航空券の予約をした時はあまり深く考えていなかったのですが、よく考えてみると私達が選んだルートは結構きつい。金曜日の朝に出発の、デンバー/ワシントンDC/ダカール/ヨハネスブルク/ケープタウンというルートだと、翌日土曜日の夕方に現地着だったのですが、金曜日仕事をしたいというケヴィンの要望と、ロンドンで友達に会いたいという私の希望で、デンバーを金曜日の夜出発し、9時間のフライト後ロンドンに土曜日の昼着。9時間のトランジット後に12時間のフライトで日曜日の午前10時にケープタウン着、という機内2連泊という旅程になったのでした。この歳になってそんなことをして大丈夫だろうか?
結婚する友達の勧めで、到着後はそのままワイナリーが密集するエリアに行き、そこでB&Bに泊まることにしました。「現地に着いてすぐにワインテースティング?」と当初はあまりしっくりこない日程でしたが、改めて考えると、長旅後ちょろっとワインを飲んで昼寝をし「南アのグルメの中心」と言われる街でのんびりディナーを楽しむ、というのは悪くないアイデアです。
しかし、新たな問題が。
金曜日にお直しが終わったドレスを取りに行きました。前にも書きましたが、このドレスはストラップがないドレスなので、私は大きな不安を抱えていました。デンバーのドレスショップで紹介してもらった人は、たまたまうちから車で数分のところに住んでいる年配のイギリス人女性。「大丈夫。私がなんとかしてあげるから」と言いながらいろいろ手を加えてくれました。
とにかく人前でドレスがずり落ちるという事態を避けるために、幅をかなりつめてもらいました。そしてストンとした体型を誤摩化すために、マーメイド型を更に強調するようにも手を加えてもらいました。試着してみると、「まあ、これならなんとかなるな」と思ったと同時に「しかし、このドレスを着る前と着ている間に物を食べても大丈夫だろうか?」という不安が頭をよぎりました。それほど上半身部分がきつくなってしまったのです。
おばさんも後ろのジッパーを手伝いながら「ちょっとでも太ったら大変ね。まあ、あなたが急に1ポンドでも太る姿はあまり想像できないけど。ドーナツなんかは食べちゃダメね」
ということで、Franschhoekというまるでナパバレーのような南アのグルメキャピタルで、5コースもしくは8コースのフレンチを予約したい、と思いつつ、きちきちのドレスの事を考えると躊躇ってしまう私がいるのでした。食べた後数日狂ったように走るかしばらく摂食か?でも、いざ結婚式のレセプションでの食事は入るだろうか?メニューが決まった時に友達が見せてくれたのですが、これもすごくゴージャスなメニューなのです。力を入れた時にはち切れないように、おばさんがドレスをしっかりと縫ってくれたことを祈るばかりです。
取り外しが可能なストラップもつけてもらいました。式と写真撮影はストラップ無、レセプションはストラップ有で行こうと思います。