーセルに乗りに、ネダーランドへ。5歳のお誕生会をしたところです。


土曜日はケヴィンの小学校時代の友達がデンバーからやってきて、我が家でブランチをした後、我が家3人+友達+パパの計5人で2時間半のハイキング。彼女は小学校の校長先生なので、いろいろ勉強になりました。


そしてその夜は、 ケヴィンのアウトドア仲間の50歳の誕生パーティー。出かける時になってケヴィンがメールの招待状を読み返し「しまった。テーマは1966年で、その時代のコスチュームを着てこいって書いてあるっ」

すでに時遅し。私たちは普通の格好で行きました。

                         お誕生日おめでとう〜!   photo by Alex