2011年8月15日月曜日

カリーナをめぐる生活 – 生後5ヶ月(1)

引越の片付けも一段落した先週、カリーナは生後5ヶ月を迎えました。体重は生まれた時の2倍、身長は10cm以上伸びました。顔もふっくらしてこんなに変わりました。左は生後3週間の写真です。今やじっとしている写真を撮るのは困難な状態です。正面からカメラを向けると触りたがって、手が前に伸びてしまうのです。

行動もだんだん人間らしくなってきて、何にでも興味を示し反応も活発になってきました。特に音には敏感で、声や音のする方へすぐに向き直ります。ここ数日はアシャにも興味がでてきたようです。

↑以前は全く興味なし

私達がものを食べたり飲んだりするのもじっと見つめるようになったので、あともう少しで離乳食を始められそうです。

2週間前に試しに座らせてみると、フラフラしながらも座れることに気づきました。その翌日はもっとしっかりと、そしてその翌日は更にしっかり、という具合に日々どんどん安定感が出てきました。

しかし、まだまだばーんと後ろにひっくり返り、頭を強打する日々。

最近は自分でおしゃぶりを持てるようになったので、口の中に入れたり出したり。

バーバーアーアーウプー、とおしゃべりらしき発声をするようになり、嬉しい時は体全体で嬉しさを表現。くすぐった時にうきゃきゃと笑う声はかなり子供っぽくなってきました。

最近更に和風な顔になった気が、、、。

カリーナをめぐる生活 – 生後5ヶ月(2)

いろいろな人から「そろそろ一晩中寝るようになった?」とよく聞かれるのですが、それって一体何のこと?という感じで(涙)、今だに夜は数時間おきに泣いて起きるという状態です。しかも6週間前に寝返りを打って以来事態が悪化。夜中に寝返りを打ちそのまま元に戻れずに、うつぶせになって泣いていることが日常茶飯事となってしまいました。

懐かしいタウンハウスのベッドルーム

過去5ヶ月間で私が奇跡的に6時間ストレートで寝たのは2回だけ、それ以外はひどい時は1時間で起こされ、3時間連続で眠れたら幸せ、という状態が続いています。夜中に2回授乳し、平均睡眠時間が(合計)5時間程度で今まで病気にならなかったのはもちろん、どうして自分が普通に生きているのが不思議なくらいです。

ブリトー巻にしないと手足が動いて寝付けられない彼女

この子は昼間もあまり寝てくれず、1人で横たわると20分〜45分位しか寝てくれません。抱っこされた状態だと1時間〜1時間半程。最近は椅子に置くと起き上がろうとして危なっかしいし、ブランコでじっと座ってもいられなくなってしまいました。私から離れるとぐずるので私達はカンガルー状態になってしまい、家事がおろそかになるのはもちろん、ケヴィンが出張の時は私は3度の食事もままならず、気づくと「あれ、最後にトイレに行ったのは8時間前?」なんてこともある、究極の状況に陥ってしまいました。

うつ伏せでもポジションがいいとよく眠れるらしい

以前は「3ヶ月になったら楽になるだろう」「4ヶ月になったら、、、」と淡い期待を抱いていたのですが、今はもう諦めムード。長期戦を覚悟の日々です。

せめてもの救いは、とても社交的な性格の赤ちゃんになってきたということ。もうちょっとすると人見知りの時期がくるのでしょうが、今のところキャッキャとみんなに愛嬌を振りまき、道行く人に「まあかわいい〜。この子が泣く姿なんて想像がつかないわ」と言われるたびに私は心の中で「うぅ」と思っているのです。

しかし最近ふと気づいたのですが、2ヶ月程前からピタリと夜泣きがおさまりました。その頃は何をしてもカリーナが泣き止まない、ということが週に何度もあり、夕方から夜にかけての数時間を「恐怖のハッピーアワー(→ハッピーアワー:レストランでドリンクやフードが割引になるディナー前の時間帯)」と呼び、その時間帯を恐れていたものです。そう考えると、常に今大変に思えるけど、状況は良くなってきているのだなあ、とも思います。

2011年8月6日土曜日

Good-bye, townhouse!

7月23日に新しい家に引っ越しました。
結婚して約11年で思った以上に物が増えたのに加え、カリーナを抱えての引越は涙が出る程大変でした。23日の週はカリーナの4ヶ月検診があり、予防接種をした後に運悪く体調が崩れたり、おまけにアシャがキョーレツな下痢をするという事態に陥り、私のストレスレベルは急上昇。今思い出してもげんなりします。

7月8日の新しい家の引渡し前後にカリーナの面倒をみてくれた実家の母とケヴィンのママのお陰で、ものすごいスピードで荷造りと荷解きが同時に進みました。23日に家具を運ぶ前に、自分達で5、60個の荷造りが終わった箱をせっせと新居に運び込み、できるものはその場で荷解きし、とりあえず本番の引越後1週間で、友人達に「引っ越したばかりとは思えない」と感嘆される程大量の荷物は落ち着くべく場所に収まりました。

ケヴィンの方はというと、持ち前の行動力を大発揮。引渡し前からありとあらゆる業者に連絡を取り、まず前庭にあった瀕死状態の巨大な木を一本切り倒してもらい、家の周囲の不要な植木を取り除いてもらい、木と家に絡まった蔦を2週末かかって自力で全て取り除きました。そして歴史的建造物修復専門の人を呼んで、外壁の塗り直しと修復をし始め(現在も進行中)、次は家をエコフレンドリーにするために、家中の隙間をすべて埋めてもらい、必要なところに断熱材を入れました。そのお陰で家は一気に涼しくなり、回りっぱなしだったクーラーがほどんんど必要なくなりました(すごい!)。

そして昨日は、家中の冷風と温風が出る吹き出し口を全て掃除してもらい、これでひとまずプロジェクトが完了。そして彼は今週末から山のログキャビンプロジェクトに移るという相変わらずの超人ぶりです。

みんなに「一軒家に引っ越すのはうれしいでしょう」と言われつつ、小さいけれどもキッチン、バスルーム、クロゼット、枝垂桜と梨の木がある小さなフロントデッキ、夏の間は第二の居間になったバックデッキ、全てを自分の好みにデザインしたタウンハウスを去るのは思った以上に悲しいものでした。しかし翌週に荷物が出て空になった家に掃除のために戻った時、魂の抜けた家の中で「ここはもう過去の場所になったのだ」と思う自分がいたのでした。

人間こうやって前に向かって進んで行くのだなあ、と我ながら感心。タウンハウスは売らずに貸すことになりました。私達のようなアメリカ人と日本人のカップルに貸すので、枝垂桜を大切にしてもらえそうです。