2015年8月18日火曜日

散々でした

サクラメントのことを書いた時に、滞在中に胃腸の調子がおかしくなったと書きましたが、なんと寄生虫が入り込んでいました(驚)。道理で自然に治らなかったわけです。

先週の検査の結果、ジアルジア症という感染症にかかっていることが判明。これは抗生物質を投入するとすぐに治る病気なのですが、私の場合一旦治ったかのように見えたのが医者に行くのを遅らせる結果となり、結局検査の結果が出るまで合計で2週間もまともな食事ができず、最後の方はかなり衰弱してしまいました。

原因ですが、これが謎なのです。この辺りでの感染経路は、十分にろ過されていない川の水を飲むことが一番多いようで、キャンプ中やハイキング中に感染することが一般的なようです。潜伏期間は最高25日ということで、そこまで遡ったのですが思い当たる節はなし。

この病気の主な症状は下痢なのですが、それ以外にガスの貯留が著しく、殆ど食べていないのにお腹がぺったんこになるどころか下腹がぽっこりと張るので、痩せた感じがしないという妙な感覚がありました。今思うと腸の中でパラサイトがどんどん増殖して、ガスを発生させていたわけです。

食欲不振も症状の一つで、「今日はまだお米一膳と味噌汁一杯しか飲んでいないのに、夕方になってもお腹が空かない」ということが続きました。脱水症状にならなためにスポーツドリンクを飲みましたが、タンパク質を摂らないと元気は出ないですね。

苦しい思いをしている間、ある日突然食べるのを止め、2度と食べることなく10日後に死んでしまったアシャのことを考えたり、アフリカの痩せこけた子供の下腹が妙に膨らんでいる写真を思い出したり、病気で長い間動けない人々のことを考えました。ある程度普通の食事ができるようになって3日、普通に食事ができて元気に動き回れることの有り難さをしみじみ感じます。

7日分の抗生物質を処方され、残るはあと2日。医者の友達に「しばらく乳製品は摂らず、タンパク質も脂が多い肉ではなく魚から徐々に食べ始めた方がいい」と言われ、日々少しずつ食べる品目を増やしています。今朝も「もう平気だろう」と思いカフェラテを作ったものの、「やっぱり刺激物X牛乳はあと数日待つかな・・・」と弱気になり、そのままケヴィンに差し出しました。ずっとお腹は強い方だったので、あまり気にせず好きなものを食べて暮らしていましたが、これはしばらくトラウマになりそうです。




0 件のコメント:

コメントを投稿