黄金期が終わって約3ヶ月間、人見知りをしたり機嫌を損ねて泣き叫んだりと、やや難しい時期を通りましたが、また新しい周期が回って来たようです。今は交渉ができるのである意味楽ではありますが、同時に自己主張も強くなってきているので、一筋縄では行かない感じです。
|
『目玉焼きを運ぶミニクーパー』
最近あちこちにシールを貼るのが好き |
自己主張をしっかりさせることと、言いなりになることとの境界線を、きちんと見極めなければいけない時期になってきました。手で私達を制止して「ノー!」という場面や、あれこれと指図したり要求したりすることが増えてきましたが、こちらも「人生欲しいものはそう簡単には手に入らないぞ!」と負けません。
|
引き続き父娘アクロバットチーム特訓中 |
今月のキーワードは、
おじさん好み・赤ちゃんに夢中・猫狂い・クラッカーです。
おじさん好み:
しばらくの間男性恐怖症ぎみでしたが、最近はおじさんが大好き。お隣のドワイトとその隣のボビーが特にお気に入りです。そして、今やおじいちゃんっ子です。
|
うれしそうなおじいちゃん
しかし実はカリーナの奴隷状態 |
赤ちゃんに夢中:
以前からその傾向はありましたが、度合いを増してきています。近くに赤ちゃんがいると「ベイビー!ベイビー!」とうるさく、中腰でじりじりと近づき頭を撫でたりしています(犬猫と間違っていないか?)。最近は人形やぬいぐるみを横抱きにして、「ベイビ〜♪ベイビ〜♪」と猫なで声であやしたり、ついには自分も赤ちゃん返りし「赤ちゃん抱っこをして揺らしてくれ」とせがむ始末です。
猫狂い:
こちらも度合いを増しています。「どうしてこうなったんだ?」と首を傾げる私達です。未だにフロリダでの猫の話をしていますし、猫の絵や写真を見ては「にゃんにゃん!」と大喜びし、私に絵を描いてくれとせがむ時は100%猫の絵です。そして、本物の猫も引き寄せる力があるようで、ノラ猫がいないこの街で散歩中に道で猫にばったり会う確率も高く、驚くことに猫が50mくらい先からこちらに向かって走ってきたりするのです。
クラッカー:
与えれば1日中でも食べ続けるのではないかという勢いです。最近「カッカー」と言えるようになってしまったので、結構大変です。ケヴィンもクラッカー好きなので、これはDNAに組み込まれているに違いないと思います。ものすごい量の朝ご飯を食べるくせに、その後1時間程ですぐにクラッカーをくれと言い始め、いろいろなアクティビティーの途中や車で移動中に「カッカ〜〜〜(涙)!!!」と彼女の大声が響き渡るのにはほとほと困ります。拒否するとこんな状態↓になることも。
|
最近は突っ伏して大泣きします
仰向けに倒れて頭を打つより安全 |
ところで、最近気になるのは公共の場でのおやつの与え方。こちらは「子供には頻繁に食べ物を与えろ」という考え方なので、食間のおやつも大切な栄養源です。それは十分理解できるのですが、私にはちょっとひっかかるところもあります。例えば、図書館でのストーリータイム。10時15分から11時なのですが、ちょうどおやつの時間帯のため、物を食べながら参加している子が少なくないので、カリーナも食べ物を欲しがって困るのです。
私としては、何かをしながらだらだらと物を食べて欲しくないのですが、横でクラッカーを食べている子がいてカリーナには与えない、というのはかなり難しいのです。図書館に「ストーリータイム中は食べ物禁止にしてくれ」と訴えようと思ったこともありましたが、ケヴィンのママに聞いてみると、彼女も「おやつを食べながらストーリータイムは、子供達がリラックスできるのでは?」という考え方でした。
日本では、こういった状況で幼児に食べ物を与えたりするのでしょうか?
これがJPG(ジャパニーズ・プレイグループ/月2回日本人の母親と子供達が集るグループ)では、日本語の本の読み聞かせの途中に物を食べている子を見かけません。考えてみると、アメリカではミーティング中などに食べ物が振る舞われることが多いし、以前通った大学での講義中に、一番前の席でバナナを取り出して徐に食べ始めた人を目撃して驚いたこともあるので、「食べながら文化」なのかもしれないなあ、と思います。