9.11テロ事件の翌日と、正反対の意味での「新しい世界」に突入したアメリカ。あまりにもうれしくて実感が湧かない、という人も少なくないのでは?
我が家はケヴィンが8月からオバマ・キャンペーンに深くかかわっていたので、やっとここにたどり着いたという感じ。昨夜9時に「オバマ氏確定」のニュースが流れた時は、いろいろな思いが頭の中をかけめぐり、この人が本当に大統領になるのだ、と感慨深いものがあった。
ブッシュ政権の8年間のツケと多大なる国民と世界の期待を肩にのせ、オバマ氏には今後様々なチャレンジが待ちうけていると思うが、このキャンペーンで確立したネットワークと草の根の底力を駆使して頑張ってもらいたい、と心から願うばかり。この国にもやっと変化が訪れるわけですね。それにしても、本当に長い8年間だった。 変化をもたらしたアメリカ人にもエールを送りたい。今回コロラド州も民主党に傾きました。
投票日当日、ケヴィンの仕事はこの地域の投票所になった高校の体育館の外で待機(アシャは私が連れて来ただけです、念のため)。問題対処係でありました。一日ほぼ平穏だったようだが、一人怒りまくったおじさんがいたとか。朝7時から夜7時までこの場にいたのだが、実際には朝5時起きでまず事務所に行き、いろいろな準備と夜は後片付けをする、と長い一日になった。今週と先週は毎晩事務所に詰めて仕事という生活の彼。週末はログ・キャビン作りだったので、ここ1ヶ月以上全く休みなし。 よく行きていると思います、ほんと。
前日に支給されたオバマ弁当。スティっカーやポスターになって、こんなにキマル大統領候補って、今までいた? この他に、地元の人がパスタやお菓子などを大量に作って投票所のボランティアに持ってきてくれたり、とさすがアメリカ人、こういうことに気がききます。
投票所を閉めてから、ボールダー地区のキャンペーンスタッフとボランティアが地元ホテルに集まって、開票の様子を見守った。予想以上に早い「確定」の第一報が流れ、みんなが歓声を上げた。
そしてその次の瞬間、人々の顔が涙顔に。
お疲れ様。頑張った甲斐がありました。
ケヴィンがしたためていた特別ビール。「チーフにエールを」
夜遅く家に帰って一瞬寝ようとしていたが、やっぱり今晩飲む、とこのアルコール度の高いビールを一人でチビチビ。結局、今日は溜まりに溜まった疲労と体に残ったアルコールと戦っていました。 お疲れ様。