一昨日舞い込んだEメールのお陰で、やっと南ア絡みのネタをはじめるきっかけを見つけました。
南アで一番最初に泊まった街、Franschhoek。ここはケープタウンの空港から約1時間東へ走った場所にある、ワインが有名で南アのグルメキャピタルとも言われているフレンチタウンです。 French Cornerという意味を持つこの街の起源は、300年以上前にワイン醸造技術を持った約200人のユグノーが、宗教の自由を求めてこの地に移住してきたことから始まるようです。そして現在この街に住むフランス人は4人。そのうちの2人が私達が泊まったB&Bを管理する、30代のカップルでした。たまたまこの仕事を見つけて南アに来たのは去年の10月だそうです。
これがそのB&B。素敵でした。
気持ちがいいテラスで朝食をいただいている時、前にある大きな木から白い布が垂れ下がっているのを見つけ、それが何のためにそこにあるのかを聞くと。。。
なんと、このためでした。
話を聞くと、そのB&Bで働くエミリーは若い頃からサーカスのメンバーで、2002年に日本でワールドカップが行われた時は日本巡業をし、指宿と横浜(と言っていたと思う)でショーをした後に東京に1週間滞在したそうです。その時たまたま東京在住のフランス人の友達を通じて知り合い、1週間お世話になった『都内で10部屋あるペントハウスに住み、働いている様子のない謎の日本人女性』の生活ぶりの話も興味深いものでした。
それはさておき、先日久しぶりに彼女がこの2枚の写真を添付してメールを送ってきてくれました。その時に実演してくれるといいつつ話をしているうちに時間がなくなり、後で見なかったことを後悔していた私に実際にどんなものかを見せたかったようです。うれしい!
彼女はこれをTripod(カメラの三脚と同じですね)と呼んでいるのですが、日本語での呼び名は何と言うのでしょうか。サーカスは何でもそうでしょうがこれも危険が常につきまとう演技なので、容易くは練習ができなかったそうですが、この三脚という新しい方式にに替えて以前より練習がしやすくなったそう。現在はB&Bの仕事をしつつ、こちらの仕事は独立してやっており、「特別な機会に、呼ばれたらどこでも演技します」と言っています。
それにしても、これをするために相当なワークアウトが必要ですね。なんとも美しい光景です。
次は彼女に連れて行ってもらったタウンシップの孤児院の話と南アの貧富の差の話をしたいと思います。