2011年11月5日土曜日

スリープトレーニング

カリーナの睡眠のパターンに関して、譲れないポリシーが私にはあります。規則正しい睡眠は子供が成長する過程において重要であるのみならず、私とケヴィンが人間らしい生活をするのに非常に重要なキーだからです。

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9月末にスリープトレーニングを始めました。きっかけはセラピストに勧められたこの本。それまでの経験から、うちの子は一筋縄では行かないので、早いうちになんとかしないとダメだと思ったわけです。

それまでは腕の中で眠るまで待ち、そぉーっとベビーベッドに移し、抜き足差し足で部屋を出る、ということを繰り返していたのですが、もう6ヶ月を過ぎたのである程度は泣かせても問題なしと判断。まだ起きている間にベッドに置き去りにされて怒り狂って泣き叫ぶ我が子を、ビデオ付きモニターで観察する日々が始まりました。

カリーナの年齢の子供にこの本が勧めるパターンは、朝7時頃起床、9時頃と1時頃に昼寝(プラス、必要に応じて夕方3度目の昼寝)、そして6時半頃就寝。成功の秘訣は早め早めの行動で、眠気がさした頃と疲れすぎる前のちょっと合間を逃さずに、さっさと寝かすこと。目を擦り始めたらもう遅い!寝かせたいと思う時間の少なくとも30分前から、眠らせる準備を始めないといけないそうです。

こんなに早く寝かせたら朝早く起きるのではないか?と思いがちですが、意外にもそうではないのです。むしろ夜遅くまで起こしておくと負のスパイラルに陥るようで、昼寝の時間も短くなる傾向にあるようです。そう言えば、私自身も寝すぎた日に限ってよく午後に眠くなってましたっけ。

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そんなわけで、このパターンに沿ったスケジュールが始まりました。すると、3日後に変化が現れはじめました。始め疲れ果てて眠るまで30分程泣いていたのが、20分、15分、5分、そして時には泣かずに眠りに落ちるようになりました。プラス、それまでは夜寝てから必ず45分後くらいに目が覚めて泣いていたのが、ピタリと止まりました。1時間半くらい経過して泣く時があっても、しばらくモニターで様子を伺っていると、どうやらREM睡眠とNon-REM睡眠の移り変わりで一瞬泣くだけのようで、数分でまた眠りに戻るのです(今だに私が寝る前に1度、夜中に1度授乳はしていますが)。

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昼寝の時間は1時間から2時間の間でまちまちですが、その時間になるとベビーベッドに入れて"I love you~"と告げてドアを閉めます。置かれた瞬間に「ぎゃー」と叫び、その場に座り直り部屋を出る私を泣きながら見ている、ということも少なくありませんが、大体は数分以内に静まり返り眠りに落ちるか、しばらく静かにベッドの中で遊んでから眠ってくれるようになりました。セルフスージング(自己鎮静)という重要なスキルを学んでくれたわけです。

昼間は1時間以内に起きても基本的にはドアは開けません。この時間は私がシャワーを浴びたり、家の中で必要な用事を済ませる時間です。1時間以内は「昼寝」にカウントされないので、次に寝る時間を早めます。

夜は7時頃までには必ず寝かせます。一旦彼女の部屋に入れたら、刺激を避けるために明るいところへは出しません。お陰で私の生活はかなり制限されるようになり外出が難しくなりましたが、これもしばらくの辛抱。その後は家の中のことに追われつつも、ある程度の自分の時間も持てるようになりました。プラス、ディナーに友人を招待する場合、カリーナが寝てくれた後大人だけでゆっくりと会話ができるようになりました。

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十分な睡眠を取り、きちんと休息できていると機嫌がいいのは大人も子供も同じ。私の生活はしばらくこれに縛られそうですが、パターンがしっかりしていれば若干の乱れがあっても修正は楽、とのことなので、このまま厳しくやっていくつもりです。ちなみに今週末は夏時間から冬時間に変わる週末です。1時間の時差はしばらくきついかなあ、とちょっと心配。

2 件のコメント:

  1. 千夏ちゃん、お疲れさま&オメデト! ここまでくれば後は習慣化を待つのみですね。 以前私が読んだ本と内容は同じようです。子供はシンプルだから、寝て、食べて、笑ってもらいましょう☆

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  2. Keikoちゃんは考え方がヨーロピアンだから、きっと私と似た方法でトレーニングをしそうですね。セルフィッシュながらも、大人と子供の時間を分けるのは大切よね☆

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