先月、知り合いに「ジャズレコードのコレクション数百枚を買わないか」と言われた話を書きましたが、結果はこれです。
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本棚を6つ空けて収納しました |
私の直感は「買い」でしたが、念のためいろいろな人に意見を求めてみました。ある人は「バーでいろいろな人が触って、使い込まれたレコードねえ・・・」と言い、「今レコードなんてeBayで1枚数ドルで買えるよ」と言う人もおり、ケヴィンはそれを聞いて「これは損な投資ではないか」と難色を示し始めました。
しかし、あの素敵な
ホビットハウスで
蓄音機を使って1929年盤のルイ・アームストロングを楽しむイアンは、「1950年代後半以降に発売されたレコードは、繰り返し聴いても痛みにくいようになっている」と言い(それ以前のレコードは毎回どんどん質が落ちるそうです)、レコードを愛好するケヴィンの弟ケントは、「基本的にジャズレコードは価値が下がらないから、とにかくどんなものを持っているか見て来た方がいい」と言うのでした。
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その方のアパートを訪れて、コレクションを1つ1つ詳しく見てみることにしました。そこで実際に何枚あるかを数えてみたところ・・・数百枚どころか
最低でも900アルバムはあることが判明。一緒に売られていたターンテーブル2つとスピーカーはそれほど価値はなさそうでしたが、「この数ならレコードだけでもとは取れるだろう」という結論に達し、そのコレクションは晴れて私達のものになったのでした。
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この話を知り合いにすると、ジャズ好きの人はもちろん「そりゃあすごいね〜!」と言ってくれ、それ以外の人の反応の多くは「そんなにジャズが好きだったの?」「そんな出費をしたの?」と半分呆れた感もありますが、私とケヴィンは大満足。ターンテーブルは結局新調しました。
以前は夜になるとケヴィンは2階でDVD鑑賞、私は1階の小部屋に籠るのが常でしたが、「これを期にリビングルームに2人一緒に座るようになったし、会話も増えたね〜。わっはっは」なんて言いながら、チャンスがあればレコードを取り出す日々です。注)レコードは裏返さないといけないので、結局その場で座りっ放しになることが多いのです。
それにしても、私とケヴィンが同じ価値観で本当に良かった。
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結果としてここに座る機会が増えました |
アルファベット順に聴いていき、10数枚聴いた現在はまだB。全部聴くのに一体どれ程の時間がかかるのか。おたくなケヴィンはDiscogsというウェブサイト上でリストを作り、聴いたアルバムを1枚ずつ登録し、それに2人で☆数でレートを付け、「これはキープ」「これは売り」と選別しています。 将来カリーナに受け継がれる時、彼女がジャズ好きになってくれていれば嬉しいですが、もし売りたければに売り易くしてあげるためでもあります(笑)。
ということで、これはある意味ライフスタイル・チェンジになった投資でした。