2016年1月30日土曜日

『Wyeth展』を見にデンバー美術館へ

WYETH ANDREW AND JAMIE IN THE STUDIO

2月7日までなので早めに行こうと思いつつ、気づいたら1月になっていました。本来はカリーナが1日保育の水曜日に一人でさっと行くのが好ましかったのですが、気づくのが遅すぎてケヴィンは3週間留守。

今まで学校から電話がかかってきて「調子が悪いので迎えに来てくれ」と言われたことはないものの、やはりいざという時に自分がデンバーにいるのはまずいので、思い切ってカリーナも一緒に連れて行くことにしました。

私をそう思わせたのは、ひょんなことから最近絵画に興味を持ちはじめた様子で、時々静かにしているなと思ったら↓こんな本を眺めていたりすることがあるからです。


ということで、カリーナついに美術館デビューです。

しかし、やはり会期最後に近づいた週末ということもあり、時間指定でチケットを買ったにもかかわらず会場入り口には長い列が。そこに行き着くまでに①ボールダーからバスに乗り②美術館前の公園で走り回りオブジェを上り下りし③美術館の中を30分歩き回った後だったので、列に並んでいる間にだんだん機嫌が怪しくなってきました。

周りを見ると子供の姿はほとんどなし。「うーん、やっぱり無謀だったかな」と内心思いつつ、それでも連れて入りました。結局混んだ会場を15分強でさっとスルーする感じとなりましたが、私が気づかない小さなことを子供目線で見つけてくれたりして、今回の企画はまずまず成功だったということにしておきます。

せめてもの記念に

この計画を友人に話したところ、その一家も一緒にバスに乗って参加したいということで、特別展覧会以外は一緒に行動しました。今まで子連れで行ったことがなかったので気づかなかったのですが、実はデンバー美術館は非常に家族連れにフレンドリーな美術館ということが判明。あちこちにキッズコーナーが設けられており、クラフトをはじめ楽しいことがいろいろできるようになっていました。これからカリーナと一緒にもっと利用するべきだと思いました。子供は無料なので、一般入場券ならたった10ドル(特別展覧会付きは16ドル)で存分に楽しめます。



帰りはいつものパターンでUnion Stationの中で休憩です。私たちはデンバー在住の友達と待ち合わせしたり、ケヴィンは仕事のミーティングに使ったりと大活用している場所です。それに関しては別のポストで紹介します。

バスはそこから地下に入ったゲートから発着です。仲良くお友達と手をつないで。朝9時すぎに家を出て、帰ってきたら 午後6時。楽しい一日でした。


2016年1月28日木曜日

相当楽しんでいるようです

ケヴィンが月曜日の朝、ついに北海道入りしました。

このミニバンで道内を移動
6人乗って後ろは荷物でパンパンなはず

まずは3泊ルスツに滞在。リゾートではほとんど滑らず、尻別岳でバックカントリーをしたり、ニセコの鄙びた温泉に入りに行ったりしたそうです。木曜日に十勝岳に移動してそこで5泊です。ここからはガイド付きです。現地から送られてくる写真を見るとものすごく楽しそうで、今回に関しては羨ましいと思うより、心より良かったねぇと思います。

6人のうち小学生と幼稚園 に通う子供がいる父親が5人、1人だけ50歳で独身。「小さな子供がいる母親がグループで12日間旅行っていうのは、ちょっと考えられないよね〜」と昨日日本人の女友達数人が集まった時に、意見が一致。

私とカリーナだけの生活も2週間が経過しました。こちらは2人で楽しくやっているので全然問題ないのですが、大変なふりをして将来私も長旅に出してもらえるようにポイント稼ぎをしようかな、と思ったり。









2016年1月21日木曜日

2組の対照的な画像と動画

まずは、ソレントでキックオフ最終日を迎えたケヴィン。最後の夜(木曜日)のパーティー用に、汚れてもいい白い服を持参しろと言われていたのですが、光に反応するペイントを浴びてこんな↓状態に。パーティーは一晩中続き、ケヴィンは寝ようとするものの「下からの音楽が響いて眠れない〜」と現地の朝5時過ぎにテクストが送られてきました。

合計350人がこんな状態になった模様です




明日(金曜日)の午後3時にナポリからイスタンブールに到着し、次の東京行きまで乗り継ぎが10時間ほどあるので一旦市街に出てみると言っていたのですが、ヘロヘロなのでまたラウンジで寝るそうです。しかも、成田に夜8時に到着後、そのまま浜松町のカプセルホテルでいいと言い張って予約までしていたのですが、(私が勧めた通り)やっぱりハイアットを取ってくれと言われ、今さっき私がホテルの予約までしてあげました、、、。

一方こちらは爽やかなカリーナ。今日生まれて初めてのバレエレッスンに行ってきました。ボールダーバレエ団の学校に入学しました。誕生日はまだですが、5歳と6歳児用のクラスに入れてもらいました。

レッスン前からやる気満々









2016年1月20日水曜日

小さなヒント


いつもお世話になっている方にプレゼントを贈る機会がありました。とてもお洒落なマダムなのでどうしようかと悩みつつ、 ダウンタウンにあるお洒落な食材店でチーズボードを購入しました。

その時レジで駄目元と思いつつ、「こちらはギフトラッピングはしませんよね?」と聞くと、「ああ〜、ごめんなさいね。お肉やチーズを巻く茶色い紙しかないのよねぇ」。その時横で飲み物が何かを持って支払いを待っていたおじさんが、実は若干ですがホームレスっぽい雰囲気を醸し出していたおじさんだったので私はやや引き気味だったのですが、「ラッピングペーパーだったら、あそこのお店がいいよ。一枚単位で買えるし」と口を挟みました。そこは私も気に入っているペーパーショップです。私の真後ろにんでいた女の人も、「ああ、あそこはいいお店よね〜」と相槌。とてもアメリカらしい光景です。

気づくとお昼時だったので、サンドウィッチを持って並んでいる人が後ろに数人。「忙しい時にヘンなこと聞いてごめんなさいね」と言いながらお店を出ると、例のおじさんが寄ってきて、「僕は何年もあのお店の前を通っていたのだけど、この間初めて入ったら品揃えに驚いてね〜。お店の人も感じ良くていいお店だったよ」

こんなおじさんがこんなこと言うんだぁ、と密かに思いつつ聞いていると、「プレゼントって、貰った瞬間の印象が重要だからね」。人は見かけによらず。

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今月は子供と大人合わせて、お誕生日プレゼントをなんと10人分選びました。他のお店でプレゼントを購入した際にそこのラッピング方法を見た時、「これだ!」と思ったのが上の方法。無地の紙でまず包み、アクセントになる柄紙を巻きつけます。この方法で包むと同じ柄の紙で丸々包むよりお洒落に見えるし、柄のついた紙一枚で何個もプレゼントを包めます。

そのペーパーショップは私も10年以上も通っていますが、いつもカードやカレンダーや本など他のものばかり眺めて、お店の奥にかかっている何十種類の紙を一枚一枚じっくり眺めたのは初めてでした。お値段は1枚4ドルから高いものは24ドル。「24ドルの紙〜!」と溜息をつく私に向かってお店の人が、「これは日本製ですので」。それを聞いたカリーナは、「私のおばあちゃんは日本に住んでいるの。北海道」とすまして答え、「それって日本のどこにあるの?」と聞かれて、ううっと答えに詰まっていました。

私はペーパー製品が大好きで旅行に行くとあちこちでお店をのぞきますが、このお店のセレクションは日本とアメリカとヨーロッパを合わせた感じで好きです。





2016年1月15日金曜日

デンバー→東京経由イスタンブール→ソレント

今ケヴィンはイスタンブール空港のラウンジで寝て、経由便待ちをしているところです。彼は一体何をしているかというと、できるだけ簡単にまとめるとこんな話です。

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まず、2年ほど前からアメリカ人の友達6人と、2016年の1月に北海道にバックカントリースキーをしに行く、という計画を温めていました。

そろそろ航空券の予約を、と思い始めた去年の夏、1月にイタリアのソレントで会社全体が集まるキックオフ(注)が開催されることを知ったケヴィン。日程を確認したところ、なんとそれは北海道に行く前の週丸々一週間でした。

(注:会計年度の始まりに、その年のビジネスを発展させるべく開催される大掛かりなミーティング。アメリカの会社なら、基本的に大型ホテルの多いラスベガスなどで行われることが多い。全支社から全社員が集められる場合や、セールスだけの場合や、アジアやヨーロッパなど地域ごとに集められる場合も有り)

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困ったことになったと、北海道の日程をずらせるか友達に打診した結果、それはNG。全員休みが取れる時期がここしかない。「じゃあ2017年にずらすのは?」なんていう質問はとんでもない、という感じ。仕方なく、この2つの行事を綺麗に順番にこなす戦略を練ってみるも、時間がなくて一旦家に帰ってくるのも無理。

ということで、まずは『デンバー→ソレント(ナポリ)→成田→札幌→成田→デンバー』という日程で値段を問い合わせると、これは世界一周になってしまい7000〜8000ドルという返事が返ってきたので、即却下。「途中マイレージを使ったアワード 区間を差し込んでみたらどうだ?」と検討するも、国際線の片道区間を購入となるとどうしても値段が高くなってしまう。

結局、ユナイテッド航空の『デンバー成田/羽田→札幌→成田→デンバー』と、トルコ航空の『東京→イスタンブール経由ナポリ→東京』の完全に独立した2つの往復券を購入して、デンバーから成田に到着後、トルコ航空のチケットを使いソレントに行き、日本に戻った後羽田に移動しユナイテッド航空の残りのチケットを使うのが一番安い、という結果にたどり着きました。おわかりいただけますか??

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昨日(木曜日)の朝9時半に家を出発。こちらの夜中1時半頃に成田着。この区間はスプリットボード、雪崩対策エアバッグ付きバックパック、ヘルメットなどと、出張用スーツケース&コンピューターバッグを持参。成田から遊びの道具はすべて新千歳空港に送り、こちらの午前5時頃に無事にイスタンブール行きに乗り継ぎました。そこから更に13時間。私とカリーナが夕食中の18時頃、「今イスタンブールに着いた〜。夜中の2時だよ〜」と電話がかかってきたわけです。

またアップデートを書くつもりですが、私とカリーナは今後3週間2人のペースでぼちぼちと暮らすつもりです。と言っても、平日は週3回の学校とお稽古事、週1日は山でのスキーレッスン、週末は立て続くキッズお誕生会のコンビネーションでそれなりに忙しいので、3週間はあっという間に経過しそうです。

雪崩対策用エアバック付きのバックパックはこれです。これで雪の中に埋もれないはずだそうです。




2016年1月5日火曜日

2016年!

明けましておめでとうございます。

大晦日からコロラド・スプリングス、スキーコンドと放浪しておりました。早めに済ませておけばよいのにしなかったがために、またもや年末に大掃除をする時間がなくなってしまい、今年も大きなやり残し感を抱えたまま新年を迎えてしまいました。

ブログともども本年もよろしくお願い申し上げます

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そんな私たちの大晦日は、カリーナをケヴィンの両親にみてもらい、夜2人で『スターウォーズ/フォースの覚醒』を観に行きました。映画鑑賞と言えば、ハフィントンポスト日本版が「山本太郎氏と安倍首相、大晦日の過ごし方を比べてみたら ...(画像)」という記事を掲載。首相が夫人と一緒に六本木の映画館で『スターウォーズ』を鑑賞したことを紹介し、それと比較して山本議員が同じ日に都内で炊き出しボランティアをしている様子を紹介。これを「ネガティブキャンペーン記事だ」と批判されたようで、その後「安倍首相ら政治家たち、大晦日はどう過ごした」というタイトルに修正されていました。皆さんはどう思われます?

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元旦はmikkoさん宅のゴージャス御節にお呼ばれしました。昨年はログキャビンで年越しをしたため2年ぶりでした。前回2歳だったカリーナは4歳。もう自分で食事もできますし、そのまま放っておいても一人で楽しんでいたようで、久しぶりに大人の会話に専念出来て楽しいひとときを過ごしました。mikkoさん、ありがとうございました〜!



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元旦の夜は、スプリングスからウィンターパークのスキーコンドに移動。2日は家族で初滑りをしました。実は私は最近スノボ熱が急激に冷めたのですが、もしやこれは単に年齢のせいではなく、私がスノーボーダーだからではないかとふと思いました。周りを見るとおじさんボーダーはそれなりに見ますが、おばさんボーダーって実はあまり見ないかも・・・?

スノボのスタンスが腰や首にきついと思いながら滑り、そろそろスキーに戻る時期が来たのかなぁ(18年ぶり)、と真剣に考え始めたのでした。

一方カリーナは、ゲレンデでしっかりさんぶりを発揮。滑るコースはもう中級です。去年の2月から私は一度も滑っていなかったので、一緒に滑るのを相当楽しみにしていてくれたようで、「今日はマミーと一緒だから怖いって言わない」と言いながらニコニコと滑るカリーナを見ると、「ああ〜、スキーに転向するかなぁ〜」とまた思うのでした。

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そんな感じで年が明けた我が家です。2016年が皆様にとって素晴らしい年になるよう、心よりお祈り申し上げます。