2013年3月23日土曜日

カリーナの過去2年間

いろいろな人に言われましたが、顔って本当に変わりますね。

2011年3月11日
 (注:これは私ではなくケヴィンの胸と腕です)
3月15日
3月27日
4月7日




             2012年3月11日




2013年3月11日

2013年3月20日水曜日

またカナダ

今日カリーナの音楽教室の帰り、スーパーマーケットに行きました。そこでクレジットカードで清算しようとすると、キャッシャーの子に小声で「拒否されたみたいですけど・・・」と言われ、ケヴィンがモントリオールに出張中なのと何か関係があるのかと疑いつつ、家に帰ってきました。急に国外で使われると、カード会社が気を利かせて一時的にカードを止めて連絡をくれることがあるのです。

家に帰って留守電をチェックすると、ケヴィン宛に「紛失した財布の件ですが・・・」と始まる緊急メッセージが入っていました。また困ったことをしでかしたかあ、、、(溜息)。ケヴィンは私が自分のカバンの中をゴソゴソとかき回して財布を探すのを見て、「時間がかかってバカみたい」と言うくせに、彼が財布をなくすのは私のブログが始まって以来2回目です。

彼に連絡をすると「そう、大変なことになった。えっ、見つかったの?今会議中だから携帯に電話番号をテクストして」。携帯を取り出すと、まだ見ていなかった彼からのテクストメッセージが入っており、「財布を盗まれた。クレジットカードをキャンセルした。すぐに新しいのが送られて来る」。

「盗まれたんじゃなくて、自分でなくしたんでしょう!」と呆れる私でした。

今朝、雪のモントリオール。ケヴィンがホテルを出てクライアントのオフィスに向かって歩いている時、歩道で雪をよけるためにジャンプしたケヴィンのお尻のポケットから、ポロリと財布が落ちるのを目撃したタクシードライバーがいました。車から出てそれを拾いケヴィンを追いかけたものの、ケヴィンも走り出したので追いつけず、結局警察に届けてくれたそうです。

ケヴィンによると、道でふと財布を持っていないことに気づき(もしやホテルに置いてきたかもしれない)と、一目散でホテルに向かって走り始めた瞬間があったようで、もしかするとそれがその時だったのかもしれないそうです。

会議の後警察署に行き、無事に財布を手にしたケヴィン。「カナダ人ってやっぱりいい人が多いね〜。拾ってくれた人の名前や連絡先はわからないの?」と私。しかし、財布の中を見ると唯一持っていた現金5ドルがなくなっていたようで、「タクシードライバーが自分にチップしたのかねえ」と笑う彼でした。

しかしこれだけでは終わらず、話はまだ続きます。

その後しばらく道を歩いていると、巡回中の警察官に呼び止められた彼。(もしかすると、財布騒動に関わっていた警察官?)と思いつつ近づくと、なんと「赤信号で道を渡った」と咎められ、40カナダドルの罰金を言い渡されたそうです。一体何をしているんだか。。。

2013年3月18日月曜日

映画『Rust and Bone 』

週末ケヴィンが3日間留守の代わりに、ケヴィンの両親がカリーナの面倒を見てくれました。優しい心遣いに甘えて、2晩連続で女友達と出かけることになり、1晩目は軽い食事をした後に映画を観に行くことにしました。

毎週ボールダー市内のアートセンターから届くニューズレターのカレンダーをじっくりと見て、目に留ったのがこの映画。2012年フランス/ベルギー制作、昨年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、パルム・ドールを競った作品です。



映画オタク・ケヴィンがDVDを週に何枚も借りて観ているので、結構いろいろなジャンルの映画を観る機会はあるのですが、この映画は一言で感想を述べるのが難しい映画でした。

ストーリーは、子連れの失業者(アリ)とシャチのトレーナー(ステファニー)の2つの人生が、パワフルでかつエモーショナルな状況下でたまたま交わることになり、そこから先へ進むという設定です。あえてこれ以上は書きません。

2つの人生各々が放つストーリーがあまりにも強すぎ、そして私にはよく理解できないメッセージが含まれていたりして、映画が終わった直後にまとまらない様々な想いが頭の中を彷徨い、駐車場で一緒に行った友達としばらくディスカッションになった程でした。

日本でも来月公開予定なので、観る方はぜひ感想を聞かせてください。1つだけはっきりと書ける感想は、マリオン・コティヤールは本当に演技派の女優だということ。目の光、ちょっとした表情を見た瞬間に、主人公の心の中が透けて見えるようでした。

あともう1つ言えること。邦題は『君と歩く世界』ですが、もう少しましな邦題をつけられなかったのかしら、と思います。

2013年3月14日木曜日

ケヴィン、40歳になる。

何もしてあげられなかったけど、かろうじて用意したもの。

今日はケヴィンの誕生日でした。

40歳という大きな節目の年でありつつ、3月は彼の仕事が年度末で大忙しで、案件をクローズするために北米(カナダも含む)あちこちに飛び回り、翌週の予定がぎりぎりまでわからないという状態なので、何も特別なことを計画してあげられずにこの日を迎えてしまいました。

こんな重要な日があまりにもフツーの日になるのを恐れた私は、仲の良い友達20人程に一斉にメールを送り、「今日はケヴィンの40歳の誕生日だから、メッセージを送ってあげて!」とお願いしました。昼頃から、南アフリカから電話があったり、世界各地からメールがぼちぼちとケヴィンに届き始めて、彼はうれしそうにしていました。

夜9時過ぎ。友達の1人が、私が送ったメールの上に”HAPPY BIRTHDAY!!!"というメッセージを書き足して、ケヴィンと私宛にメールをして来ました。私が昼間に送ったメールの内容が丸見え。私がそのメールを見て「うっ」と思った瞬間、ケヴィンもちょうどそのメールを見たようで、くるりと私の方に向き「チカがみんなにメールを送ってたんだ〜!」と細工に初めて気づいていました。実は私は心の中で「この人って、みんなが自分の誕生日と年齢をちゃーんと覚えているんだと思っているんだな〜」と感心していたのでした。(←ちょっと意地悪い?)

いずれは2人合同の盛大なパーティーを開くことになるでしょう♪

それはさておき、結果的に彼は1日楽しく過ごせたようです。私が昨夜教え込んだ通り、カリーナは「ハッピー、ダディ〜」と何度も繰り返して言い、ケヴィンは目を細めて喜んでいました。忙しいと言いつつ、昼は家族で去年と同じこだわりのピザ屋でランチ。結局夕方は、いきなり誘った友達夫婦2組を交えて、みんなでハッピーアワーへ。その後一番仲の良い友達から、「これから一杯飲みに行かない?」と誘いがあり、彼はカリーナを寝かせた後また街へ繰り出して行きました。

私と知り合った時26歳だったケヴィンが40歳。2人で時の流れを実感したのでした。これからもどうぞよろしく。

2013年3月11日月曜日

満2歳


2年前の3月11日。
大切な家族や友人の安否を気遣った人、会社から自宅まで何時間もかけて歩いて帰った人、家で不安な一晩を過ごした人、とそれぞれのストーリーがあり、毎年この日になるとそれが思い起こされるはずです。

ちょうどその頃、私は日本がそんな災害に襲われているとは露知らず、引っかかって出てこないカリーナを数時間押していたのでした。その後夜中の2時過ぎに緊急帝王切開で生まれたカリーナ。疲れきってソファで寝ているケヴィンの横で、腕の中で眠るカリーナを明け方から数時間呆然と抱えていた自分を思い出します。あの大震災の規模を悟ったのは、しばらくしてからでした。

そのカリーナも今日で2歳。大震災の記憶とともに1つずつ歳を重ねていきます。

2013年3月9日土曜日

スウェーデンヒルズの両親の家は・・・


先日実家の母からこんな写真が送られてきました。札幌近郊なのですが、今年の降雪量は半端ではないようです。かろうじて見えているのは1階の屋根。お隣の2階から写真を撮ったのかと思ったら、雪の上に立って撮ったそうです。アメリカ人の友達が「雪が溶ける時に洪水の心配はあるのか?」と言っていたのですが、そういうことはあまり聞きませんよね?

2013年3月5日火曜日

雛祭り

日曜日は雛祭りと知りつつ、夫婦で疲労困憊してカリーナには何のお祝いもしてあげられませんでした。


が、昨日例の”王子様”のお母さんの美智子さんから、こんなお届けものが・・・

カリーナの顔の周りを飾る手作り苺大福!

これがすごくおいしくて、ケヴィンなんて「京都みたい〜!」と大絶賛(←ガイジンっておもしろいこと言いますね)。カリーナも初めて食べる大福が相当気に入ったようで、「明日のために」と2つを大切にラップに包む私に向かって、「モア〜モア〜」と叫び続けていました。とりあえず「ナナ(ケヴィンのママ)にあげようね〜」と嘘をついてその場を繕い、2つを大切に残しました。


実はもう1つかわいらしいお菓子をいただいていました。こちらは先月東京から遊びに来てくれた、古賀ちゃんからのお土産。これは香川県でお嫁さんが持って行くお菓子だそうで、おひなさまにも使われるそうです。口に入れると一瞬にして溶けてしまう軽いお菓子で、色がとてもきれいです。

ところで、先月「今年は全然雪が降らない」と書いた途端、週に2回ペースで雪が降るようになりました。私、地球温暖化を食い止める手助けをしたかも?

昨日は牡丹雪でした