2012年12月8日土曜日

ここはどこでしょう?

東京駅の新幹線ホーム?

新幹線の中?

小学校??

レトロな商店街?

ボカラトンにある、 モリカミ博物館&日本庭園に行って来ました。実はケヴィンのおばあちゃんは、感謝祭の週から老人コミュニティーの中のヘルスセンターに入院しており、1日数十分しか会えなかったのです。

というわけで、珍しく近郊を観光することになりました。上の一連の写真は庭園の一角にある博物館の中で、ここが日常の日本を上手に紹介しており結構楽しめるのです。庭園も美しいだけでなくいろいろな種類の日本庭園やその時代ごとの説明もあり、心を落ち着けるだけでなく勉強にもなる庭園でもありました。


その中にある日本食レストランを楽しみにしていた私達ですが、残念ながら和食の仮面をかぶった中華料理という感じでした。弁当ボックスを突つきながら、本来のお弁当との微妙な違いを指摘する私達。一番小さな指摘は、照り焼きチキンの横にある沢庵にまでしっかりとソースがかかっていたことなのですが、「日本人だったら沢庵にソースはかけないね〜」と言いながら、大したことでないことがやはり気になってしまうものなあ、と思ったのでした。


それはいいとして、この庭園ですが、もともとは1904年に開設されたヤマト・コロニーという農場だったそうです。それはフロリダで最初の日系移民の入植地だそうで、第二次世界大戦を契機に解体されるまで、最盛期には100人ほどの日本人農民がパイナップルなどを栽培していたそうです。こんなところにも日本人農民が来ていたことを、初めて知りました。のちにモリカミ氏が郡に寄贈した土地が整備されこの庭園となりました。



景色のいいスポットに点在するベンチを見て、「こんなところが近くにあったら、しょっちゅう本でも持ってやってきて来て、何時間でも景色を眺めながらのんびりしたいねえ」と言いながら庭園を後にしました。こんな素晴らしい日本庭園がフロリダにあるとは、本当に驚きました。


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