2013年11月27日水曜日

ケヴィン無事帰宅、そしてダウン。

土曜日の午後、ケヴィンが大荷物を抱えて帰ってきました。

お願いしたものは3つ。やってきたものはこの量。
男の買い物は豪快です。
カリーナへのお土産♡

シンガポールからの便は定刻通りに成田に到着。結局デンバー行きが1時間遅延になり、十分すぎるほどの買い物の時間と、ラウンジでシャワーを浴びる時間まであったそうです。「あれは定刻だったとしても、ぎりぎり間に合ったな」と余裕綽々でしたが、本当にそんなことをしそうな人です。

成田行きのフライトに乗った日の話。12時10分の国際線に搭乗予定の人が、驚く事に9時半に家でまだシャワーを浴びているのです。(注:私だったら9時15分までには家を出て、空港に2時間前には到着するようにする。)その後荷造りをしているので、「ついに今回は、私が空港に送って行くことになるかもしれない」と心配になり、念のためカリーナを連れて出る準備をしていましたが、10時過ぎに自分の車で出かけて行きました。「数日刻みで国を渡り歩くスケジュールの出張で、よくもまあこんなにリスクが高いことをするものだ」と心底思いましたが、本人に言わせると「余裕」だったそうです。

それはさておき、帰って来たケヴィンを見て、「1週間前にラワ島で泳いでいたなんてね〜」としみじみ思いましたが、本人も「東京にいたのが、遥か昔の出来事のような気がする」としみじみと言っていました。

日曜日は全く予定を入れていませんでしたが、ロンドン駐在時代のケヴィンの元同僚のベルギー人が、たまたま仕事でボールダーに4日間来ているということで、朝食を一緒にすることになりました。いろいろと事情があり、結局その後彼は荷物をまとめてホテルを去り、そのまま私達の車に乗り込んで、我が家で一泊することになっていました。

月曜日。彼が去り、ケヴィンの両親が1週間滞在の予定でやってきました。その頃からケヴィンはだんだんと元気がなくなってきました。単に時差ボケかと思ったら、どうやらカリーナがひきかけていた風邪をもらってしまったようです。

「出張中の週末に、しかもインドに行く前に、あんなことしていたのがいけなかったんじゃないの?」と言う辛口の私に向かって、「あれはリラックスした週末だった。インドで食べたものに当たったせいで、抵抗力が下がったから体調が悪くなったのだ」といい張るのです。

火曜日は辛そうで気の毒でした。珍しく予定を自らキャンセルし、夜8時半前には深い眠りに落ちていました。あんな2週間を過ごせば、こうなっても仕方がないかと思いつつ、この人は一生スローダウンしないだろうし、あえて何も言う気がない私がいるのでした。


2013年11月22日金曜日

一日の終わりに、一杯のお茶にできること。

しばらくだらだらと読み続けている長い小説の中に、「一杯のお酒にできること」という章があり、その一文が妙に印象に残りました。

現在夜9時半。最近お酒はそんなに飲まないし、飲むとしたら遅くならないようにしているので、私はこの時間に一杯のカフェインレスのミルクティーを飲むのがとても楽しみです。

特にケヴィンの留守中は、一日が終わりカリーナが寝静まり、1人になるこの時間がとても好きです。ケヴィンが出かけた直後は、この時間を使っていろいろとたまった用事を片付けていましたが、日が経つにつれてリスト上のタスクは徐々にクロスアウトされ、雑誌や本を読んだり、調べものをしたり、いつもより早く寝てみたり、と時間に余裕が出てきました。

カリーナと一緒に夕食を済まし、その後彼女が1人遊びをしている間に台所の片付けをし、7時頃には一緒にお風呂に入る、というパターンがキーのようです。アシャの散歩も夕食前に済ませておくと、更に良し。

***

そんなのんびりとした空気が流れる我が家ですが、ケヴィンの方はと言いますと、現在地球を半周して帰って来る途中です。旅程は:

現地の金曜日11pmにバンガロールを出発→4時間半でシンガポールに到着→土曜日8amの成田行きに搭乗→6時間半で成田に到着後6pmのデンバー行きに搭乗→10時間半後の同日12:30pmにデンバー到着

ですので、バンガロールで金曜日の朝6時半に起きて、ボールダーの自宅のベッドに潜り込むまでに48時間以上経過する計算になります。

「西回りの方が楽だったかもしれないなあ」とぼそっと言うのが聞こえたので、「それならなんでわざわざ東周りにしたの?」と尋ねると、「だってチカが、帰り成田を通るならお土産をたくさん買って来て欲しいな〜って言っていたから・・・」という返事。「そのためにわざわざそんなハードな旅程にしてくれたの?!」と驚いて聞き返すと、ケヴィンは黙って気弱に頷いたのでした。申し訳ない。。。でもせっかくなので、昨日しっかりと買い物リストを送りました。

1つ心配していたのは、フライトが遅れて成田で走って乗り換えになること。しかし、先ほどウェブで運行状況を確認すると、若干の早着の予定のようなのでほっとしました。まあ、全日空便なので相当のことがない限りは大丈夫だとは思っていましたけどね。

買い物リストの中には、彼の好きそうな焼酎のお勧めも入れてみました。私が旅行をしてとても印象深かった宮崎県が産地のものをいくつか送ってみると、「成田空港で今宮崎焼酎の試飲ができるから、そのブースで買う」と言うので、先週成田を出た時にちゃんとチェックをしていたようです。さすが。

***

バンガロールのホテルにいる時に、ケヴィンと2回FaceTimeをしました。その時に、窓から見える風景を見たのですが、ケヴィンが「今下に見える建物の屋上でね」と見えるものを説明し始めました。



「屋上に洗濯ロープがあって、女の人が洗濯をしていて、そこで子供が遊んでいて・・・」「今お父さんみたいな人が出てきて、たらいで顔を洗っている。」そして「なんだか、あまりにもシンプルそうな生活で、見ていて複雑な心境になる」。

冬の間のカリーナのお稽古事選び、来年秋からのプリスクール選び、カリーナ用のハンドソープが各階の各流し台にあり、、、という今の私の生活。確かに複雑な心境になります。

***

ケヴィンの留守中のカリーナは、ほとんど私のバディーでした。2歳8ヶ月の子供がこんなにいいパートーナーになれるとは、夢にも思っていませんでした。ケヴィンが出発した日の夕食時。「ダディ、飛行機。かなしいね。けど、カリーナ、おうちにいるから。(大丈夫!)」。励まされました。

2013年11月21日木曜日

予行練習 第1回目



現在気温はマイナス8℃。普段と同じ温度に暖房を設定している室内も、なんだかじんじんと冷えてきた気がします。夜から降り始めた雪はちらちらと一日中降り続いており、とても静かな1日です。

「今日雪だよ〜」と朝カーテンを開けた途端、「わ〜!」と目を輝かせたカリーナ。窓際の椅子によじ上り外を見ながら「ちいぶーつ?」。数回聞いてピンと来ました。「スキーブーツ」と言っていたのです。

なるほどと思い、朝食後さっそく前庭で履かせてみました。予行練習1回目。スキーを借りた時の様子は、下のポストをご覧下さい。


今シーズンは、スキーデビュー。

先月、カリーナのスキーとブーツをシーズンレンタルしました。スクールに入れるのは3歳になってからですが、ケヴィンがかなり意気込んでおり、それまではなだらかな坂で滑る練習をさせると言うのです。

レンタルをした時の様子はこの通りです。新しいことにすぐ飛びつかない性格のカリーナは、当然始め嫌がり大泣きしますが、板をつけた途端に大喜びし、その後すぐに店内をずりずりと歩き回っていました。店員さんも「こういう子は珍しいですね〜」。










奥のカウンターで、さっそく借りる手続きをするケヴィン。
カリーナが向かって来て引きぎみのアシャ。

2013年11月18日月曜日

ケヴィンの出張中アドベンチャー 2日目

今度の話は聞いていて息を飲みました。

『日曜日の朝、前の晩の疲れを感じつつ遅めの朝食を取っていると、22歳のドイツ人の女の子と一緒になった。その子も一緒に飲んだバックパッカーの1人。その子は、例の前に見える島まで泳いでみたいと言う。ケヴィンは「もう疲れたから今日はのんびりする」と言ったが、その子は本気で泳ぐつもりらしい。しかも霧雨が降っているのに、「私は雨の中で泳ぐのが好きだ」とまで言っている。

「若いし背も高くて大きい子だから、体力があるのだなあ」と思いつつ、前日に2時間かけてカヤックで向こうへ渡ったケヴィンは、なんとなく一緒についって行ってあげた方が良いのではないかと思い始め、11時に2人で海へ入った。

天気が良くなかったせいもあり、波はあったが2人でガンガン泳いで行った。しかし向こうまで泳ぐのは無理と判断し、途中で引き返すことになった。しばらくすると驚いたことに、その子が「疲れたから休みたい」と言い始めたが、海流があるので泳ぐのをやめると流されてしまう。「ゆっくりでもいいから泳ぎ続けろ」と励まし、更に泳いで行くが、彼女はやはり疲れてもう動けないと言う。

仕方なく、体をXにして浮いて少しだけ休ませることにする。彼女は落ち着いておりパニック状態になるような不安はないが、とにかく海流が気になる。

しばらくしてまた泳ぎ始めるが、気づくとラワ島に戻るには海流に逆らって泳がないといけない角度になっていた。事態の悪化を防ぐため、2人で必死になって泳いだ。

やはり彼女がそのスピードにはついて行けないと言うので、結局ラワ島にある程度近づいた頃にケヴィンが全速力で岸まで泳ぎ、助けを呼びに行くことにした。着いた場所は泊まっているところからやや離れており、岩の登って反対側に出ないといけなかった。

宿に着いてボートを出してくれと頼んだが、そこにいたスタッフはケヴィンが言っていることが完全には理解できなかった。他の若者達も連れて、その女の子が見える場所に行き、スタッフにも事態を説明することにした。

彼女は少しずつ岸に近づいてきており、結局みんなの励ましで自力で島に着いた。』

「ええ〜、もし1人で行ったらどうなっていたのかなあ?」と驚く私。「結局3時間ほぼフルスピードで泳ぐことになって、すごく疲れて散々だった」。←前日にカヤックで島を周り、その後また島の周りを泳ぎ、更に3時間半かけてカヤック島を行ったり来たりして、それで夜2時半まで起きて騒いでいた人なら、相当疲れたことだろう。

「島を出るのが3時で、2時まで泳いでいたから、帰る準備が大変だったけど、帰りはバックパッカー達とミニバンを一緒にレンタルしたから、安く帰れてよかった」らしい。そして、「シンガポールで各ホテルにチェックインした後、みんなで集って飲もうかと言っていたのだけど、結局若い人達はみんな疲れて夜でかける気力がなかったみたいだ」と、グループ最年長(ほぼ倍の年齢?)のケヴィンは自慢げでした。

それにしても、若者達は旅行中で、ケヴィンは出張中の週末。普通の人はこんなことしないでしょう?と言うのが私の素直な感想。

シンガポールに日曜日に到着後、月曜日は7時半にブレックファースト・ミーティングがあると言っていたけど、その後いつどこに行くんだっけ?と思っていたら、今朝「ムンバイに着いたよ。今現地の(月曜日の)夜9時半。時差はそちらより12時間半先」というメッセージが携帯に残っていました。


2013年11月16日土曜日

チャンスは逃さず、時間は無駄にせず。

ケヴィンが先週の日曜日から、2週間の出張に出ています。当初予定されていたスケジュールは、東京→シンガポール→ムンバイ→バンガロールでしたが、出発する何日か前に「PADI(ダイビング)のカードはどこにあるんだっけ?」。急にクアラルンプールが追加になり、週末がシンガポールの代わりにマレーシアになったのです。

呆れている私の横でせっせとリサーチを始め、しばらくすると「すみません、来週末なのですが空いていますか・・・?」という電話で現地に問い合わせをする声が聞こえてきました。

結局ラワ島というところに行き、バンガローは一杯だったので常設テントに2泊して、スノーケリングをする計画をちゃっかりと立て、出張に出かけていきました。(注:ビーチ用の準備をしても、機内持ち込みスーツケースだけで出張にでる彼)



金曜日ミーティングが終わった後の4時半に、クアラルンプールを出発。タクシーとボートを乗り継ぎ、現地に入ったのは夜中の12時過ぎだったそうです。現地の土曜日の朝電話で、「昨日の夜は周りが騒いでいる中、耳栓をして寝た。これからカヤックを借りて島を一周し、その後泳ぐ」「そっちの土曜日の朝にまた電話する」と言っていました。

今朝気づくともう現地は夜中の12時すぎ。今日はもう電話はかかってこないなと思い、そのまま過ごしていると、こちらの11時半、つまり現地の午前2時半に電話がかかってきました。

「一体何してるの?」と開口一番に聞くと、「みんなと飲んでいる」という返事。一緒にボートに乗った人々は、ほとんど20代前半のヨーロッパ人のバックパッカーだったようで、当然みんな元気。「今日はどうだった?楽しかったの?」と聞くと、ケヴィンらしい1日を送っていました。そのあらすじは・・・

『予定通り朝食後にカヤックで島を一周。その後今度は島の周りを泳ぐ。昼食を取りながら前に見える島が気になり、午後はカヤックでそっちに渡ってみることにする。

気になった前方の島。結構遠い。

予想はしていたものの、苦しい思いをしつつ2時間ほどかかってやっとあちら側に到着。無人島だと思っていた島にはなんとちょっとしたリゾート施設もあり、ビーチでゴミが大量に入った大きなゴミ袋を発見。それをカヤックにつないでラワ島に持ち帰ることにする。帰りの方が楽で1時間半ほどで帰着。ケヴィンが滞在している宿のスタッフは、カヤックでその島に行ったことに驚いただけでなく、ゴミを持ち帰ったことに更に驚き、感心される。

夜は結局、一緒のボートで島に渡ったドイツ人とフランス人の若者達と一緒に飲むことになり、バーでテキーラショットをおごってあげると、「あなたはもしかして、カヤックでゴミを持ち帰った人?」とスタッフに大歓迎され、その後お酒を無料でどんどんご馳走され、そのままみんなと踊ったりして結局今まで起きている』

ということでした。現地の日曜日の午後にこの島を出発し、今度はシンガポールに戻るそうです。「出張の合間の週末によくこんなことするね」と呆れますが、時間を全く無駄にせず人生を楽しむ能力には感心。そんな能力を羨ましく思うこともありますが、ケヴィンがいない我が家は、彼からメラメラと発せられる余計なエネルギーが漂わず、正直言って静かでとても平和です。



2013年11月12日火曜日

低血圧その後

先週、またかかりつけの医者に行ってきました。低血圧のその後の経過をみるためです。一度目の診察の後、言われた通り塩の錠剤をしばらく飲んでいたのですが、確かに立ちくらみは良くなった気がしていました。

まず血圧を計ると、数値はいつもと同じで98/50。どうやら錠剤によって血圧が上がるまでは行かないようです。でも、立ちくらみが減ったのは確実で、先生にも「あなたは今後ずっと塩の錠剤を取り続けた方がいいですね」と言われました。念のため、腎臓機能に影響がないかを見るための血液検査をしておこう、ということになりました。

その塩の錠剤ですが、実は手に入れるのが結構大変なのです。街中の薬局を渡り歩き、滅多に行かないチェーンでたまたまあったのをやっと見つけて購入。しかし、朝晩1000mgずつ飲まないといけないのに、この錠剤は1つが180mg。1日11錠も飲まないとなりません。しかも、このペースだと1つの容器は1週間程度しかもたず、1ヶ月35ドル程度かかるので、永久に飲むと思うとコストも馬鹿になりません。

オンラインだと1つ1000mgの錠剤がもっと安く手に入るのではないかと思い、いろいろと検索している時に、驚くべき事実が発覚。1つが180mgと思い込んでいた錠剤が、よく説明を読むと実はトータルで塩分452mgと書いてあるではないですか。

つまり、1日2000mg必要なところを4972mgも飲んでいたということ?!しかも、最後の2日間は12錠飲んだので、5424mgも摂取していたことになります。立ちくらみどころか、卒倒しそうになってしまいました。

ちょっと怖くなって、ちょうど錠剤が切れていた2日間は、気休めだとは知りつつも水をがぶ飲みしました。血液検査に行くのは、言われた時期より一週間遅らせようと思います。ああ驚いた。。。しかし、今後1日2000mgで効果はあるのか?

現在ダイニングルーム脇のイロハモミジが見頃です。
今年で植えて2年目の木。葉も増えました。



2013年11月11日月曜日

コンサート会場で怒っておしくらまんじゅう

土曜日、久しぶりにボールダーシアターに行ってきました。カリーナが生まれる前は、ここで開催されるコンサートやフィルムフェスティバルなどに結構行っていたのですが、めっきり遠のいていました。

前座2つとメインのバンド、計3バンドのうち2つはローカルバンドということで、立ち席のみ会場は満員。この晩は、ケヴィンの元上司夫婦(推定50代後半)と4人で”ダブルデート”だったのですが、男性2人が1時間半ほど先に行き、場所取りをしてくれました。

いずれのバンドも普段は私はあまり聴かないジャンル(フォークロック、ブルーグラス、ケルティック、インディーロック等)のミックスでしたが、どのバンドにも個性があり、実はただ単について行った私も結果的に楽しめるコンサートでした。

前座1:TAARKA(Lyonsベースです)
前座2:AOIFE O'DONOVAN

前座2つが終わって15分の休憩。その段階で夜10時半。ケヴィンが「(9月にこのエリアで起こった)洪水救済だって言うし、両方のバンドのCDを買ってこようかな」と言いだし、「この場所ちゃんと確保してね」とロビーへ出かけていきました。その間私達はドリンクを片手にその場にいたのですが、私の横で気になる動きが。ある男がさりげなくそのスペースに入り込み、その人に自分がじりじりと押されている気がするのです。

メインのバンドが登場すると同時に、人々が元いた位置に戻り、例の割り込んだ人とその連れの女のせいで私達がはみ出る結果になりました。そして・・・・ケヴィンが「私達は7時からここで場所取りしていたのですけど」とちらりと文句を言ったのを皮切りにややもめて、その男の平然とした態度に私がキレて、元上司の奥さんと私とその男の3人で、体を張って押し合いという展開に(驚)。

その男はフツーに見えても実は酔っぱらいだったようで、埒はあかずもその場は一旦収まりつつ、でも私の形相はかなり凄かったのかも。さすがに警備員は混雑した会場の中でも怪しい動きを把握しており、しばらくすると「大丈夫ですか」と廻ってきました。

なんとも大人げない騒ぎでした。

さて、このメインのバンド。ボーカルの女性がなんとも癒し顔で、声はなんとなくビョークっぽいのですが、非常に気になったのが彼女が抱えている楽器。洗濯板を楽器として使っており、Wikipediaによると『日本では現代的なチンドン屋などが用いて演奏することがある』そうです。おもしろいですね。

この晩のメインバンド:Elephant Revival
(Nederlandベースです)
洗濯板です

2013年11月7日木曜日

一通の手紙を巡って考えること

「子供と事故収束作業の労働者を、被爆から救って欲しい」という手紙で、大問題になったY議員のニュースを、興味深く追っています。

ロイターが、80人あまりの作業員、雇用主、行政・企業関係者に取材を行い、『福島作業員を蝕む「違法雇用と過酷労働」』という特別レポートにまとめた記事を、10月25日付で掲載しました。それをちょうど読んだ後のニュースだったので、私にはタイムリーなニュースだったわけです。

次から次へと起こる汚染水問題や作業員被ばく問題で、管理のずさんさに不信感を抱かずにいられず、「アメリカだったらプロテストの嵐だろうな」と考えていました。10月9日のSalon.comには、No one at Fukushima seems to have any idea what they're doingという記事が掲載されました。

ロイターの記事によると、福島第1では、800程度の企業が廃炉作業などに従事し、除染作業にはさらに何百もの企業が加わるという、過去に例のない大掛かりな事故処理が続いているそうです。下請け作業員に対する不当な扱いは、慢性的な人員不足が原因で、このままだと今後の作業への悪影響も懸念されています。

作業員がいなくなれば、原発処理ができずに放射能が拡散すると考えると、この問題は単なる労働トラブルとして済まされないわけです。

Y議員を巡るバッシングは、議員の間だけでなく一般人の間でも相当なようです。確かにこの手紙は行き先がおかしかったとは思いますが、大きなピクチャアとして見ると、この人の考えていることは的は外していないと私は思うのです。

彼の取った行動に対する意見ばかりが目につきますが、核心の福島作業員問題について日本人はどう考えるのでしょうか。

2013年11月6日水曜日

これで出社したそうです


ハロウィーンの日の友達。当日携帯に写真を送ってくれたのですが、今日会った時に更に何枚か写真を見せてもらい、ブログに載せる許可をもらいました。手先が器用な人なので、メーキャップも凝っているなあと感心。写真の撮り方もアーティスティックです。

これが最後

しつこく何度も紅葉の写真を載せましたが、これが最後です。10月25日の写真です。今年は11月に入ってもまだ黄色い葉が残っていますが、週末に冬時間に変わり、一気に冬らしくなってしまいました。

毎年近所に出現するバルーン
「怖くないよ」と友達に見栄をはるカリーナ

2013年11月5日火曜日

ついにヘアカット☆


長くなったカリーナの髪を、ばっさりと切ることにしました。

初めての前髪カットは、ちょうど1歳の誕生日の頃。自分で切る自信がなかったので、地元の子供専用ヘアサロンに連れて行きました。ところが、それがあまりにも下手で驚き。家に帰って私が手直しする程だったので、その後前髪だけは自分で切ることにしました。

そういう私もかなり下手。日本人の友達には不評で「これはちょっとひどすぎる」とか、「カリーナの前髪は、まるでヴィダル・サッスーンだ」と結構言われましたが、日本から取り寄せたすきバサミ(古賀ちゃん、ありがとう!)を駆使して切っていました。

しかしあまりにも後ろが伸びて収集がつかなくなったので、ついに私が信頼するボールダー唯一の日本人スタイリストさんにお願いすることにしました。


日本人にお願いして大正解。かわいらしいボブにしてもらいました♪
30分強かかりましたが、おとなしく座っていてくれたのにも感心でした。

意外にも、ケヴィンは「赤ちゃんの頃からの髪の毛がなくなって、ちょっと淋しい気がする」と言うのでした。彼の頼みで、切り落とされた髪の毛は記念に持ち帰って来ました。


ハロウィーン

いかつい帽子と腕にタトゥー。
カリーナが今年の仮装に選んだものは・・・


女性消防士!

帽子は3バージョンあります♪

昼間この格好で、胸に貼るステッカーをもらいに地元の消防署に連れて行くと、帽子とタトゥーステッカーまでくれました。なんと用意のいいこと。

お昼寝の後、ダウンタウンに繰り出しました。毎年この日の3時から6時まで、マンチキン・マスカレードという子供パレードがあります。パレードと言ってもみんな一斉に歩くわけではなく、なんとなく歩き回り特設スタンドでお菓子をもらったり、設置されたバスに乗ったり、友達に会って立ち話したりという感じでした。

子供だけでなく親も仮装をして歩く家族連れも多数

まずはもう1人の消防士と待ち合わせ

次はパンプキンになったお友達と記念撮影

ばったり出くわした昔のご近所さん一家
この子達は男の子と女の子の双子

結局早めに家に帰ったので、カリーナと2人で30分だけお菓子を渡しました。そして「6時半以降はTrick-or-Treatお断り」という張り紙を門に貼り、正面の通りに面している電気はすべて消しました。ところが2人で脇の通りに面したキッチンで食事をしていると、そちら側のドアを叩く子供達が出現。「いい加減にしてくれよ〜」と思いつつ、「まあお菓子もたくさん残っているので」と更にお菓子を少々渡し、今度は1階の電気をすべて消して2階に引き上げました。この日は冷たい風が吹いたので、例年よりも子供達が少なかったのが救いでした。