2018年5月24日木曜日

あっという間に学年末(写真とビデオを付け足しました)

早いもので今日は1年生最終日。明日から夏休みです。これから長い休みが待っているので、最後の子供が学校にいる時間を惜しんでいるところです。きっと他の親も同じ気持ちのはず。

この12週間の休みを日本の学年末に置き換えると、3月24日ごろに終業式があり、その後6月16日ごろまで新学期がスタートしないということです。夏休みは学年末なので、宿題もなしです。

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カリーナの通う学校では終業式はなく、普段と同じく8時に始業、14時45分に終了し、そのままバスに乗って帰って来ます。その代わり、さすがアメリカ、学年末パーティーというもので一年を締めくくります。うちの学校は校庭でパーティーをやるので、今朝はまたもやボランティアに親が駆り出され、大量のおやつが集まり、芝生上で何種類ものゲームが繰り広げられ、才能があるお母さんはフェイスペイントを担当してくれました。


さて私は何をしようか?と考えたのですが、もともとゲーム派ではない私。悩んだ挙句、長縄をすることにしました。最近の日本のことはよくわかりませんが、スマートフォンやビデオ等がなかった私の時代は、縄跳びやバドミントンやらとにかくシンプルな遊びを楽しんだものです。

いざ長縄をお店で探してみたのですが、1人用の長さ以外が見つからない。たまたま行ったDIYショップのようなところで、「本物の縄を置いてますよ」と言われて5mほど切り売りしてもらいました。これが予想以上のヒットで、そのお陰で8時半から2時間びっちり子供たちに付き合う羽目になり、ものすごく日焼けもしてしまいました(涙)

不覚にも、露出していたジーンズと靴の間が
こんなに焼けてしまいショック!

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クリスマスと年度末は、先生やそれ以外の学校関係者にお礼をする時期でもあります。今まで考えたことがなかったのですが、先日家を貸している間隣のバス停を使っている時、そこの親たちがバスの運転手さんへのお礼の話をしているのを聞いて、「確かに、うちのバス停でもやるべきかも」と思い、他の親たちに提案してみました。

朝のバス停
子供たちがバスに乗る様子はいつ見ても可愛いと思います

うちのバス停は、午前と午後で乗る人数が倍ほど違い、朝は大体3〜5家族、帰りは多い時には20人位の子供たちが降りて来ます。

結果的に7家族が賛同してくれ、予想をはるかに超えた115ドルが集まりました。発案者として皆さんの好意に感激しましたが、それと同時に良くない意味での価値観の違いを知る興味深い結果にもなりました。

殆どのの人が「確かに、それはいいアイデアだわ。まとめてくれてありがとう」と言ってくれたのですが、中には「バスドライバーにお金あげるなんて、変じゃない?」と言う人もおり、他のお母さんが「全然変じゃないわよ」と釘をさすような場面もありました。

自家用飛行機を持っていて、コロラド内のリゾート地に飛行機で食事に行くようなファミリーや、ディズニーワールド内のアトラクションで並ぶのを避けるために、1時間100ドルのガイドを雇って1日遊んだ、というようなファミリーからは献金0でした。

『子供たちがギャーギャー叫んで大騒ぎのバスを
運転してくれてありがとうございます。 カリーナ』

カリーナに「バスの運転手さんのカードに何か書いて」と言うと、迷わずサラサラと書いた一文に脱帽!

今日はこれからバス停で子供たちが降りた後、ポップシクル(アイスキャンディー)とお酒を持ち寄りパーティーです。私の静かな時間もこれでおしまい。

*** その後のポップシクルパーティーの様子 ***

近所の家の前庭なのですが、日本だとちょっとした公園のようです。大人と子供合計で軽く50人は集まったのではなかと思います。あの晩は流石にヘトヘトになりました。



2018年5月12日土曜日

真剣にミニマリストになりたいと思った経験

3ヶ月もブログを放置してしまいました。ついにこのブログも終わりかと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、まだまだブログを放棄するつもりはありません(^^)ちょうどバレンタイン頃から学校関係のボランティアや、家庭内でのイベントが続き時間に余裕がなくなってしまい、しかも3月には私が卒業した大学全学部が集まる大同窓会というものが東京で開催され、8年ぶりに1人で日本に帰国もして来ました。

単独帰国を存分に楽しんでこちらに戻り、時差ボケが抜けた4月上旬、今度は予期せぬ”プロジェクト”の話が舞い込みました。それは「5月にあるコロラド州立大学の卒業式の週に、家を貸してみないか?」という話でした。

結果を先に書きますと、今週水曜日に無事に家を明け渡し、一家3人で1週間分の荷物をまとめて友人の家の庭にある『離れ』に転がり込みました。旅行ではないのに自分の家にもいないという不思議なシチュエーションの下、やっと自分の時間ができたわけです。

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毎年5月の2週目は、ボールダー市内はこの卒業式のために全てのホテルは満室になり、ダウンタウンのレストランも人が溢れかえる状態で、この時期に家を貸してお金稼ぎをする人が結構いるという話はかなり前から聞いてはいました。夏の間もAirbnbで結構家を貸せるという話も聞いたので、まあ、カリーナの学校がある時は無理ですが、私たちが日本に一時帰国する間に貸してみるのは悪くないかも、ということで、仲介業者に登録することにしました。

すると、この週に1週間家を借りたいというファミリーが現れ、そのオファーが断るにはあまりにも勿体無い話だったのです。

友人一家の庭にある『離れ』は実はガレージの上
こんなに素敵な空間があるとは外からは全く想像がつきません

ちなみに、この卒業式のためにどれほどの人がこの街にやって来るのだろう?と思っていたのですが、5/10の卒業式に参列した人は(卒業生を含めて)25,000人だそうです。

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仲介業者に「パーソナルなものは、借り手の目につかないところに全て片付けて下さい」と言われ、壁や棚に飾ってある写真をはじめ余計なものは箱にしまい、使って欲しくない和食器等もまとめ、主寝室の箪笥やバスルームの引き出しも空にしました。ゲスト用タオル、シーツ、枕、掛け布団は全て新調し、バスルーム横の収納棚は全てゲスト用のタオルに入れ替え、それ以外の寝具はラベルを付けた収納ケースに入れ一ヶ所にまとめました。主寝室のウォークインクロゼットのドアには鍵を取り付けて、パスポートや重要書類や貴重品はそこにしまうことにしました。←この段階に行き着くまでが大変で、当日冷蔵庫の中を綺麗にするまでは気が抜けない状態。

裏庭も、外のソファでゲストが楽しめるように綺麗に整えました。当日清掃業者が帰る頃には自分の家が今まで見たことがないほど完璧な状態になり、1週間家を出るのが惜しい気分にすらなりました。ダイニングルームからはもみじとライラックのコントラストが美しく、裏庭は林檎と梨の花が満開で、家の周りは水仙、チューリップ、菖蒲、芝桜が次々と咲き、今は本当に気持ちが良い時期です。

自分がここに座ってのんびりしたい、、、

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前置きが長くなりましたが、この『離れ』生活、やってみると予想以上に快適!スペースは多分我が家の1/10位だと思うのですが、レイアウトが非常に良く、1つの空間にモダンなベッドとソファ、バーテーブルとスツールが置かれ、小さなキッチンとバスルームも付いています。そして嬉しいことに、長屋根部分が小さな屋根裏部屋のようになっており、そこが上手い具合にカリーナの寝ぐらになり、早めに彼女が寝ても私たちは部屋の電気をつけたまま普通に生活ができるのです。

左の部分がカリーナの寝ぐら

スペースが狭いとすぐに必要なものに手が届き、移動する距離もほとんどないので、朝カリーナを学校に送り出すのも楽。掃除機がけは5分で終了。この友人一家は実はカリーナの学校を通じて知り合った人達なので、カリーナは毎日学校から帰って来て同級生と遊べるのが楽しくて「ずっとここに住みたい!」と言っています。

ロンドン滞在中の3年間で、最後に住んだフラットが大家さんの上の2階でこんな感じだったのを思い出した私達。「あの時も小さいスペースで快適だったねえ」と話しながら、歳を取ったらダウンサイズしてこんな家に住むのも悪くないな、と真剣に考えはじめました。

来週家に戻ったら、箱にしまった物を元の場所に戻す前に、更に断捨離をするつもりです。