2012年6月27日水曜日

災いの雷、救いの雨

今年は危険だなあ、とみんなが不安に思っていましたが、これ以上避けて通れない現実となりました。州内のあちこちで山火事です。

mikkoさんのブログでずっと情報が更新されていますが、コロラドスプリングスでは週末に始まった山火事が、昨日の風向きのせいで一気に住宅街に広がり、現在32000人が避難しています。ちなみに、この山火事の原因は現在調査中だそうです。

そして昨日の午後、ついにボールダーでも雷が乾燥した山に火事を発生させました。我が家のリビングルームのソファから見えた煙は、夕方には風向きが変わり焦げ臭い匂いを運んできました。私達が今貸している南ボールダーのタウンハウスは避難準備エリアに指定され、そのエリアに住む友人達はいざという時のために荷物をまとめて車に積んでいました。

大規模な停電の時もそうだったのですが、こういう時には必ずケヴィンは出張で、デンバー空港から飛び立った時に煙を見て山火事のことを知り、出張先の空港に着いた途端に慌てて電話をしてきました。私はまたもやカリーナと不安な夜を過ごしました。

普段は安らぎを与えてくれる我が家の近所のオープンスペースも、見方を変えると稲妻1つで大災害の舞台になりうるわけで、そう思うと今から大切なものはまとめておいた方がいいかもしれないと思い始めました。避難勧告が出てあっという間に荷物をまとめるなんて、私には到底無理な話です。パニック状態でカリーナとアシャを車に乗せる自分の姿が目に浮かびます。

最後に雨が降ったのはいつだったか覚えていないくらいカラカラ照りの日が続いていたのですが、これ以上のグッドタイミングはない、というタイミングで今日の午後夕立がありました。あんなに激しい雨を見るのは本当に久しぶりでした。雷も同時に鳴り、山の向こうに稲妻を見た時には血の気が引きましたが、この雨は救いの雨になったようです。南ボールダーの避難準備の勧告はその後取り消されました。

ボールダー市は今日、独立記念日の花火のキャンセルを決定しました。

この山火事を機に、今まであまり深く考えなかったことを真剣に考えるようになりました。人生はほんの一瞬にして変わってしまうかもしれない、ということです。

3 件のコメント:

  1. お友達のFBでボルダーの火事は大分落ち着いたと読んだけど・・・。
    彼女はキングスーパーからまっすぐあがったNCARの近くのタウンハウスに住んでいるんだよね。
    家の中のものを念のためすべて写真に撮ってるって言ってた。
    スプリングスの方は北西と読んだけどパパさんママさんのところは南東方面だから大丈夫かな?

    ケヴィンはそろそろ帰ってくるかな?
    引き続き気をつけてね。

    去年は独立記念日の花火見たんだよな~なんて思いながら・・今年は花火なしなんだね。

    早く火事が完全に消えてきれいな空気のボルダーに戻りますように。

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  2. C-ちゃん、お互いひやひやですね。
    ボルダーは雨がしっかり降ったのね。良かった!
    こっちは雨が地面に付く前にみんな水蒸気になって消えてしまう?って言われるほど少しだけ降りました。火事には何の助けにもならないどころか、風が発生して余計に悪いことになりかねない状態です。
    全く困ったもので、毎日アイリーンと電話で話しながら、ため息です。
    7月、8月が少し落ち着いてくれると良いですが。
    C-ちゃんもケヴィンが留守の間、大変ね。
    お互い気をつけていざっ!と言うときのために
    体力を蓄えましょう!(^^)b

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  3. Izuちゃん、

    お陰さまで、ボールダーの火事は大分落ち着き、避難していた人達も家に帰れたみたい。スプリングスの方は、上のmikkoさんのコメントの通りまだ大変そうだけど、おっしゃる通りケヴィンのパパママのところはかなり南なので問題ないみたいです。

    これが去年だったら、私達もかなりヒヤヒヤしただろうね。南ボールダーで火に一番近い住宅街は、たった1.5マイル先だった、って言っていたよ。


    mikkoさん、

    こちらは今日も雨がザーザー降りました。本当に救いの雨です。風が発生するという話、ちょうどケヴィンも言っていました。月曜日の火事を発生させたストームはまさにそんな感じで、全く雨を運んでこなかっただけでなく、雷で火事をスタートさせたという最悪なストームでした。

    これからも油断ができませんね。

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