2015年8月27日木曜日

健康第一

今週に入って、完全に元の体に戻りました。今となってはヘンな病気に苦しんでいたのが夢のようですが、2週間完全に「QOL(クオリティー・オブ・ライフ)」を失っていました。とにかく、快眠・快食・快便の三原則は、非常に重要だということがよくわかりました。

☆☆☆

というわけで、数週間失っていたものを取り返すがごとく、先週末から家に友人を呼んだり出かけたりと忙しく動き回っています。そして、昨日は急にケヴィンの会社の人が我が家に一泊することになりました。

「今決まったのだけど、明日会社の人ですごくいい人がうちに泊まることになったから」とケヴィンから事後報告で、しぶしぶ承諾した話だったのですが、この人が本当にすごくいい人だったのです。

初めて個人的に関わるモルモン教の人だったので、「へえ〜」という話を結構聞きました。その中で最も驚いた事実は、彼は43歳で、18歳、16歳、14歳、12歳、8歳、2歳の、上から順番に5女1男の父親で、本人は13人兄弟の11番目。彼のご両親には75人の孫がいるそうです。カリーナは両方の家族からの唯一の孫ということを考えると、私達とこの家族は両方の究極に位置することになります。

モルモン教の教えでは、肉は控えめにして穀物を多く食べ、お酒、たばこ、コーヒー、お茶のような刺激物も一切取らないそうです。「もしや、モルモン教の人は健康で長生きの人が多いのでは?」と思わずにいられないのですが、その上2人→13人→75人という人口増加の図を想像すると、将来アメリカはモルモン教だらけになってしまうのではないか?(そんなことはないって)という馬鹿な想像に走ってしまいました。

それはさておき、彼は早朝にケヴィンと2人でデンバーのミーティング先に向かい、そこから直接空港に向かいユタ州に帰りました。去った後のゲストルームを見ると、使ったシーツ類はきちんと畳まれ、部屋の中も完璧に片付けられていました。親しみやすい人柄といい気の利かせ方といい、とてもきちんとした家庭で育った人なのだなあ、という印象を受けました。未知の世界だったモルモン教に好感を持った経験でした。

☆☆☆

話はまた病気に戻りますが、約3週間食費にほとんどお金がかからなかったので、元気になったらちょっと外食してもいいかな?と密かに思っていましたが、検査の請求書が届いてびっくり。検便には保険会社は一切補助をしてくれず、検査料が丸々請求されました。

その請求金額は553ドル。日本なら高くても数千円程度でしょうか?国民保険は本当に有難い制度ですね。これじゃ外食どころじゃありません。


2015年8月25日火曜日

子連れで東京編 その1

5月の一時帰国の話の続きにです。

アメリカに帰る前、4泊5日東京に滞在しました。いつも使っているVRBO (Vacation Rentals by Owner)のウェブサイトでいい貸し物件はないかと探してみたところ、西麻布の交差点から徒歩数分のところに1LDKのマンションを見つけました。

いざ東京へ!

立地が良いだけでなくホテルよりもリーズナブル、しかもカリーナ用のベッドルームがあったので、カリーナ就寝後に友達に寄ってもらえて便利でした。ただ一つの難点は、、、目の前が静かな路地にある新聞配達所。その前には10台以上の配達用のバイクがずらーっ、、、。

夜8時半にぴたっと静かになるのですが、夜中2時半に仕事開始。「夜中に外でこんな大声出すか?(しかも家が密集している路地で)」と思わずにいられない話し声と、エンジンのスタート音がしばらく続きます。カリーナが起きるのではないかと案じましたが、私と一緒にかなり歩き回り疲れていたようで、影響がなく安心。カリーナのベッドは気持ちだけでもと窓の反対側の壁に押し付け、私は耳栓をして寝ました。

借りたマンションのダイニングエリア
左奥が私のベッドで右奥のドアがカリーナの寝室

そんなマンションでしたが、翌日の朝から予定通り精力的に行動開始。外苑西通りと六本木通りの近くなので、やはり便利です。

話題のために一度は、、、ということで行ってみました
映画「キル・ビル」の舞台になった西麻布権八
北海道で買ったプリンセスのクッションを背負って
銀座に初進出のカリーナ
古賀ちゃんのお勧めの虎屋のかき氷
妹の旦那さんのお父様も
会いに来て下さいました

始めの2日間は、カリーナが去年通った表参道の保育園の先生に会いに行き、ご挨拶したかった方々に会い、行きたいと思っていたレストランで食事をし、デパ地下でお買い物をしたり、と「やりたいことリスト」は制覇。しかし、キディランドだけはカリーナにねだられるのが怖くて、さりげなくリストから外しました。ごめんね。

(その2に続く)

子連れで東京編 その2

東京最終日は、まずは代々木ポニー公園で親友母子と合流。そのままみんなで移動して、昼から東京ミッドタウン横の檜町公園でピクニック。今回はいつものメンバーに加えてOL時代の同期や先輩も来てくれました。15年近く会っていなかった同期にも会えて感激。

私の親友の息子さん=東京での唯一の友達と再会
ちなみに歳はちょうど2ヶ月違い(>カリーナ)
去年は怖くてできなかったブラッシング
そして念願のポニー乗馬
これを見た途端に突進!
ピクニックだったので心配していた天気もクリア
檜町公園の中には池あり小川ありで子供達も大喜び

いいメンバーでした〜!
そしていつも最後まで付き合ってくれるのは親友のゆっこ
この晩は、、、
ゆっこの旦那様がその日にお菓子教室で作った
お菓子持参でマンションに寄ってくれました。
『おとこのこだわりスイーツレッスン』に
何年も通うよっちいの作品
いつもながらプロ並みに美味しい〜!

ということで、今回の帰国でカリーナと2 人でもやりたいことができると自信を深めました。5月の爽やかな気候も私たちの味方をしてくれた感じです。

出発前に成田空港にて
千葉在住の知り合いが会いに来てくれました


(子連れで日本2015 完)

2015年8月22日土曜日

解禁

寄生虫騒動もひと段落。7日間抗生物質を飲み終えてアルコールも解禁となり、友人達とワインを開けてお祝いをしました。本音を言うと、お酒はまだそんなに美味しく感じませんでしたが、友人がうちでお造りにしてくれたお刺身の味は最高でした。

鮭とハマチのカルパッチョ、鮪のたたき、炙り帆立・・・天国!

プロのシェフである彼女が大量のお魚を持参、我が家は自家製野菜とグリル料理をしました。

マイ包丁とマイトーチを持参で登場
参考までにお店ではこんなお造りを作る彼女
ケータリングビジネスもするやり手です

一昨日届いたFood & Wine Magazineを眺めていたケヴィンが、簡単で楽しいデザートを発見。それはお手軽アイスクリームサンドウィッチ。

①アイスクリームをブレッドナイフで容器ごとスライスする
②紙をはがしそれをクッキーに挟む
③出来上がり♪
④食べるところをセルフィーで撮影
photos by Jeffery 

昨日は”ダークチョコレートチップクッキーとミントアイスクリーム”、”クルミとチョコレートチップクッキーとブレンドコーヒーアイスクリーム”の2種類を作ってみました。病み付きになりそうです。

彼女のケータリングにご興味のある方は、こちらへ。写真を見るとお腹が空きますよ。


2015年8月18日火曜日

散々でした

サクラメントのことを書いた時に、滞在中に胃腸の調子がおかしくなったと書きましたが、なんと寄生虫が入り込んでいました(驚)。道理で自然に治らなかったわけです。

先週の検査の結果、ジアルジア症という感染症にかかっていることが判明。これは抗生物質を投入するとすぐに治る病気なのですが、私の場合一旦治ったかのように見えたのが医者に行くのを遅らせる結果となり、結局検査の結果が出るまで合計で2週間もまともな食事ができず、最後の方はかなり衰弱してしまいました。

原因ですが、これが謎なのです。この辺りでの感染経路は、十分にろ過されていない川の水を飲むことが一番多いようで、キャンプ中やハイキング中に感染することが一般的なようです。潜伏期間は最高25日ということで、そこまで遡ったのですが思い当たる節はなし。

この病気の主な症状は下痢なのですが、それ以外にガスの貯留が著しく、殆ど食べていないのにお腹がぺったんこになるどころか下腹がぽっこりと張るので、痩せた感じがしないという妙な感覚がありました。今思うと腸の中でパラサイトがどんどん増殖して、ガスを発生させていたわけです。

食欲不振も症状の一つで、「今日はまだお米一膳と味噌汁一杯しか飲んでいないのに、夕方になってもお腹が空かない」ということが続きました。脱水症状にならなためにスポーツドリンクを飲みましたが、タンパク質を摂らないと元気は出ないですね。

苦しい思いをしている間、ある日突然食べるのを止め、2度と食べることなく10日後に死んでしまったアシャのことを考えたり、アフリカの痩せこけた子供の下腹が妙に膨らんでいる写真を思い出したり、病気で長い間動けない人々のことを考えました。ある程度普通の食事ができるようになって3日、普通に食事ができて元気に動き回れることの有り難さをしみじみ感じます。

7日分の抗生物質を処方され、残るはあと2日。医者の友達に「しばらく乳製品は摂らず、タンパク質も脂が多い肉ではなく魚から徐々に食べ始めた方がいい」と言われ、日々少しずつ食べる品目を増やしています。今朝も「もう平気だろう」と思いカフェラテを作ったものの、「やっぱり刺激物X牛乳はあと数日待つかな・・・」と弱気になり、そのままケヴィンに差し出しました。ずっとお腹は強い方だったので、あまり気にせず好きなものを食べて暮らしていましたが、これはしばらくトラウマになりそうです。




2015年8月9日日曜日

子連れで北海道 小樽編

東京から親友が訪ねて来てくれた時、彼女の旦那さんも1日遅れて来てくれ、みんなで小樽に行くことになりました。

妥当な線で水族館へ向かいましたが、せっかくここまで来たのだからと、まずは新鮮な海の幸を求めて三角市場へ。過去に小樽には数回行ったことがありますが、私もここの市場は初めて。よっちい、さすが目の付け所がいい。

入ったわがまま丼のお店は、好きな具を3、4品選び、それにお米の量を選ぶというシステムで、気になるお値段は2000円前後。写真を見ているだけで、今すぐにでも戻りたい気持ちに駆られます。

「うえ〜〜」
完全に観光客扱いを受けるのもそれはそれで楽しい



カリーナは抱っこされないと怖がってだめ

お腹がいっぱいになった後、おたる水族館に到着。実は私はイルカショーがある水族館をサポートしないポリシーを貫いているのですが、今回は止む無しと足を踏み入れました。ここで飼育されているイルカ6頭のうち5頭は、太地町から来ているそうです。

魚たちの水槽を見ている限り「水族館って癒されていいな〜」
と思うのですが、、、

本来はイルカショーをボイコットするべきなのですが、この機会を利用して敢えてカリーナに見せることにました。そしてショーの間「あのイルカたちは、海で捕まえられてここに来たの。本当は家族に会いたいんだよ。お腹が空いていて、ご飯をもらうためにジャンプしているんだよ。笑っているように見えるけどハッピーじゃないの」と耳元で囁き続けたら、実家に帰ってさっそく母にそのことを告げたようで、洗脳大成功。

水族館を出た途端
「ねえねえ、イルカのおうちは本当はあっち?」

その時は、ちょうど水族館イルカ問題で「倫理問題に違反する」として、JAZAがWAZAから除名通知を受けたことがニュースになった頃でした。私は日本に出発する前の4月23日に英語のニュースでそれを知ったのですが、NHKが全国ニュースでそれを初めて放送したのは5月10日。これが一体何を意味するか考えさせられます。

結果として、今後追い込み漁で捕獲したイルカの入手は禁じられ、おたる水族館はWAZA残留に一票を投じた水族館でした。

何も知らなかった頃は私も楽しんだイルカショーですが、今回何も知らないでそれを楽しむ親子連れを見るのが辛く、一生懸命芸をするイルカやアシカを見るもも辛かったです。ちょうどその日、おたる水族館で飼育するイルカのうちの一頭が、9ヶ月間の妊娠を経て死産をしたという告知が貼られていました。

野生の動物の繁殖にはいろいろ課題があるようで、繁殖が非常に難しいのなら、その事実が語る理由があるはずです。繁殖に成功した場合はイルカ達に芸をやらせるのではなく、もっと科学的・教育的なショーを行う水族館なら、私も喜んでサポートします。


2015年8月6日木曜日

子連れで北海道 札幌近郊編

私の両親が住んでいるのは、札幌の北東に位置するスウェーデンヒルズというところです。滞在中は札幌だけでなく、その近郊でも結構いろいろなことが楽しめるエリアです。(写真はすべて5月です)


この公園の基本設計はイサム・ノグチによって行われ、危機的な状況にあった沼の保全を兼ねて大規模な水郷公園にしたそうです。約270万トンのゴミを埋め立てて作ったそうで、大量のゴミがなくなりこんな公園ができるとは素晴らしいアイデアですね。

ガラスのピラミッドの建物の中には、フレンチレストランL'enfant-qui-reveがあります。

頂上を目指して歩きます


海の噴水ショーは40分と15分のプログラムがあります
カリーナが思わず仰け反るほどの迫力


北海道医療大学 薬用植物園&北方系生態観察園

スウェーデンヒルズがある当別町内にある大学に、ちょうどいい散歩コースがあります。約2kmの散策路がある広大な敷地には200種類以上の植物が自生しているそうで、湿地帯あり起伏ありととても気持ちがいい散歩コースです。




冬は雪が深いのでそれに合わせて桜の木が横ばいに生えていてびっくり



こちらは当別町内にある、素敵なファームインです。「都市と農村の交流を目的とした農家民宿」というコンセプトで経営されており、滞在中に農作業体験ができます。お部屋の写真と宿泊情報はこちら

両親が経営者の青柳ご夫妻と知り合いで、いろいろな方面でご活躍されていて以前から素敵なご夫妻だなあと思っていたのですが、今回親友が東京から遊びに来てくれた時、カリーナは実家に置いて2人でこちらに一泊させていただきました。仕事のストレスを抱えた友人は、自然の中での「アスパラガス狩り」にとても癒されたようで、感激していました。アスパラ狩りだけ参加したカリーナも、「もっとやりたい!」と大喜び。

ご主人より私の実家にチューリップのプレゼント
2013年にBBQに招待していただいた時
カリーナがまだおしゃぶりをしている!

               ゆっこ撮影

朝食は敷地内のファーマーズ・キッチンでいただきます。チューリップを持ったカリーナの写真の背後にある建物ですが、ご主人が時間をかけてリモデルしたそうで、今回初めて足を踏み入れてそのセンスの良さに驚いてしまいました。そしてボリューム満点で目も嬉しい朝食で、ファームステイは終了。


幸せな気分になる朝食には前日に採ったアスパラガスも
こんなこだわりも素敵

親友との新たな楽しい思い出がまた一つ。青柳様、ありがとうございました。


2015年8月5日水曜日

子連れで北海道 札幌編

ついに日本滞在中の残りの話題です。

北海道には約3週間の滞在。ほぼ毎日出かけても、まだまだ連れて行きたいところはたくさん残っています。6月から10月初旬までは観光スポットをつなぐ「札幌散策バス」が運行されるので便利ですが、この時期は基本的に地下鉄と歩きで移動でした。札幌はコンパクトで子連れでも歩きやすい街です。

2歳と3歳の時の北海道滞在は、午後の昼寝があったために一度も札幌には出なかったカリーナですが、4歳になった今年は朝から晩まで札幌の街を一緒に歩き回りました。

お弁当をデパ地下で買って
大通公園でピクニックも楽しい
札幌には動物園もあって非常に便利
爬虫類大好き♡
円山動物園内にある公園は
何度も足を運びたくなるような公園
例年より10日早く開花した札幌の桜
一応時計台の前でも記念撮影
北海道庁も池があって楽しめます
「着物お姉さん!」(京阪電気鉄道のポスターです)
未だに着物が大好きなこの人

今回の滞在中の私のミッションは
着物と浴衣を購入すること
意外に子供用の着物が見つからず歩き回った末に
地下空間のフリーマーケットで
1000円の着物を見つけました!
滞在中に4回も通った「札幌市こども人形劇場こぐま座」
同じ建物にあるこの中島児童館もカリーナのお気に入りです
私に付き合ってとんかつ和幸へ
生まれて初めてのお子様ランチ

札幌駅内にある大きなオブジェ
これもカリーナのお気に入りに