タイトルの通り、今年はログキャビンで新年を迎えました。標高約3300mです。「災い転じて福と為す」とはまさにこのこと、という体験をしました。
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大人10人、子供4人、8ヶ月の赤ちゃんの計15人。このメンバーは例のグルメディナーの会のメンバーで、11月の会の時に誰かが「次のディナーは、ケヴィンとチカのキャビンっていうのはどう?」と言い始め、「ええっっ、まさか」と内心引いた私ですが、当然ケヴィンが張り切ってしまい、それが実現してしまいました。
私達以外でキャビンに行ったことがある人は3人。しかも、冬に行ったことがある人は1人。本当に大丈夫?どんなところに建っているか理解している?
私は「大晦日に大掃除をして、お正月はコロラド・スプリングスのN家のみなさんと一緒に、恒例の豪華お節料理でお祝いしたかったのに・・・」としょんぼり。
フロリダから帰った後ほっとする間もなく、年末にぐちゃぐちゃの家の中でストレスに満ちて準備をすすめる中、「ケヴィンには、節目を大切にする日本人の気持ちなんてわからないんだ」と一瞬夫婦間で険悪なムードに。
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そして大晦日。
ここから上は冬期は車は禁止地域 3.2キロの距離をスノーシューで荷物を持って上がります |
ヴーヴ・クリコ様登場 |
グルメディナーの会のメンバーですから、もちろん食に対する情熱は人一倍。とにかくみんな持って来過ぎ。2泊分と思えない量の食料と、ワインとシャンパンだけで軽く1ダース。それにビール、ウォッカ、ジン・・・一体これを全部どうやって運ぶの?と私とケヴィンが愕然。
結局女の子2人がたまたま横にいたスノーモービル・ライダーに 「ねえ、ちょっとお願いがあるのだけど♡」と言いより、 引っ張って行ってもらいました〜! |
ということで、100キロ以上あったそりは見知らぬスノーモービル・ライダー達に持って行ってもらい、それでも各自重いバックパックを背負ってトレイルを進む私達。8ヶ月の赤ちゃんをそりに入れて引くライアンは、「俺のバックパックも引っ張って行ってもらえばよかった〜!!」と最後尾で苦しんでいたので、途中私がそりを押してあげました。
一方カリーナは歩くはずだったのに、1キロも歩かないうちに脱落。荷物が詰まったそりを引くケヴィンが、その上カリーナを背負って進みます。
しかもカリーナはおんぶしてもらった途端に昼寝! |
1時間40分後に無事にキャビンに到着 食べ物が詰まったそりはちゃんとゲート脇に届けられていました |
「そんなものも入っていたの?!」 バックパックから蟹の足を引っ張り出すサマーを見て仰天した私 |
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私達が暖炉の準備をする間、ケヴィンは地下室のユーティリティールームに降りて、暖房をオンにしようとするものの作動せず。幸いWiFiはつながったので、来ていない残りの2人のオーナー達とケヴィンは交信しながらトラブルシューティングを続けます。
そして3時間後・・・<続く>
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